なぜバイクに乗れないのか?
それはバイクに乗っていないからだ
バイクを降りて10年余り
ずうっと
「バイクに乗りたい」
「いつか必ずまた乗る」
そう思って生きてきた
バイクを降りる日は唐突に訪れた
突然の故障
重要な部品の交換に迫る車検
当時の自分にそれをなんとかする経済力も気力もなかった
だが
「いつか乗りたい」
「何でもいいから乗りたい」
そう思うだけではその日は永遠に来ないのだと悟った
バイクのある人生
バイクのない人生
そのどちらに居るかということが重要なのだ
それをなぜか突然悟ったのだ
乗らないでお金を貯めるなんてことになんの意味もない
ローンを組んでさっさと買ってしまえ
お金がないなら安いバイクでいいから乗れ
そういうことなのだと理解した
こんな簡単なことを理解するのに10年以上かかってしまった
早く乗らなければ
そう思い早速行動に移すことにした
私はマンション住まいなのでバイク置き場が空いていないとどうしようもない
そこで、聞いてみた
「バイク置き場の順番待ちってどのくらいですか?」
すると
「21台です」「予約しますか?」
「・・・結構です・・」
バイク置き場は30台くらいしかない
なのに21台も待ちがあるのでは何年先になるのか見当も付かない
他に手はないのか・・・
職場に置いておく
という手を思いついた
これは実行可能だ
警備もしっかりしていて盗まれる心配もない
だが、乗るために自転車で取りに行き、帰ってきたらまた職場に置いて自転車で帰ることを考えると厳しい。
自宅の近くにバイク置き場を見たことはない
諦めかけていた
たまたま話をした先輩が
「レンタルバイクに乗って◯◯に行ってきた」
なるほど!
それならバイクのある生活に近いかもしれない
少なくとも乗らないよりは近付くはずだ
今度バイクを借りてみよう
ちなみに写真は最初に乗ったバイク
SUZUKIのGSX-1100S カタナだ
一生手元に置いておきたかった