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3DCG用のパソコン選びはここを見ろ!その① -OSと筐体、おすすめは◯◯PC!!-

これまでの記事で3DCGソフトであるBlenderをおすすめしてきました。
中には記事を読んでいただき、Blenderに興味を持って頂いた方もいらっしゃるかもしれません。
Blender自体はオープンソースなので無料で使用できますが、大前提としてパソコンが必要です。
おまけに、3DCGソフトなのでWordやExcelなどの一般的なソフトウェアに比べて複雑な処理を行うため、快適に操作したいと思われるのであればパソコン本体に関してはそれなりのものを用意する必要があります。

3DCGをやっていると多くの方に
3DCGをやるにはどんなパソコン使ったらよいですか?
という質問をいただきます。

結論から言うとゲーミングPCであれば間違いないです。

ですが、結論だけ聞いても何を買えばいいかわからないと思います。
なぜゲーミングPCが良いのか、今回の記事ではパソコン選びの大前提となる

  • WindowsなのかMacなのか

  • ノートパソコンなのかデスクトップなのか

について解説しながら説明したいと思います。

次回の記事では更に掘り下げて、具体的にどこを見て選べばよいのかを紹介しますので合わせて読んでもらえると嬉しいです。

PCの選び方は他の人の記事でもたくさんあると思いますが、3DCGに特化した視点で、私なりの意見も交えながら、書いてみたいと思います。

Windows or Mac

WindowsなのかMacなのかという問題は永遠についてまわる問題です。
これらはOS(オペレーションシステム)といって、コンピューターを動かすための基本となるソフトで、操作やアプリの動作を司ります。

結論から言うと、3DCGをやるという明確な目的に絞るのであれば、以下の理由からWidowsに軍配が上がります

  • 3DCGの描画性能はWindowsの方が高い

  • 同価格帯の製品で比べるとWindowsの方が性能が高い

  • ソフトウェアによってはMacで使用できないものもある

簡単に解説していきます。

3DCGの描画性能はWindowsの方が高い

3DCGの描画性能はグラフィックボード(GPU)と呼ばれるパーツに依存します。
Windowsは最近何かと有名なNVIDIAのGPUが使用できます。
主なCGソフトはこのNVIDIA社製のGPUに最適化されているため、必然的にWindowsの方が描画性能が高くなります。

同価格帯の製品を比べるとWindowsの方が性能が高い

例えば同じ20万円のパソコンでも、スペックだけで見ればWindows機の方が性能が高いものが購入できます。
少しでも性能が良いものを買おうとするならば、Windowsを選んだ方が有利です。

ソフトウェアによってはMacで使用できないものもある

幸いBlenderはMacでも使用することができますが、3dsMAXやLUMIONなど、Windowsでないと使用できないソフトウェアがあります。
近年はMacでもWindowsでもどちらでも使えるソフトウェアは増えてきましたが、まだまだWindowsのみの製品もあるのが実情です。

ここまで読まれた方は3DCGに関してはWindowsの方が有利なのは伝わったと思います。

もちろん、Macが非常に優れたパソコンであることは間違いないです。
特にだれでも直感的に使用できるインターフェイスはWindowsには無い魅力です。

私は3DCGをやっていなかった学生時代にMacを使用していました。
パソコンに不慣れな当時でも、不自由なく使うことができたので、とても良いパソコンだと思います。
加えて、PhotoshopやIllustratorなど、Adobeのソフトウェアに関してはMacの方がWindowsに比べてめちゃくちゃ快適に使用できます。
Blenderに限って言えばMacでも十分に快適に使用できるので、あとは好き嫌いの問題です。

私の場合は仕事でのクオリティを確保するべく、性能面を優先しているのでWindowsを選んでいる、という感じです。


ノート or デスクトップ

パソコンを買おうと思ったとき、おそらく多くの方がノートパソコンの購入を考えると思います。
これはライフスタイルによるので、どちらにしなければならないというものではありません。
ただ、どちらを選ぶにせよ、ノートパソコンとデスクトップパソコンの違いを理解した上で購入される方が後悔は少なくなると思います。

ノートパソコンとデスクトップパソコンの最大の違いは言わずもがな持ち運べるか否かです。
ただ、持ち運べるようにするために両者では大きな違いがあります。
それは性能の違いです。

同価格帯であればノートよりもデスクトップの方が性能が高いです。
パソコンの性能は供給できる電力と溜まった熱を逃がす冷却性能に依存します。
つまり

  • 供給できる電力が大きいほど高い性能が出せる

  • 熱を逃がしやすいほど高い性能が出せる

のです。
ノートパソコンはバッテリーでも動くよう消費電力を抑えていますし、筐体が小さい分、排熱スペースが限られるので冷却性能が高くありません。
"持ち運べる"という機能を得るために性能が押さえられているのです。

また、ノートパソコンは小さい筐体にあらゆる機能を詰め込むため、設計コストがデスクトップに比べて高くなります。
そのため、性能に対して価格が高くなる傾向にあるのです。

上記のような違いがあるため、私のように仕事でゴリゴリCGを扱うのであればデスクトップ一択になります。


3DCGをやるならゲーミングPCがおすすめ

3DCGをやるパソコンには一定以上の性能が必要になります。
ここまで読んだあなたなら、もうパソコン選びのポイントを掴んでますよね?
要するに

  • OSはWindowsで

  • 優れたグラフィックボード(GPU)を積んでいる

パソコンであれば良いのです。
その両方を満たすのがゲーミングPCというわけです。

ゲーミングPCの中にもノートパソコンもあればデスクトップパソコンもあります。
これらは性能差があるという前提で、購入者のライフスタイルに合わせて選択してもらえば良いと思います。

とはいえ、ひとえにゲーミングPCといっても世の中にたくさんあります。
そこで、次の記事ではゲーミングPCを選ぶ際に、どこを見て選べば良いか解説したいと思います。
少しでもパソコンについての理解が深まれば幸いです!

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堀江優太|Yuta Horie
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