不安や恐怖や戸惑いは告知されてしばらくたってから訪れました
そうそう、胸腔ドレーンという処置で入院している最中に、
主治医から、あなたは肺腺癌です、それも進行形のと告知され、、、
そのときは、なんというか、あまりにも突然すぎて、
全然自分事として考えられず、(それまであまりにも元気すぎたせいもあり)
それに退院するまで管が体につながっていて、
そっちの方に気をとられていたということも大きく、
家族も毎日来てくれるし、ご飯も食べれるし、夜は眠れるし、
管がつながっているとはいえ、個室で好きなように過ごせるし、
のほほーーん、とした感じで退院しました。
それで、、、最初は家に帰れて、管をとったところで、
すっかり弱ってしまった体力が戻るのをじわじわ感じながら、
家のことを少しずつやりはじめる喜びにひたってたんです。
優しい夫がたいていの家事はやってくれてましたが、
やっぱり自分がやってたようにやりたい気持ちはありますからね。
10日間も入院していたため、特に足の太ももの筋肉が
すっかり削げ落ちていて、鏡にうつして驚愕するくらいでしたが、
3日目にはもう早朝散歩にでかけてましたし、
やっぱり体力も筋肉も戻ってくるんですよね。
それで何日かした頃、家族や身内にしか打ち明けていないせいか、
なんかすごい閉塞感みたいなのを感じた覚えがあって、
私はかなり社交的な性格をしていて、
人付き合いも多かったのに、
いざ、こんな病気になると、いったい誰にどこまで話したらいいのか、
それではじめて、すごく悩んだ気がします。
家ではじめて一人で泣いたら、ちょっとすっきりして
入院時も医者に告知されたときも、だれの前でも
涙なんか全然でなかった自分ですが、(母は心配のあまりずっと泣いてて、
夜も全然眠れなかったみたいで、みんなが逆に心配するほど疲労困憊って様子でした)
家で、一人でいるとき、誰にいったらいいのか、とか色々考えてたら、
突然怖くなって、私これからどうしたらいいんだろう、、、って
急に涙がボロボロでてきて、ひとしきり泣いたらちょっと気持ちが
スッキリした感じはありました。
やっぱり、泣くっていうのは、ものすごく大事なことなんですよ。
感情というのはためこむとろくなことないですからね。
それで、まずは遠くに住んでる親友には打ち明けようと決心して、
ラインしたら、すぐ親友から電話かかってきたんです。
もう、、そこからかな、、、
私の気持ちが好転していったのは、、、
次回、検査につぐ検査やその結果、
癌と告知されたとき、身内以外の心許せる親友に、なるべく早く打ち明けることの重要さを書いてみたいと思います♬
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