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発症から癌(ステージⅣ)と診断されるまで・パート3
こんにちは♬ こちらの記事なんか久々になっちゃいました(^^;)
1か月ほど前から抗がん剤(分子標的治療薬)のみながら、
自宅で自分で色々癌に効きそうなこと片っ端からやってるので、
働いてもないのに(;'∀')毎日忙しくて(笑)(笑)(笑)
それで、前回どこまでお話が進んだかというと、
そうですね、右肺の周りに水がたまってるから、
入院して胸腔ドレーンという処置をすることになった
ところまででしたね。
入院したのは、30年ほど前子供を出産した時くらいで、
とにかく病気知らずだった自分ですが、、、
けっきょく10日間も入院してました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716272962431-CLnxSi13C9.jpg?width=1200)
かなり静かで家族は好きな時間に来れるし、
看護師さんもみなさん優しく、居心地はけっこうよかったです。
ただ、ベッドが狭いのと布団が重いのがイヤでした(笑)
胸腔ドレーンというのは、肺の周りにたまった水を抜くために、
体に穴をあけて細い管を通して、ゆっくり時間をかけて抜いてゆく処置のことです。
(ゆっくりとかいいながら、お水は3日ほどでほぼ抜けてた気もしますけど(笑) そういえば、看護師さんたちが、あまり水が抜ける勢いがすごすぎて、みんなすごい、すごい、と言ってた覚えが、、、)
胸腔ドレーンについて
肺の横の辺りの一番お水が溜まっている部分(って先生言ってた)に管を通して水を抜くということで、もちろん麻酔をして処置しますから、ぎゃあああああああーーとか叫ぶほどの痛みはないんですけど(笑)
でも、処置後思ったよりけっこう地味に痛くて、管を通した部分の皮膚がひきつるので、ズキズキするというか、
とくに入院初日、夕方処置を終えて、車いす押してもらって病室(個室)にかえってきたときに、ベッドへの移動が大変すぎて、看護師さんの前で「痛いっ」ってこぼしながら、思わず涙がぽろっぽろっとこぼれたほどでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1716273256736-mwfoT9ZvIZ.jpg?width=1200)
お水のたまる感じと私の体調を
看護師さんが2時間置きくらいにチェックしにきてました。
痛み止めのロキソニンとかのむとかなりマシになりますが、入院中けっきょく管を抜くまで、ご飯食べる時とトイレ行く時以外、ほとんど横たわってましたが、何気に痛かった記憶がありますね。。。
看護師さんにきいたら、ほとんどの人は管抜くまでそんな感じらしいです(笑)
まあ、なんやかやいいながら、のたうち回るような痛みじゃないんで、
普通によく寝て、普通に出てくるご飯は全部完食してましたけど(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1716273423983-MtZP1NCH9k.jpg?width=1200)
とにかく薄味が多かった(笑)
あ、それで、水を抜いてもらって、レントゲンとかCTとかもう一度撮り、
お水に含まれていた成分調べたり、お水を抜く前の血液検査の結果とかもそろってきて、、、あれは、、、何日目くらいだったかなあ、、
外科的処置をしてくれた私の担当の先生が夜、
ひょこっと病室に顔をだして、
「血液の中に良くないものが見つかって、、、」
といって、それ以外はあまり言われなかったけど、
その時たぶん、はじめて、私もしかして癌なのかな、、、
って思いました。
ただ、その時は、そんな進んだ癌だとは全く思ってなかったですね。
で、「ご主人がいらっしゃるときに、3人でお話したい」っていわれたので、
夫が会社を半休にして、ほんとは管をいれたまま看護師詰所そばの
カンファレンスルームに私も移動して、お話伺う予定だったのですが、
なんか管のところが、やっぱり痛くて夫だけ行くことにしたら、
先生が個室だから私の病室にきてくれて、そこで夫とベッドで横たわったままの私にむかって、
詳しい病気の名前とか、病状、治療について、話してくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716274665106-TSuHyteIjR.jpg?width=1200)
そういえば、寝てないときは、
大好きな音楽聴きながら、
暇つぶしのために家族に持ってきてもらった
漫画いっぱい読んでましたね、、、
そのときには、まだステージのことまでは言ってなかったですが、
なんか口調はすごい丁寧なんですが、
内容は容赦ないことを、ズケズケ言われた(笑)記憶があります。
ようするに、私は肺がん、正確には肺腺癌で
おそらく、いや、ほぼ間違いない。
それも進行性で、胸膜まででてきている状態なので、
すでに転移しているだろう。
みたいなことを言われました。
実は穴をあけた部分が痛くて、目を閉じていたので、
先生も夫も、どんな顔してたのか全く見てないんですが、
自分的には、ショックというか、びっくりして、
、、、え? みたいな感じ、
悲しみとか恐れとか絶望とか、そういうのより、
自分事として考えることができない状態でした。
それで、先生は確かそのとき、
もう手術はできないので、
治療の方向性は決まっていて、
私の年齢なら、
遺伝子治療一択???
みたいな感じで話していたような記憶があります。
ただ、その時は遺伝子治療って言ってたけど、
実際は抗がん剤の新しいタイプの、
分子標的薬を使うことだったみたいですね。
ちょっと長くなったので、
分子標的治療薬を使うと決まるまでの経緯や、
分子標的治療薬については、また次回お話しますね。