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コーヒーが好きすぎて、note社の面接日にnoteオフィスでコーヒーを淹れまくった話。(そして、入社後もオフィスでコーヒーを淹れている話)
今年の10月にエンジニアとしてnoteにジョインした濱田裕太と申します。
私はコーヒーが好きです。そして何よりも、美味しいコーヒーを通じて色々な人たちが繋がり、色々なことを共有できる時間・空間・雰囲気といった感覚が大好きです。
そんなことを出社時のオフィスでも実現できたら素敵だなーと思い、気が付いたらnote社の選考で「面接当日はnote社オフィスにお邪魔して、出社している社員にコーヒーを振る舞っても良いでしょうか?」という提案をしていました。
note社はそんな提案を快く受け入れて頂き、note入社後も私はオフィス出社時にコーヒーを淹れています。
※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2024の23日目の記事です。
1. なぜコーヒーが好きなのか
1-1. コーヒーは「美味しい果実の飲み物」だと気付いたから
私がコーヒーの美味しさと楽しさに目覚めたのは、2021年頃のコロナ禍がキッカケです。昔から缶コーヒーやペットボトルコーヒーは飲んでいましたが、リモートワーク続きで会社の人とも直接会えず、味気のない日々を過ごしていました。
そんな中、近所で見つけた自家焙煎店のコーヒー豆を家で淹れたら、まるで「100%生搾りジュース」のような美味しさでした。そのときにコーヒーは「果実の飲み物」なのだと気付き、そこから色々なコーヒー豆を家で楽しむようになりました。
1-2. コーヒーは「コミュニケーションツール」にもなるから
コロナが落ち着いてきて出社もできるようになった頃、私はオフィスでもコーヒーを淹れるようになりました。最初は休憩時間に一人で楽しんでいましたが、そのうち他社員ともコーヒーをシェアするようになりました。
次第に、普段は会わない部署や職種の人同士が集まり、お互いの近況報告や仕事のアイデアなどを話すようになりました。さらには「濱田さんのコーヒーが飲めるなら今日は私も出社しようかな…」という人も。そのような体験からコーヒーは「コミュニケーションツール」にもなるのだと気付き、転職時には「そんなことを次の会社でも実現できたら素敵だな」と思うようになりました。
2. note一次面接までの準備
2-1. オフィススペースの事前調査
そもそもの話として、note社オフィスにコーヒーを淹れられそうなスペースがあるのか。それを把握するため、note社のオフィススペースをWeb調査しました。
その結果、占有フロアに素敵スペースを発見しました。ここでいい感じにコーヒーを淹れられそうです。
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2-2. 「コーヒー豆」の準備
note社オフィスでコーヒーを淹れられることが分かったので、次は当日に振る舞うコーヒー豆をどうするか?に頭を悩ませました。
フルーティーな浅煎りコーヒーを受け入れてくれるであろう人もいれば、苦みの強い深煎りコーヒーが好きな人もいる。個性的な風味のコーヒーを面白く思ってくれる人もいれば、伝統的な風味が好みの人もいる。
そんなことを考えた結果、以下5種類のコーヒー豆を準備しました。
(1) バランス系: BLUE TOKAI COFFEE - インド・マドゥ・アグロ・ナチュラル
上質な中煎りのコーヒー豆。豆を細か目に挽いて湯温を高く淹れれば苦味を強くできるし、粗目に挽いて湯温を下げればフルーティーでスッキリしたコーヒーにもできます。
(2) / (3) フルーティー系: LIGHT UP COFFEE - ブルンジ・ニャギシル・ナチュラル / ウオッシュト
同じ生産地の同じ豆を異なる方法で生成したもの。「ナチュラル」は赤ブドウ・オレンジ・イチゴチョコといった赤い果実の印象で、「ウォッシュト」は八朔・甘夏・白葡萄といった果実を想起させます。
(4) スッキリ紅茶系: GLITCH COFFEE & ROSTERS - エチオピア・グジ・ウラガ・ウォッシュト
レモン・オレンジといった柑橘系の酸味とフローラルで上品な香りのする「果実紅茶」のような味わい。苦味は一切なく、コーヒーが苦手な方もこれなら飲めることが多いです。
(5) 個性が強い系: BLUE TOKAI COFFEE - インド・パイソンバレー・ジャックブラック・ナチュラル
コーヒーの実にジャックフルーツという果物のエキスと地元産の酵母を漬け込んで発酵させた、特殊な生成方法のコーヒー豆。トロピカルフルーツのガムを噛んでいるような不思議な余韻が残ります。
2-3. 「コーヒー抽出器具」の準備
当日に振る舞うコーヒー豆が決まったので、あとは当日オフィスで使うコーヒー抽出器具の準備です。
これは自宅で使っているコーヒー器具一式をトートバッグに詰め込むだけの作業です。
![](https://assets.st-note.com/img/1734956336-az3vsnqbAcl9O1FRGE6HdZeS.jpg?width=1200)
