ラン初心者がびわ湖マラソンに挑戦 その3
前回の記事はこちら↓
いよいよ決戦の地、滋賀へ。
レースの前々日となる3/8に地元の空港を出発し、約6時間かけて滋賀県草津市のホテルに到着。
その日は疲れていたので何もせず早く寝て、翌朝にレース当日の準備に掛かる。
1.レース装備、補給準備
【主な装備】
◯キャップ : JETTサンバイザー
◯ウェア : JETTシングレット
◯パンツ : taroワークス マルチポケットパンツ
◯サポーター : actcyc アームカバー、ふくらはぎサポーター
◯ソックス : ゴールドウィン 足裏サポートソックス
◯シューズ : asics S4
シューズのS4は本来サブフォー狙い向けのモデル。
しかし、カーボンと跳ねるミッドソールが入って十分キロ4:00ペース位まで維持できるのと、跳ね過ぎず着地も安定するので、盤石でない私の地脚でも最後まで故障せずに走り切れると思いチョイス。
あとは先々速めのジョグやポイント練用のシューズとして履き潰せられるかなーと思った所もあった。
【防寒系】
◯ホットジェル、ワセリン
◯asicsのビニールポンチョ
◯ダイソー の手袋、小さめバスタオル(首マフラー用)、雨合羽(上だけ)
◯ホッカイロ3枚(お腹2枚、腰1枚)
ダイソーの手袋とバスタオルを防寒対策としてチョイスしたのは、途中で暑くなったときにポイッと道路のゴミ箱に捨てるつもりでいたから。
首の防寒をネックウォーマーでなくマフラーの形にしたのは、ネックウォーマーだと外す時にサングラスとキャップごとスポンと取らなきゃいけないので、すぐに解いて捨てられるバスタオルを選んだ。汗も吸収してくれそうだし。
あと、レース前の問題である尿意対策として、YouTubeで「お腹周りを温めるといい」という情報を入手したので、百均タオルに加えてホッカイロも多めに購入。
この尿意対策は結果から言うと功を奏したと思う。レース終わりまで全く催す事が無かった。
たまたまだったかもしれないけど。
【補給】
◯直前 : リポビタンJELLY for Sports (200kcal) 1個
◯レース中 :
①アミノバイタル パーフェクトエネルギー赤(109kcal)×4
②アミノサウルス(122kcal) レモン味×2 マンゴー味×2 計8個
補給について、自身は体重も筋量も(脂肪も)他の参加者に比べ多く、かつランニングに対する脂質代謝能力も低い(燃費が悪い)ので、6kmごとに1個と補給の頻度を高くすることにした。
よって、レースを通して計7個のジェルを補給するものと想定し、予備分も1個加えて合計8個と多めの装備。
準備は前日の午前中に済ませ、気晴らしにホテル近くをゆっくり散歩しながらダラダラ過ごす。
午後5時にホテル近くのはなまるうどんで夕食を済ませ、8時半頃には床に就いた。
2.当日朝
レース当日は午前3時半に起床。
起き抜けに白湯を飲んで胃腸を起こし、故障が不安な足裏、ふくらはぎ、そして坐骨神経痛の患部であるお尻〜ハムストリングスにテーピングを施す。
しっかり乳首にも保護テープを貼っつけた。
我が乳首にしばらくのお別れを告げた頃、白湯で胃腸が働いてくれたのか、新たに便意氏がいらしたので、トイレで軽量化。
その後は準備したウェア等を装備し、レース開始時刻(午前8時20分)の4時間前くらいとなる4時半に朝食。
メニューはおにぎり1個、バナナ1本、鯖の味噌煮、豚汁カップ(全て前日にコンビニで購入)。
炭水化物は程々に、サバや豚肉を含む高脂質・高たんぱくな朝食とした。
炭水化物を程々にした理由については、OKD部長から紹介をいただき読破したランニング本に
「カーボローディングでグリコーゲンが満タンの状態で当日朝に高炭水化物食をとると、血糖値の上昇により過剰のインスリンが分泌され、レースでは脂肪分解が抑制され糖のみがエネルギーとして利用されてしまう(筋グリコーゲンが消費されやすくなる)」
「したがって、当日朝の炭水化物はご飯1膳程度の高脂肪食とし、以降の糖質補給はレース直前あるいは最中としたほうが良い(走り出せばインスリン分泌が抑えられる為)。」
旨の文章が書かれていたため。
紹介された本はこちら↓タップで詳細見られます
3.レース会場へ
レース会場となる大津京駅までは最寄りの草津駅から約30分。
時間的な余裕はあったが、駅が存在しない離島に住む私は駅構内で迷うリスクも考慮して5時にはホテルを出発。
駅までの道で迷った。。。
ホテルから徒歩15分の草津駅までGoogleマップのナビゲーションを利用し駅に到達。何とか電車に間に合う。
早めにホテル出て良かった…。
その後は大津京駅でお待たせさせていたMARKENメンバーの方々と午前6時半頃に合流し、スタート会場へ。
会場に到着した後は、上着を脱いでホットジェルとワセリンを塗り、防寒グッズを装備して整列地点に並ぶ準備。
ここでJETTの方々が合流。
zwiftやDiscordでは交流が深いが、ほとんどの方がはじめまして。お会いできて良かった。
4.極寒の待ち時間
準備を終え、荷物を預けた後はそれぞれのグループの整列地点へ。
私は4番目の組であるCグループ。スタート会場である競技場とは離れた多目的広場へ向かった。
並べる時刻まで時間があったので、ひとまず広場の仮設トイレに。
割と早い時間帯に行ったつもりだが、まあまあな行列ができていた。が、男子トイレは回転(?)が速く、思ったより待たされることは無かった。
トイレを済ませ、レース開始40分前くらいにスタート地点に並ぶ。同じグループのシロしばさん、コンドルさんも近くにいらした。
それにしても寒い。天気予報だと気温は約2℃、風速は約5m/秒。
会場から見える比良山系の山々には雪が積もっていた。
自分はじめ周りの方々も防寒対策をしっかりされていたが、皆凍えていた。シロしばさんや後から来たJETTのrikuさんとお喋りをしている間は一時的に寒さを忘れられた。
「Cグループの方々はこちらへどうぞー」
係員の方に、競技場入口まで誘導される。誘導された後も、じっとしてる時間が多かった。
トイレから結構時間が経ったが、お腹に貼ったホッカイロのお陰なのか、
「琵琶湖に比べちゃ俺の膀胱なんか〜」
と意味不明な自作の自己暗示をかけたお陰か、待ち時間に尿意が来ることは無かった。
スタート5分前くらいに直前の補給食(リポビタンゼリー)をとり、雨合羽とホッカイロを外し、あらかじめ用意していたレジ袋にまとめておいた。
スタート会場にはゴミ置き場が設置されているらしく、そこに捨てる為だ。
レース開始時刻までをカウントするアナウンスが始まった。一気に緊張が高まる。
「スタート、10秒前」
シャー!とか オゥ!とか、雄叫びが競技場から聞こえてくる。
しばらくの沈黙。その後、
パーン!
号砲が鳴る。
いよいよ、俺たちのMARKEN大運動会が始まった。
つづく