多ステについて思うこと
「多ステ」
アイドルを好きになって初めて知った言葉。
多ステとは…同タイトルのライブツアーに複数公演参戦すること。
それが今 推しの界隈で色々と言われている。
(推し:Number_i 岸くん)
私は基本的に一つのライブツアーがあったら、二回行けたら十分な人。
例えば、初日。
そしてラストに近いところでもう一回入れたらいいなと思うくらい。
そもそも、全ステを望まないタイプ。
もともとバンドが好きで、かれこれ32年Mr.Childrenを応援しているけれど、ミスチルのライブに全ステしたことなんてないし、多ステしたとしても3回くらいまで。アリーナツアーが終わり、次にドーム、スタジアムと移行した場合は話が別で、それぞれの箱で何回かは参戦するのだけど。
だって演出が変わるからね。選曲も変わるし、衣装もステージの規模も、大きい分派手になり、見る楽しみが増える。
過去に好きになってライブによく通っていたバンド、ユニットは数知れず。
ミスチル以外だと、レミオロメン、コブクロ、back number…
彼らのライブツアーはチケット問題で悩んだことがあまりない。
そもそもツアーの中で1回は当たるし、外れてもリセールが採用されていてチケットを譲り受けるチャンスがある。行けなくて苦しい思いをした記憶がない。
ところが、私の推しNumber_iは多ステする方が多く、同じ公演に連日入ったり昼夜入ったり。どうやって行けているのかは知らない。何口もFCに入っているのか、友人がたくさん居て誘ってもらえるのか…。
SNSで多ステした報告を見るたび、行けなかった民は傷つき荒れた気持ちをSNSに投稿。そしてその界隈は荒れてしまう、というような状況が続く。
そりゃそうだよね。皆行きたいもんね。
気持ちはわかる。だけど、そういう投稿を毎日見ていると気持ちが萎えるのも事実で。
みんな、推しをできる限り近くで、何回でも見たい。
それが本音なんだろうな。
だけどさ、行ったことのない人や今回当選しなかった人に少し枠を分けてあげてもいいと思う人はいないんだろうかね。
ミスチルファンは年齢層も高めだし、常識人が多いから、割と救済的なことがあって、連れて行ってもらえたり、リセールでチャンスが来たり、平和だったなとちょっと回顧する。
私が何故多ステを望まないかというと…
「推しに会いたい」という気持ちはもちろんあるけれど、会うのは1度会えば、一応満足するじゃないですか。私はどっちかというと、ステージを楽しみたい人で、アーティストが作ったライブ全体を体感し、構成、演出や照明や、全体のステージングを楽しみたいタイプ。
1回目は推し本人の姿を楽しみ、ライブ全体の雰囲気を楽しむ。
2回目~3回目は、凝った部分や細かな演出を楽しみ、最初に見たときに
「んん!これは!」と思ったところの答え合わせをする。
アーティストが込めた思いや、拘りを感じ取って、唸りたいし、感激したいし、噛み締めたい。
連続で行くと噛み締めている時間が無くてそれが出来ないのよね。私の性格的に、ですが。
正直全く同じステージを何回も何回も見ると飽きっぽい私は、どこか醒めた目で見ちゃうところもある。いや、会えるに越したことはないし、幸せなんだけど、もう一人の自分がどこか冷静に見てしまうというか…。
だから、2回行ければ十分。
自分が多ステしまくるくらいなら、行けてない人に行ってほしい。
多ステ問題、今Xでいろいろ言われていますが、ほかのNumber_i担はどう思うんだろう…?
全員に平等に、というのは無理があると思うし、難しい話だけれど、できるだけ荒れないようにチケットがみんなに行き届くといいな。
Number_iの素晴らしさをできるだけ多くの人が自分の目で見れるように。
TOBEがそういう計らいをしてくれたら、ありがたいなと思いますね。
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