手放す技術を身につけよう!ミニマリズム思考(心理編)
※8月23日に大幅に記事を改訂しました。
・断つ
・捨てる
・離れる
これは有名な断捨離の語源です。でもなんか怖くないですか?僕が最初片付けに目覚めた時はすごく怖い言葉なのかなって思いました。
絶対に実行しないとダメでしょ?!みたいな圧力があったのを覚えています。ただこの言葉のおかげで人生変わったんですけどね(笑)
たぶんこの記事を読んでくれているあなたも”捨てるのが怖い”のではないかな?と思っています。
僕も10年前はそうでした。
捨てたら、困らないだろうか?
とか
これが無くなったら不便じゃないか?
とか
思い出が詰まってる
とか
怖い、ネガティブな方にばかり考えて全然片付けが進まなかったのを覚えています。
でも大丈夫です!
ぼくのようなソフトゴミ屋敷に住んでた人間でも、今はシンプリストとしてきちんと豊かな生活をできています。
手放すときの怖い感情は誰にだってあります。
あなただけじゃありません。
一歩ずつでいいんです。ゆっくりと手放すちょっとの勇気とコツを手に入れて、一緒にシンプルライフを手に入れましょう!
”捨てることは悪いこと”の教育
ぼくは、今では家族からステマと呼ばれています。
ちなみにステマとはステルスマーケティングではなく”捨てまくる悪魔”という意味です(笑)
さて話を戻しましょう。人は捨てるときなんで怖いのかというと「捨てることは悪いことと認識しているから」だとぼくは思います。小さい時にあなたはお母さんやお父さんから言われた記憶はないですか?
捨てることは悪いことだ。
まだ使えるのに捨てるなんて。
食べ物を残すなんて目が潰れる
これは幼いころに言われた潜在意識の中で「捨てることは悪いこと」と脳が認識してしまっているんです。
僕の家もソフトゴミ屋敷だったので分かりますが、両親は僕にモノを買うこと、手に入れることは教えてくれても、捨てることは教えてくれませんでした。
手に入れることはいいことで、捨てることは悪いこと。
この潜在的に潜んだ悪魔を取り出さないといつまで経ってもお家は汚いままになってしまう。
「でも捨てられないから困っている」
そうですよね、ぼくも本を読んでも最初は全然駄目でした。
何から捨てる
どこから捨てる
そもそも捨てるって何?
もう全然わからないんですよね。例えば学校のテストだと「ここ試験に出るから抑えておけば点数取れるぞー」なんて教えてくれた先生はたくさんいました。
優しいですよね。
でも片付けって千差万別で「○○メソッド」とか「○○で魔法のように片付く」とか合う人と合わない人が必ず出てきます。
こんまりさんことこんどうまりえさんの「ときめく」というワードを僕はキラーワードだと思いました。
しかし
ときめく?何それ?ときめくって何?って人ももちろんいます。
基準が曖昧だからこそ、全てのメソッドが通用するわけじゃないんです。
そうは言っても、人を呼びたいなって思う時だってありますよね。好きな人が遊びにくることも…。せっかくの休日に慌てて半日とか1日とかかけてクローゼットや押入れ、収納スペースにモノを押しこんで、なんとか人を呼べる状態にする…。
忙しくて疲れて帰ってきたあなたにとって平日に片付けなんて苦痛すぎますよね。めちゃくちゃ分かります。もうメイクを落とすのもめんどくさい。TVつけてコンタクト外して、ゴミ箱に投げ入れてメガネに変えてゴロゴロしたいですよね。って僕は男ですが…(笑)
そこで僕から提案があります。
小さな一歩だけ踏み出す。
今、目の前に絶対的なゴミはありませんか?メイクを落としたコットンとか、付けまつ毛とか、ポテチの食べかすとか。飲みかけのペットボトルとか、紙パックのジュース。飲み終わった缶チューの空き缶。本当になんでもいいんです。それを一つとってゴミ箱に捨ててみて下さい。
どうです?
捨てられましたか?
今日は一つゴミを捨てられましたね。すごいです!明日もひとつ捨ててみましょう。
こんなんじゃいつまで経っても片付かない!って思いました?
