仕事理解 - 今までの仕事を振り返ってみる。【ポジウィル体験記】#04
2023/06/24 (土)
POSIWILL CAREERの4回目の面談。今回は仕事の過去から現在までの振り返りを行い、自分の得意って何か、向いていることって何かを考える。という面談でした。
前回のお話はこちら ↓
学生時代から就職して転職するまでを振り返り
専門学生時代
高校卒業後、自分は情報系の専門学校(2年制)に入学した。
入学理由は、将来PCを扱えれば役に立つ為。特に何がやりたいって言うことは無かった。強いて言えば、幼少期から絵を描く事が好きだったので、学科はデザインコースを選択し、デザインに関する知識を学べるのは楽しみだった。
新卒時代
専門学生で2年次も終盤に差し掛かった頃に就活を始めたが、いまいち自分がどんな職場で働きたいのか分からなかった。興味があるとすれば学んだデザインを活かしたい。そう思い、就職活動では「デザイン」と名の付く求人は片っ端から応募した。しかし、全て落ちた。なぜなら「ポートフォリオ」が無かったからだ。そもそも受けられなかったところもある。
クラスの人達が内定が出てくのに焦り、自分はせめて「WEB」に関われる仕事をなりふり構わずに求人に応募し、内定が出たところに就職。
そこは「WEB」デザインも全然関係無く、「WEB」のフロントエンドに携われるわけでもなく、単純に「WEB」アプリケーションの開発実績があるSIer企業だった。
当然、研修からついていけるはずもなく、研修が終わって2ヶ月経った日に「もう辞めよう」と思った程だった。
入社1~2年目くらい
「辞めよう」と思った事は数えきれないほどあったが、分からないなりにしがみついた。何度も苦しくて辛かったけれど、幸い同期の仲は良く、なんとか持ちこたえられた。ある程度お金が貯まったので、WEBデザインスクールに通い始めた。
入社3~4年目くらい
WEBデザインスクールのおかげで「ポートフォリオ」ができたので転職活動を始めた。しかし、当時はコロナ禍というもあり、未経験求人が激減。
さらには当時仕事も本当に辛くて上司からパワハラにも合い、自分が退職したい旨をどこからか上司が耳にした事でそれが部長に伝わってしまい、辞めるなら今月中に辞めろと迫られて、さすがに「やりたいこと」の夢は諦めた。エージェントからの勧めで「プログラミング」がしんどいのであればそれをしない「ソフトウェアテスト」が中心となる会社を紹介してもらい、年収も上がる事から面接を受け、無事に転職することができた。
今の退職理由は何か?
せっかく転職はできたのに現職も辞めたくなった理由は何か?
それは「SES」という業務形態が前職から続く形態で、それが1番嫌だなと感じるところだった。業務内容も人間関係も職場も全てが案件終了に伴い、リセットされる。全てが中途半端になってしまうのだ。
自分のスキルが身に付いている気がしない。
自分が役に立っている気がしない。
ここが1番大きいのかと感じた。
1番頑張った仕事
1番頑張れた仕事は1社目の案件で入社2年目の時に行った某大手企業のパッケージシステムのバージョンアップ対応(移行・切替)であった。当時は11年目の先輩とセットで案件に参画したが、バージョンアップなんて特殊な事は先輩も初めてらしく、二人とも最初から勉強していった。
システムの熟知もしなければならず、かなり困難を極め、時には終電を逃して近くの漫画喫茶に泊まった事もあった。
そんなエピソードを話すと杉山さんから
「なんでそんなに頑張れたんですか?」
と問われた。
確かに何で頑張れたんだろう・・・。
杉山さんが聞いた理由としては、別の人だったらなんで俺がここまで頑張らなきゃいけねぇんだ!って匙を投げる人が居たり、こんなにキツイなら辞めようと諦める人だっているはず。でもなぜ自分はここまで頑張れたんだろう。
1つだけ心当たりがあった。
一緒に同行していた11年目の先輩に少しムカつく事を言われたんだった。
