正しい意思決定方法〜フレーミングを理解すれば怖くない!〜【前編】
人は、あらゆる場面で判断をさせられます。例えば、職業選択や持ち家の購入など、重要な意思決定もあれば、今日の夜ご飯は何にするか、夜遅くまで起きていよーかなーとか、特に重要ではないものまで様々です。
しかし、この意思決定は自分の感情や文脈によって、コロコロ変わってしまうことがあります。
そこで、今回は人の意思決定を変える、フレーミングについて解説したます。
フレーミングとは・・・?
フレーミングは日本語で『枠づけ』という意味です。ここでは、人の一般的な意思決定をガラッと変えてしまうような、客観的には同じ情報だが、言い回しが異なるものを指しています。
では、ここで質問です
あなたは今すぐ確実に、100万円をうけとることができます。ですが1年待っていただければ、50%の確率で105万円、もう50%の確率で95万円になります。
さて、あなたはどうしますか?
金額だけを見れば、105万円をもらえる確率にかけたいところですが、下がることも考えると、今すぐ受け取ったほうが確実でいいかもしれません。
では次の質問。
あなたは、あるものを買わなければいけません。今すぐ買えば、100万円が失われるだけですみます。しかし、1年待てば、50%の確率で95万円失うだけですむかもしれないが、その反面もう50%の確率で105万円を失うこともあるそうです。
一年経って105万円を失うリスクを考えれば、今すぐ100万円支払ったほうがいいかもしれませんが、95万円まで下がることを考えれば、待ったほうがいいかもしれません。
多くの人は最初の質問では、すぐにお金受け取り、不確実なものを避け、2つ目の質問では一年待つことを選び、確実なものを避ける傾向にあります。この違いは何でしょう?
それは、『得フレーミング』と『損フレーミング』の違いです。
得フレーミングは、リスク回避的思考を促します。ですので、確実な方を選択させます。
損フレーミングは、リスク志向的です。 ですので、リスクを好んで選びます。
つまり、最初質問は『得フレーミング』次の質問では『損フレーミング』となります。
このように、フレーミングによって、考え方がガラリと変わります。前編では、わかりやすい例を出しましたが、後編ではより込み入った話になります。
まずは、得フレーミングと損フレーミングの性質を理解しておきましょう。
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