以下、参考のために、私が愛用しているコーヒー抽出器具を6つ紹介します。
(1) コーヒーケトル: 山善 - 電気ケトル
お湯の温度を50~100℃の間で1℃単位で設定&保温できるスグレモノです。沸き時間も速く細口で注ぎやすいので、個人的にはコーヒー以外でも色々と重宝しています。
(2) コーヒースケール: TIMEMORE - BLACK MIRROR basic+
「キッチンスケール」と「キッチンタイマー」が合体したようなアイテムです。コーヒー抽出では「XXグラムのお湯をYY秒で注ぐ」といった使い方をします。他には調味料の重さを測ったり、煮込み / 炒めの時間を測ったりなど、料理でも重宝しています。
(3) コーヒーミル: TIMEMORE - C2
スレンテス製の鋭利な刃で、固いコーヒー豆もスルスルと挽くことができます。コーヒー豆を「擦り潰す」でなく「切れ味の良い包丁でスパッと切る」ような感覚で、美味しいコーヒーを堪能できます。
(4) コーヒードリッパー: HARIO - V60 01 (1~2杯用)
いわゆる「円錐形ドリッパー」の代名詞です。スーパーマーケットでも取り扱っていることが多く、価格も安価で入手しやすい製品です。
(5) コーヒーフィルター: CAFEC - アバカフィルター (1杯用)
「アバカ」という麻由来の植物により、紙特有の匂いがあまりなくクリアな味わいのコーヒーを抽出できます。スーパーマーケットでは殆ど扱われていないですが、個人的にはオススメのペーパーフィルターです。
(6) コーヒーサーバー: 曙産業 - ブラックストロン 400
「トライタン」という人体・環境に優しい樹脂素材で作られているコーヒーサーバーです。落としても割れず、電子レンジや食洗機にも対応しているため、コーヒー以外の用途でも重宝しています。
3. note一次面接日
3-1. 面接前のコーヒータイム
一次面接当日は面接前の約3時間、note社オフィスでのコーヒータイム時間を設けて頂きました。その当日はnote社人事の計らいで経営会議がある日を選んで頂いたこともあり、役員の方や色々な職種の方々とお話しすることができました。
CFOの鹿島さんは、美味しいドーナツを差し入れてくださいました。他にはクッキーを持ち込んで頂いた方も。お菓子に合わせて色々なコーヒーを淹れながら、エンジニア・デザイナー・ディレクターなど様々な職種の方々とお話しができ、楽しい時間を過ごしました。
個人的なハイライトは、CDOの宇野さんに同じコーヒー豆を93℃と89℃とで淹れ分けたときの「なにこれ、全然違う!」という反応でした。コーヒーは淹れる温度で全然違う味わいになります。そのことを共有できた瞬間は、とても嬉しかったです。
3-2. そして面接へ
一次面接では、3時間近く共にコーヒータイムを楽しんだ方が実はnote社のCTOで、その方と人事責任者の2on1形式で、note社の課題・展望やそれを実現するための打ち手などについてディスカッションを行いました。
個人的にこの時間は、採用面接というよりは既に一緒に働いている仲間と社内ディスカッションをしているような感覚で、あっという間の1時間でした。
3-3. 結果通知とその後
後日、人事担当の方から一次面接通過の連絡を頂きました。連絡が来るまでは「ヘンな人だと思われて落とされたらどうしよう…」とドキドキしていたので、通過連絡を頂いた瞬間は思わず「ガッツポーズ」をしました。
そして次が「最終面接」ということで、なぜか当初予定よりも面接回数が一回減りました。理由は今でも分かりませんが、もしかしたら一次面接前のコーヒータイムに二次面接予定の方がいて、その方とのコミュニケーションで「二次面接はスキップで良かろう」などと判断して頂いたのかも知れません。
最終面接では事業責任者&プロダクト責任者との2on1で、note社の今とこれからについてディスカッションを行いました。その後内定を頂き、CEO加藤さんとの会食 を経てnote入社を決めました。
4. noteに入社してから
note入社後はコーヒー器具一式をオフィスに置かせて頂き、今は出社時にお気に入りのコーヒー豆を持参して当日出社しているメンバーにコーヒーを振る舞うなど、コミュニケーションを楽しんでいます。
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noteの中でも、「コーヒーを社内で淹れる人」という認知が少しずつ広まってきている気がします。
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これからもコーヒーを通じて、社内の色々な方々と交流やコミュニケーションをしていきたいと思っています。
以上、コーヒーが好きすぎてnote社の面接日にnoteオフィスでコーヒーを淹れまくった話、そして入社後もオフィスでコーヒーを淹れている話について書きました。
noteのみなさま、出社した際に私がオフィスでコーヒーを淹れているときは、遠慮なく声をかけてください。そしてnoteに興味がある方は、ぜひいちど美味しいコーヒーを飲みながらお話しでもしましょう!