確か自分がSQLかプログラムを書いていた時に、分からない事があって聞いた時に一言「は?」とだけ言われた事があった。その日だけなのかなって思って何度か話しかけたが素っ気ない態度が続いた為、自分の沸点が高くなっていった事に気が付いた。
私は心の中でブチ切れて「もうこいつには一生頼らない」と心に誓ったのだ。幸い私の方は若手で分からない事が当たり前だったので、お客さんや現場の人に何でも質問して何でも蓄える事ができたから作業量は多かったが、なんとか仕事を進めることができた。
こうした中で11年目の先輩が居ながらも若手の新人が1人で仕事ができているという状況を作り出し、先輩の評価を下げてやろうと言う性格の悪い計画を始めていたのがあそこまで頑張れた理由なのかもしれない。
ただ、頑張っていく中で裏で先輩は自分の事を褒めてくれていたのだ。
そのおかげで自分は昇格することができ、社内の評価も良かった。
復讐の為に頑張ったが、自分はなんて馬鹿な事をしていたんだろうと。
そこで頑張る理由が無くなったのだ。
頑張った事から見える得意な事
お話を聞いて杉山さんから「若い立場から質問を積極的にできる」ところから状況を見極めて自分なりに行動できる。業務を自分なりに立ち回ることが得意なのかもしれないと聞いた。
また、復讐心であれ対人に対する気持ちが強くなる傾向があるのであればそれは強みになる。以前も周りを見れている。観察力がある事が強みになっている事から対人との仕事が得意なのかもしれない。
現職が頑張れていない理由
1社目で頑張る理由が無くなった後から転職して現在まで頑張る理由が無かった状況になっていた。頑張る理由が無いから頑張れない。と言えるなら簡単なのだが、現職でも頑張れる要因はあると思うのに頑張れていない状況であった。その事について杉山さんから以下の事を共有いただいた。
ハーズバーグの二要因理論
動機付け要因
動機付け要因とは「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進・向上」といった、仕事の満足度に関わる要素
衛生要因
衛生要因とは「給与」「福利厚生」「経営方針・管理体制」「同僚との人間関係」「監督(上司との関係など)」といった、仕事の不満に関わる要素
この「衛生要因」の不満足要因とも呼ばれる仕事の不満が解消されても社員の満足度は上がらないという理論になる。
例えば、パワハラ上司が居て、部署異動や転職したとしても最初は嬉しいかもしれないが、その嬉しいがずっと続くわけではないという考え方。
仮に復讐心が続いていてもそれがずっと続くわけではないし、仮に先輩が別の案件に異動になったとしても最初は嬉しいかもしれないが、それがずっと続くわけでもない。プログラミングが嫌だったからプログラミングを避けてソフトウェアテストの会社に転職して年収が上がったから最初は満足していたが、現状こうやって不満が出てきている。
つまり、衛生要因のように仕事の不満が解消されても満足度は上がらないままだったのだ。だから動機付け要因を見つけ、前向きになれる要因を増やした方が良い。と言うことを教わった。
満足度が関わる要因が言語化しにくい、明確に理解していないからこそ頑張れない。
これが頑張る理由を失ってからずっと頑張れてこなかった理由なのだ。
じゃあ何なら頑張れるか、何なら自分が納得して働けるのか、何なら自分は幸せな人生を歩めるのか。これらを紐解いて行く為に、次回は業務を棚卸しながら好きか嫌いかでも整理ができるんじゃないかと提案いただき、業務の棚卸が宿題となった。
今回の学び
得意な事
・状況を把握し、自分なりに行動できる。
・人に対して積極的に行動できる。
・人に対しての原動力がある。
ハーズバーグの二要因理論
・不満が解消されても満足度は上がらない。
次のお話はこちら ↓
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