【研究計画書】「地方観光DX!フリーランスチームで、全国の困っている地域の活性化をいくつ手がけられるか?」自治体提案未経験からの挑戦
なぜ私が、地方観光DXに応募したのか。どんな活動をしたいのか?を説明するために、私が地方観光にかける想いを書き連ねています。
長々とありますが、簡潔にまとめるなら、「あなたの想い、託してください。盛り上げ大好きな私が困っている自治体を活性化させに行くのでお楽しみに!」です。
◆実験の目的と背景
私の人生の半分は、地方活性化である。
3期の応募フォームに、こんな質問があった。
「あなたが目指す生き方・働き方と、その理由を教えてください」
そこに書いた答えは、こうだ。
20歳の時点で、すでにこのプロジェクトが仮称でできていた。
20年経った今、当時やりたかったことができるチャンスが巡ってきた。
もう、やるしかない。
「この瞬間を待っていたんだーっ!」(『機動戦士クロスボーン・ガンダム』より)って感じ。
能古島で思い出した、「人生かけて取り組みたいこと」
第2期のときに、「能古島の企画、いいな」って思っていた。
厳密には、良いなと思ったのは、募集時ではなく、研究がある程度進んだ次期だった。
募集当初は「福岡って、地図上はそうでもないように見えるけど、実際行ったとき、遠いと感じたしなぁ……」と、出不精なのを理由に応募を渋っていた。
だが、実際は違った。定例会で発表される研究を見てみると、なんだかめちゃめちゃ楽しそうじゃないか!!スルーするつもりが、どんどん気になって、現地に行った人のレポートを見て、行けばよかった……と思ったり。
高校生の頃から、「公務員になれ」と親に言われ、地方公務員も悪くないか、と思い将来は公務員を志望。しかし、就職時には氷河期で全国的に公務員人気。公務員試験で受かったのが郵便局(当時は国家公務員)だけだったので、郵便局員になるのだが……
都会の中の田舎というのか、駅から1時間位の場所に配属され、穏やかな毎日。
数年働いて自由なお金ができてきた頃、他局の先輩と全国ローカル線の旅を計画するのだが――。(2023年現在も未踏の県あり)
観光客としてあちこち行くと、ガイドブックに載っているところ、観光というより生活の拠点としての地域、さまざまあることに気がつく。ガイドブックに載っているところだけしか知らなかったけれど、途中下車して気がつく「知らなかった良いもの」の数々。
ただの観光のはずなのに、心のどこかには「いつか、ずっと住みたい、っていう街が見つかるといいな」という思い。
ローカル線ゆえ、地元の方とお話する機会もあったのだが、そこで聞かれるのは「もっと多くの人がきて、賑わってほしいけれど、ここには何もなくて」ということ。
え?ここは〇〇があって隣町のお客さんも呼べそうなのに?
ここの魅力が伝えられたら……
これはよそにないから、売りにしたらウケると思う。
当時は色々思うことがあったのだが、知見があるわけでもなく思いつきて発言したことが成功するとも限らないし、ふらっと来た旅行者が責任を取れるようなものでもない。
ただ、そういう「どうにかしたい」と悩みを抱える地域を何箇所も見てきたから、「役に立てるなら力になりたい」そう思うようになった。
10年以上前からやっていた、「町長ごっこ」
町長ごっことは、
「◯◯町の皆さん、こんにちは、町長のうめです。」
……などというものではない。
自分が町長だったらどんな施策を打つか、というのを真剣に考えて話し合っていた。(なお、建設費をはじめ、経費の見当が全くつかないため、資金は無限にあるものとする。)
話す相手は旦那。
夫婦の会話って家庭で色々あると思うが、多分こんなことしているのは、議員さんや地域おこし協力隊など、仕事としてやっている人くらいではないだろうか。
わかり易い例として公園で考えてみると、公園の遊具の老朽化が目立つから修理しようとか、幼児エリアと中高生エリアを分けようとか。
もっとぶっ飛んだ話だと、実際の施設を「なかったもの」にして考えたりした。あそこの大型商業施設の土地をまっさらにして、どんな機能のある店を誘致するか?とか。
タラレバがすぎる。
だけど、こんな会話をTVを見てCM中に話してたりしたので、わりと妄想は得意だった。
※ちなみに、なぜ市長や村長ではなく、「『町長』ごっこ」か?というと、「頑張ればいけそう」という大きすぎない自治体の規模感・地元民だけでなく地域外出身のひとなど、流動性のある人の構成をイメージしてのこと。
などなど。
そんな遊びが、5年前、日の目を浴びることになる。
住民参加型の地方創生プロジェクトだ。
老朽化した施設を更地にして、新しく何かを作るという。
