梅木さんのツイートを見て最近の美容室での我々が話していることについて考えてみました。
@umekida
露出の多さと、多すぎてウザがられる飽きられる問題はどこでもあると思うのですが、数字だけ見るとウザがられても露出が多い方が良いのでしょう。しかし、アレルギー反応を示したくなるほど露出が多い人もいて、露出の多さでアンチを生み出すこともあると感じる。
美容師が主に露出について考える箇所の大きくは
・ホットペッパーのような仲介媒体
・雑誌等の紹介、ヘアスタイル掲載
・個人、サロンのメディア展開
以上があると思います。
そのなかで、今はやっぱりInstagram(以下インスタ)かなと思います。
ブログもいいとは思いますがターゲット次第ですね。
組織がブログ運営をするなら誰の役に立ってるのかを意識できなければ集客はできません。
それができていないサロンが多すぎます。
今回は色んな所で個人でもサロンでも力を入れている方が大いのはインスタ。
特に若い旬のスタイルでビジュアルを作っている方は使わない道はないと思うのでこちらの話をします。
他に漏れず私が関わるサロンでもインスタを戦略の一つとして考えています。
主にブランディング、求人の一環として。
集客はそれほど狙っていません。
フォロワーの8割は美容師さんくらいの感覚。
集客を狙っていない理由として、現在の美容師事情が個人にフォーカスされていることが多く、組織メディアを展開するときに個人につながるのは相当困難。また、個人と同じことを組織でやるにはビジュアルマーケットを戦場にしている職種として、正直統一感の強みがだしにくい。
もっと他にできることがあるのではないか。他にも考えはありますがこのような意識があります。
上記の梅木さんのツイートから考えるインスタをメディアとして考えて見せるときに
新鮮さをある程度意識してくださいと伝えています。
それはなぜか。
いくら可愛くても、同じような髪型と写真、モデルだと飽きるんです。
美人は3日で飽きる。私はいくら可愛くてもいい写真でも3投稿で飽きる。もう見なくていい。
こんなふうに思っていますし、伝えています。
そして、その飽きるという感覚の先に梅木さんの言っている「うざい」「目障り」が潜んでいると考えています。広告もおなじですね。
我々の仕事はポジティブビジュアルマーケットです。
画像から伝えられる情報でネガティブ要素は無いに越したことはありません。
2投稿目まではいいと思うのに、3投稿めでまたこの人?って思われたらもう投稿の意味はありません。ネガティブになっていますからね。せっかくいい作品を作っていても無駄です。
今回のツイート、会話内でも合わせて意識できることをけんすうさんがおっしゃっていますね
けんすう👀🚀
✔
@kensuu
返信先: @umekidaさん
・出現率があがると一定にアンチは増える。この率はたいして変わらない。
・つまらない露出は認知だけ増えて別にファンは増えない。
・どうせ露出するならファンが増える露出のみにしたほうが良い
美容師が、ヘアメイクがビジュアルをつくって見せていく先にはどうしても雑誌やwebメディアが存在します。
その雑誌、ファッション誌と勝負しなければいけないビジュアルで行くならば雑誌ができないスピードで現場の旬を届ける。
これだと思っています。
私は幸いにもどちらも関わっています。
だからこそ思うのですが
雑誌の真似事したスタイルを作っても大多数の美容師では勝てないんです。
勝てないことのために時間使うのってどうですか?
経験値、現場の数、写真の質が違いすぎます。要はクオリティが低いんですよね。
ヘアメイクさんの現場数、経験値にはどうあがいても勝てません。
フォトグラファーの現場数、経験値にはどうあがいても勝てません。
クオリティに気付ける人になるには経験するしかありませんが、そもそもその土俵は必要ですか?経験するために時間をどれほどつかいますか?
単純にこれだけですからね。
勝てない土俵で頑張れるかもわからないことに時間使うのって辛くありませんか?
私なら辛いと思う。だからこそめっちゃ考える。とりあえず真似しようとか絶対に思わない。
なかには美容師さんでも、ものすごくうまい、センスのある方はたくさんいます。
そんな方々はすでに個人である程度フォーカスされているはずです。もしくはものすごく努力されている。その結果フォロワーが一定数以上は、いるってことですね。
■現在のインスタ界隈はそれはもうビジュアルのレベルが高い。
そんな世界でビジュアルで勝負しようブランディングしようと思っているなら
・皆と同じスタイルならばクオリティがものすごくいい。
・他の方とは違う路線で新鮮さがある、みていて飽きていないもの
この2つ以外にはないと思います。
(How to系は除外してくださいね)
前者は圧倒的に数と経験値が必要です。
後者は知恵とチャレンジと色々捨てる覚悟が必要です。
私はどちらもやることが先ににつながると思うのでどちらも真剣にまずはやりまくってください。
このようにお伝えしています。
その後に何を捨てるかを伝えています。
やらなくてもいいことを後者につながるようなチャレンジは何ができているでしょうか。
真似事だけでおわっていませんか。
似たようなビジュアルをあげつづけていませんか。
それで結果がついてきていますか?
そのビジュアルが誰かの役に立っていますか?
きっとみんな飽きてるんです。
その先にアンチになる可能性があるんです。
誰かの役に立たなきゃフォロワーは増えません。
お客様も増えません。
ビジュアルで誰かの役に立つ、心を揺さぶるってほんとにハードルが高いです。
プロが必死に考えて予算も時間も使って広告が作られています。
そこに勝たなきゃいけないんです。
ここまで考えたらもっとたくさんの方法とチャレンジができるかもしれませんよ。
私はだからこそ、今動画ですよ。
こう伝えています。