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Blender初心者を卒業するには「いつも見てるアレ」をCGでつくるのがオススメな理由
これまで3DCGは専門家が使うものでしたが、ここ数年は趣味で始める方も増えているのではないでしょうか?
特にBlenderは無料で始められる上に、初心者向けのチュートリアルが多くて、初心者でも始めやすい条件が整っています。
SNS上でもBlenderを使った作品が流れてきて、それをきっかけに始めてみた人も多いのではないでしょうか?
かくいう私もSNSで知ったBlenderを始めたことがきっかけで、今ではCGを活かした仕事をしています。
しかし、SNSを見ていると、チュートリアルでつくった作品をいくつか上げたあと、ぱったり更新が途絶えてしまう場面を見かけます。
Blenderをつかってある程度何かを作れるようになっても、ステップアップのために、次は何をしたらいいかわからない方が多いのではないでしょうか?
そんな人には
インテリアをCGでつくる
ことを強くおすすめします。
なぜかって?
それは、インテリアのCGイメージは、その他のCGでできることに比べて圧倒的に簡単なのに、成果が出やすいからです。
CGでできることと言えば、アニメーションやVFX、ちょっと変わり種だと3Dプリントなどが思い浮かぶと思います。
しかし、数日前までCGを触ったことが無かった人が、突然フル3DCGの映像やVFX(実写合成)の作品がつくれると思いますか?
少なくともCGを学習したての当時私には無理です。
でもインテリアのCGであれば、初心者用のチュートリアルをやっただけの知識でもあっと驚くものをつくることができるのです。
インテリアのCGはなぜ簡単なの?
と、言われても、なぜ簡単なのかはイメージしにくいかもしれませんね。
初心者用のチュートリアルの知識の範囲内でできるのはもちろんですが、さらに付け加えると・・・
ふだんから見慣れている分、完成形をイメージしやすい
壁や家具など、作成するモデルの形状がシンプルでつくりやすい
キャラを動かしたり実写合成したりなどの複雑な設定は必要ない
基本は静止画なのでカメラに映るものだけつくれば3Dモデル上破綻していても問題が起こりにくい
インテリアのシーンをつくるチュートリアルはたくさんあるので困ったときの助け舟がある
など、挙げ始めればキリがないくらい簡単な理由が出てきます。
インテリアのCGがつくれることで得られるメリット
はけっこう実用的です。
自宅の模様替えのシミュレーションができる
静止画をつくるので自動的に写真のスキルも上がる
建築業界や不動産業界で需要があるので、うまくつくれれば高単価な副業にもつながる
どうでしょうか?
そろそろ作りたくなってきたのではないでしょうか?
インテリアのCGとはどんなもの?
と、ここまで読んだ方は思われたことでしょう。
では私がつくった作品たちを紹介します。
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おいおい、こんなの初心者のスキルで作れるわけねーだろ!?
と、思うかもしれませんが、これらはすべて初心者用のチュートリアルの内容ができれば作れるものたちです。
もちろんプロとして画作りをする上での工夫や配慮はしていますが、3DCGのスキルセットとしては世の中にある初心者用のチュートリアルで賄える範疇です。
どうです?
これらが初心者用チュートリアルで見た内容だけで作れると思ったらワクワクしませんか?
ここまでのクオリティでつくれれば仕事としてやっていくことも十分に可能です。
じゃあ、どうやってつくるの?と思われた方は、以前の記事で建築CGをつくる際の私のワークフローを紹介しているので、こちらの記事も読んでみてください。
そのほかにも英語のチュートリアルになりますが、Architecture Topicsさんの動画ではゼロからステップバイステップでつくり方を紹介してくれています。
解説は英語ですが、操作画面が見られるので、翻訳機能を使えばじゅうぶん見られると思います。
この方は空間のモデリングから、ちょっとした小技まで、様々なチュートリアルを挙げてくれているので、チェックしておくと良いと思います。
最後になりますが
インテリアのCGはCGを学び始めた人にとっては決して難しいものではないので、騙されたと思って挑戦してみてください。
どんどん上がる自分のクオリティに勇気づけられて、ステップアップしていけると思います。
せっかく始めた3DCGなので、楽しんで続けられることを願います!
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