アルビレックス新潟の2022シーズン全73ゴールの「ボールを保持してから得点に至るまでのパス」を数えてみた
6年ぶりのJ1の舞台に戻ることが決定したアルビレックス新潟。積み上げてきたこのフットボールがJ1でどこまで通用するのか、楽しみと不安とが半々な気持ちで過ごしています。
シーズン当初は数試合苦しんだものの、昨シーズンと比較してもチームのボールを保持することに加えて、攻撃のアイデアが増えているように見えました。何より選手が楽しそうだったしね!そこで1シーズン通してゴールシーンに着目して、そこに至るまでのパスを数えてみることにしたのです。
それにしても毎試合複数得点するもんだから集計大変だったw
「ボールを保持してから得点に至るまでのパス」を数えてみた
データ分析のプロでもなんでもないので、こんな見方もあるよね、くらいに見ていただけたらと思います、です。
まずは、ゴールシーンのボールを保持してからのパスを一覧にしました。
パスが通ったかどうかは、リフレクションがあったり曖昧なところがあったのですが、パスの意図通りに通ったかどうかで主観的に判断してます。
また、クリアボールなどを拾ってからのゴールは、ボールを拾った時点からの集計です。
最大パス数は61ゴール目、琉球戦の2点目の25本のパスを繋いだ末のゴール。
ハイライトでは切り取られてしまっていますが、ピッチを広く使って狙い所を絞らせず、縦パスが入った瞬間の反転、連動!見てて気持ちいい〜
そのほかにも、奪ってから少ない人数でのゴール。最終ラインとボランチの繋ぎで、相手の隙を探しつつ、崩し切ったゴール。前からのプレスで奪ってショートカウンターでのゴール。しっかり詰めていてこぼれ球から奪えたゴール。セットプレーでのゴール…
などなど、ゴールのバリエーションが豊かで、バランスよくどんな方法でも点が取れるチームだったんだなと、改めて確認できました。
パスワークを可視化してみる
続きまして、上記のパスを円の中でつなぎ直してみます。以下の動画のように、パスを円の中で重ねていくと….
え???すごくない?!試合に出ていないキーパー以外は、全員ゴールまでのパスに関与していたことがわかりました。
このパスワークの図が完成したときに変な声が出ちゃったw
試合に出れない選手がいるというのはチームとして仕方のないことだと思っていました。しかし、今シーズンのチームは、フィールドプレーヤー全員がゴールに間接的に関わっていたということになります。全員が活きる起用を目指した松橋監督、恐るべし…
アシストとゴールランキングを線でつないでみる
もう少し深ぼってみます。今度は、アシストした選手に注目して、誰から誰のパスがゴールに繋がっているのかを見てみたいと思います。いわゆるホットラインってやつ。
ホットライン、ありませんw
2本以上のコンビを白くしてみました。
18人がアシスト、20人がゴールを決めているという、誰から誰とか関係なく決められるということがわかりました。そりゃ強いわ。
あと、毎試合悔しそうな顔をしていたクール太郎 伊藤涼太郎選手に文句を言いたい!納得いっていない表情の印象のほうが多いからそこまで結果出てないんだと思ってたけど、直接19点に関わってるじゃん!
ただ、それだけまだまだ上を目指しているということですね。J1で輝く涼太郎、期待してます!
毎試合データを追加する度に変わっていく図の形にワクワクしながら、幸せなシーズンを過ごすことができました。アルビレックスありがとう!!!
他にもデータから気づいたことがあったら教えてください。それでは、来シーズンを心待ちに、良いオフシーズンをお過ごしくださいませ。
ps1:ひたすらパスを数える行為は面倒なことに変わりないんだけど、絶対にゴールが決まるので幸せな気持ちになります。仕事で少しメンタルきつい時期にやってたら心に平和が訪れました。ゴールシーンセラピーわりとありだと思うw
ps2:今後もフットボール × p5.jsの組み合わせでもっと面白い表現を目指したいなぁと思ってます。
https://twitter.com/yuta_0_p5
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