でも大丈夫です。
捨てるクセを作るには少し時間がかかります。憧れのあの部屋になるには、まずは小さな小さな”捨てるクセ”から始めてみましょう。
僕の大好きな名著「小さな習慣」の著者スティーブンガイズさんは「1日腕立て1回チャレンジ」という課題を自分に与えて毎日繰り返しました。時には10回とか、気が向かない日は1回とか。雨の日も風の日も風邪の日も(笑)毎日頑張って続けていくうちにスティーブンさんはなんとジム通いを習慣化できたんです!そして健康なカラダを手にいれました。
すごいですよね。
片付けも一緒で本当に小さな習慣から作ればいいんです。焦らないで。ゆっくり片付け癖をつけていけば必ず”憧れのあの人のお部屋”になれますよ。
疲れて帰ってきて何もしたくない時でも、たったひとつのゴミを捨てるだけであなたの世界はどんどん変わっていきます。
そこでぼくからもう一つ提案があります。
それは。
一つでもゴミを捨てられたら、自分に小さなプレゼントをしてあげましょう。ひとつ捨てられた記念です。例えば、ベットでゴロゴロするご褒美とか、チョコをひとつ食べるとか、缶チューをぷしゅっとあけてぐびぐび飲むとか。なんでもいいんです。あなたらしい小さなご褒美を自分にあげて下さい。
だって満員電車、もしくはリモートワークで疲れたカラダにさらに無理をさせるわけですから(たとえゴミ一個でもです!)優しくしてあげて下さい。そうすると不思議と次の日も「よーし!今日も一つ捨てよう!」と”捨てパワー”がついてエネルギーがみなぎってきます。
何日かしたら「今日は二つ捨てにチャレンジ!」そのくらいの気持ちでいいんです。いきなりミニマリストになろうとか、シンプリストになろうとすると、ココロもカラダも疲れてしまって「あぁ。なんでできないんだろう」「わたしってだめなのかな?」と自分を責めてしまいます。
でも大丈夫!あなたにはできます!
僕もソフトゴミ屋敷時代は本当に苦労しました。家族全員が捨てられない。ゴミすらも「もったいない」くらいの考えの持ち主たちでした。
特にキッチンはひどくて、ゴミ溜めになったキッチンの鍋の中には腐って真っ白になったカレーと三角コーナーで腐敗した食べ物。まだまだありますが、だいたい想像できました?(笑)
そこで僕も「1日のルール」を決めてキッチンの一括りだけを掃除すると決めて、捨てと掃除を繰り返しました。「今日は鍋を洗う」とか「今日は三角コーナーを捨てる」とか。そして1週間後。
キッチンはピカピカになりました。
小さくていいんです。小さく小さく続けること。これが一番大事です。お家から要らないものが無くなったら、今度はあなたの好きなように家具を揃えて、あの憧れのあの人のようなお家に住めばいいのです。その頃にはあなたはシンプリストに生まれ変わっていて、ゴミを一つずつ捨てていた自分が想像できなくなっているはず。
好きなモノだけに囲まれて生活することでライフスタイルが180度変わります。いつの間にか丁寧な暮らしになっていて周りの人から見るとあなたが”憧れのあの人”になれているんです。
まとめ
ぼくもモノを捨てられなかった時、自分を責めていました。
みんなができることができない。
憧れのあの雑誌のような部屋になれない。
友達も呼べない。
でも”小さな成功体験”が僕を少しずつ前に前に進めてくれました。今までは絶対に無理だろうと思っていたキッチンがみるみるキレイになっていくんです。見えなかったシンクが見えるようになり、ガスコンロが姿を現し、シンク下の収納スペースがついに使えるようになった。このキッチンを片付けた経験が僕の人生を180度変えました。
そして家族の人生までも180度変えてくれました。
今まで実家に帰るのが苦痛だったのに、2週間に一回は帰ってみんなでお家ランチを楽しみます。カフェミュージックを流しながら、コーヒーを飲むひととき。
テーブルには人数分のコーヒーしか置きません。まっさらなテーブルを囲んでの団欒の時間は最高です。
これはぼくだけでなく、誰にでも手に入れられる時間です。
ぼくは記事を書き続けるつもりです。一人でもお家が最高のひと時を過ごす場所になれるように。お片付けが少しでもうまくいくように。インテリアが好きになるように。よかったらまた遊びにきて下さい。
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