TableauCloudからプライベートネットワークにあるデータソースに接続する(TableauBridge)
本記事はTableau Bridgeについての記事です。
このツールを使うことで、TableauCloudからプライベートネットワーク上にあるオンプレサーバーのデータソースに接続できない。という課題を解消することができます。
また、限定的な問題ではありますが、GoogleDriveやBOXなどのクラウドストレージに格納されているファイルはTableauCloudからはワイルドカードユニオンができません。しかし今回のTableauBridgeとGoogleFS・BOXDriveを組み合わせることで解消することができます。
1.TableauBridgeとは何か
TableauBridgeとは
TableauBridgeは、TableauCloudから直接アクセスできないデータソースに接続する際に使うツールです。
オンプレミスサーバーへの接続であったり、セキュリティ上の制約でTableauCloudから接続できないシーンが想定されます。
TableauBridgeの利用シーン例
・オンプレミスサーバーのデータベースに接続したい
・社内PCのローカルファイルを使って定期更新したい
・セキュリティ上、外部ネットワークからは接続できない仮想クラウド上のDBを使いたい
・GoogleDriveやBOXに格納しているファイルをワイルドカードユニオンしたい
2.TableauBridge利用手順
①ダウンロード~インストール
公式サイト(こちら)から最新のTableauBridgeをダウンロードします
ダウンロードしたEXEファイルを実行し、画面の通りにインストールを進めます
②TableauCloudへログイン
インストール後、自動でウィンドウが開いてログインを求められます
タスクバー右下の +° のようなアイコンをクリックし、ステータスが「接続済み」になっていればOKです
③TableauCloudからTableauBridgeに接続
TableauDesktopを開き、データソースに接続します
必要なテーブルを選択し、データソースのパプリッシュを行います。
パブリッシュが完了したら、TableauCloudのデータソースの画面から三点リーダーをクリックし、「Bridge(レガシー)スケジュール」を選択。
ローカルコンピューターの選択から端末を選択し、スケジュールを設定します。
これでBridgeの設定は完了です。
スケジュールした時間にコンピューターが対象のデータソースに接続可能な状態にあることが必要な点は要注意ですが、24h稼働のサーバーがあれば夜間バッチ処理も可能です。
以上がTableauBridgeの使い方でした。
オンプレサーバーが残っている環境であったり、クラウドネイティブな環境でもセキュリティの課題がある。みたいな方はぜひ試してみて下さい。