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すぐに使えて、一生役立つ。Lightroomの使い方(カラーグレーディング編)
こんにちは、制作会社を辞めてフリーでカメラマン兼エディターをしているゆうすけです。
今回の記事では、Lightroomを使ってカラーグレーディングを行う方法についてお話しします。
カラーグレーディングって聞くと、難しそうに感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
基本を押さえれば、誰でも簡単に独自性のある写真に仕上げることができるツールの一つだと思います。
カラーグレーディングとは?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149351698/picture_pc_d3309121bb2df5cfd6b1607a93b1cba4.png?width=1200)
まず最初に、カラーグレーディングが何なのかを簡単に説明します。
カラーグレーディングとは、写真の色合いやトーンを調整して、特定の雰囲気やスタイルを作り出すことを言います。
映画や広告写真などでよく使われるテクニックで、写真をもっとドラマチックにしたり、特定の感情を引き出したりするために使われます。
カラーグレーディングの必要性
カラーグレーディングを行うことで、写真の表現力が大幅にアップします。
例えば、同じ風景写真でも、色合いを変えるだけで季節感や時間帯、さらには感情まで伝えることができます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149352218/picture_pc_6da3cf63dfdff0431dac6490b31c7832.png?width=1200)
写真家や映像クリエイターがこだわる理由もここにあります。
カラーグレーディングを取り入れることで、自分の写真に個性やストーリーを持たせることができるんです。
カラーグレーディングのメリットとデメリット
【メリット】
・表現力の向上
写真の雰囲気や感情を強く引き出すことができます。
・プロフェッショナルな仕上がり
写真がより洗練され、プロフェッショナルな印象を与えます。
ただし、過度なグレーディングや色潰れが発生していると逆の印象を与えてしまうことがあるので、要注意です。
・独自のスタイルを確立
自分だけのオリジナルのスタイルを作り出すことができます。
撮影時の"撮り方"や"切抜き方"以外にも編集で差をつけることは、独自性を出していく方法の一つだと僕は思います。
【デメリット】
・時間がかかる
初めは調整に時間がかかり、理想の色に仕上げるまでが難しい可能性があります。
・過度な編集
つい色をいじりすぎて、不自然な写真になってしまうことがあるかと思います。
・技術が必要
ある程度の知識や経験が必要で、初心者には少し難しく感じることもあるのではないかと思います。
カラーホイールの使い方
1. 写真をインポートする
Lightroomを開いて、まずは編集したい写真をインポートします。
左上の「インポート」ボタンをクリックして、編集する写真を選びましょう。
2. 基本調整を行う
カラーグレーディングに入る前に、まずは基本の調整を行います。
露出、コントラスト、ハイライト、シャドウなどを調整して、写真の基本的なバランスを整えましょう。これだけでも写真がかなり変わるので、しっかりと時間をかけて調整してみてください。
基本補正に関しては、前回の記事を参考にしてみて下さい。
3. カラーホイールを使う
Lightroomにはカラーホイールという便利なツールがあります。これは、写真のシャドウ、ミッドトーン、ハイライトそれぞれの色を独立して調整できる機能です。
具体的には以下の手順で行います。
・カラーホイールの表示
右側のパネルにある「カラーグレーディング」をクリックします。すると、シャドウ、ミッドトーン、ハイライトの3つのカラーホイールが表示されます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149761249/picture_pc_972822dfb73887bf79022f32c392d6a4.png?width=1200)
・シャドウの調整
シャドウのホイールを使って、暗い部分の色を調整します。例えば、暖かい雰囲気にしたいなら、オレンジや赤を使うと良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149353349/picture_pc_4989f7bb53c85c0ece5ceaf14e1af624.png?width=1200)
・ミッドトーンの調整
次に、ミッドトーンを調整します。これにより、中間の明るさの部分の色を変更できます。ここでは、自然な色合いを保ちながらも、全体の雰囲気を調整します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149353358/picture_pc_b342e12cd4f7d71889b275f4c3d8169a.png?width=1200)
・ハイライトの調整
最後に、ハイライトを調整します。明るい部分に色を加えることで、写真のトーンを一層引き立てます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149353364/picture_pc_5978589b21738b62f3f5770606a9baf9.png?width=1200)
4. 総合的なバランスを確認する
カラーホイールを使って調整が終わったら、写真全体のバランスを確認しましょう。必要に応じて、露出やコントラストなどの基本設定を再度調整して、理想的な仕上がりに近づけます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149353511/picture_pc_3c5fe4c2038ff8fbe9ae5cabdbd950ce.png?width=1200)
実際の例
ここで、実際に私が行ったカラーグレーディングの例を一つご紹介します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149760112/picture_pc_7321d2e73973782753c17f4f7c89a45c.png?width=1200)
この写真では、シャドウに少しオレンジを加えチャイの色を保ちつつ、ミッドトーンとハイライトに若干のブルーを追加しています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149760222/picture_pc_58f873a497e1e29c35632cf71a937179.png?width=1200)
参考までに現像前の写真を載せておきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149760160/picture_pc_c226668ab48a48cb893b354b7efb8f92.png?width=1200)
最後に
Lightroomでのカラーグレーディングは、扱いが少し難しく感じるかもしれませんが、使っていくうちにどんどん楽しくなります。
自分だけのオリジナルの色合いを見つけることで、写真の魅力がさらに引き立つと思います。
この記事を参考にして、Lightroomでのカラーグレーディングに挑戦してみてください。
また、今回の写真に使用したプリセットを添付しておきますので、気になる方は編集の仕方等の参考にしていただければと思います。
それでは、また🎥
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