5年の年月をかけ、どんな施設がほしいか、どんな魅力を打ち出したら良いか。箱物作って赤字を出さないようにする工夫は?など、様々な視点でアイデアを出し合ってきた。
今年、いよいよ「社会実験」を始める。自分も地元の社会実験に関わろう、と思ったのは、自然な流れだった。
5年前から関わり始めた地方創生プロジェクトに関わった一人として、「よくわかってないけど面白そうだから参加してみた」からスタートした私が、何かしらの「継続的なつながりがほしい」「自分のスキルで」「自分が人を呼ぶ側になりたい」そう、思うようになった。
町長ごっこから始まった妄想が、ここまで意識が変化したのだ。
地方観光DXの応募は「今年しかない」と思った
そんな頃、見つけた地方観光DXの募集。
溢れそうな想いを詰め込んで、応募フォームに書き込んだ。
「経験してきたことを、地方観光DXに活かし、その経験を、自分の地域に活かしたい」
実験だけど、より深く関わって実践になる活動をしたい。
そんな願いが叶いそうだ、と思ったから応募した。
この半年の行動の一つ一つが、地元の活動に関連してくると思っているから、ボーッとしていたり、お客さん感覚ではいられない。
日本全国が対象の地方観光DXは、まさに今年の私がやるべきテーマだとしか思えなかった。
◆地方観光DXの活動
地方観光DXはどんな活動をするのか、簡単に言えば全国の「困った」を解決する。
その対象は国や自治体。ランサーズなど、クラウドソーシングでやっている対個人・対企業ではなく、県や市町村などが相手となる。
そのため、案件を獲得するのに応募資格が必要なケースがあったり、募集の詳しい内容の記載が固い言葉で馴染みがないなど、ランサーズとは色々勝手が違っている。
当然、受注は未経験。
(実際には去年から自分が住む地域の応募しようと思っていたのだが、応募資格で断念していた。)
地方観光DXのメンバーに選ばれたものの、一緒に取り組む仲間には法人格を持つ方も(つまり、会社の社長)いて、緊張が高まる。
え、私、ただの人なのにここにいて大丈夫??
ビビりながらも、自分にできることはなにか、やりたいことはなにか考えたら、ビビったままではいられない。
だって、この経験をちゃんと地元に還元するためにやろう、って思ったんだから。
◆この半年でやりたいこと
目標
サブPMになる
提案文・提案資料を作る
自治体の悩みの解決方法をオタ目線から探る(独自性)
案件を獲得したら、現地に足を運ぶ(旅費がネック)
案件ごとに中心となって活動する人をPM(プロジェクトマネージャー)と呼ぶのだそう。ならば、未経験の私が代表に立つのは控え(というか、そもそも無理なことがほとんどなので)そこに近いポジションで実際に手を動かしてみよう、と思った。
この役割が「サブPM」という立場。
PMや、サブPMなどが中心となって資料を作っていくので、サブPMになれば自動的に上記のものをすることになるだろう。
昔あちこち旅行したとはいえ、馴染みある自治体の募集がピンポイントであるわけではない。知識皆無のところも正直ある。
オタ目線と書いたものの、(私にとっては普通のリサーチなのだが)、どこまで活かせるか……いや、こんな風に迷ってちゃいけない。
まずはやってみよう。突き進んでいこう。
直近のやること
直近のやることは、「いいな」と思う案件のサブPMへの立候補を、前向きな感じで表明しているので、それについて準備すること。
この段階では仕事として案件を獲得したわけじゃないから、まだお金も発生しないんだけど、どうやらこの「提案」の段階がとても大事だ、ということを肌で感じている。
実際に自治体案件を獲得経験のある方々の知見を惜しみなく提供していただいているので、この機会を逃す訳にはいかない。
この半年間で絶対的な成長をしたい。
さいごに
気持ちだけじゃ、どうにもならないけど。
だけど、これまで自分が変わるきっかけとなったものって、止められないくらい溢れてくる感情だから。
不安も大きいけれど、期待も大きい。
大丈夫、きっと。
ほら、私の野望「日本中、私の故郷(ふるさと)計画」だから。
日本のあちこちに、自分が住みたいくらい愛着を持つ街・また行きたいと思える街・心があたたまる街。それらを持ちたいし、作っていきたい。
もしかしたら、半年間の活動中に、これを読んでるあなたの街に行くことになるかもしれない。
PS.ゆすらうめって一体何者?と思ったあなたへ。
長くなりすぎたので、後日、自己紹介をアップします。
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