国内MBA受験-研究計画書編(筑波&都立)~論文作成経験なくても何とかなる~
あけましておめでとうございます!
年末年始はポケモンの最新作、スカーレットバイオレットのオンライン対戦に明け暮れ、気づいたら仕事初めでした…
前回に引き続き、国内MBAについてnoteを書きます!
国内MBA受験の概要についての記事はこちら
今回は、MBA受験にあたり、最も時間がかかり、最も苦労し、最も取り掛かりたくない研究計画書についてのnoteです。
研究計画書でほぼ合否が決まるとさえ言われているくらい、MBA受験にあたって重要です。
そんな研究計画書ですが、
私がこのnoteで伝えたいこととしては、研究計画書作成は研究テーマさえ設定できれば、意外となんとかなる。ということです!
決して逆張りではなく、実際にMBA受験で研究計画書を書いてみて、そう感じました。
私は、学生時代も含め、人生で一度も論文というものをまともに読んだことも、ましてや書いた経験などありませんでした。(大学時代は、卒論が必要ない学部だったため)
そんな私でも、他の国内MBAと比較してより入念な準備が必要といわれている筑波や都立のMBAに合格できるレベルの研究計画書を書き上げることができました。
今回は、私自身の研究計画書作成を振り返ってみて、
どうすればより簡単に研究計画書を作成できたか
特に苦労した研究テーマの設定をどうすればより効率的に設定できたか
などをまとめたいと思います。
今後のMBA受験を考えている方にとって、少しでも参考になればうれしいです!
MBA受験で求められる研究計画書の構成
ここで参考として、筑波MBAの募集要項に明記されている研究計画書の構成を見てみます。
都立大の研究計画書でも、構成として求められる要素はほぼ同じです。
正直、初めて見たときには何からすればいいのか皆目見当もつきませんでした。
特に頭を悩ませたのが、どのような研究テーマを設定するか、です。
大学院で勉強したい!MBA取りたい!とやや不純な動機でMBA受験を思い立った私には、現在の業務の延長でこれといって研究したいテーマがすぐに思いつきませんでした。。。
以降では、研究計画書を作成するにあたって、まずやったほうがいいこととそのメリットについてまとめていきます。
(ほぼタイトルに書いてあるとおりですが…)
なによりも、まず先行研究をいくつか読む!(国会図書館に行こう)
個人的にはこれが最重要だと感じました。
私はITプラットフォーム企業の広告部門で働いているため、
実際に国会図書館に行き、「プラットフォームビジネス」「インターネット広告」など自身が所属する業界や業務に近しいワードをいくつか検索し、先行研究を探しました。
先行研究をいくつか読んでみて気づいたこととしては、
先行研究を読むことで、研究計画書の構成で求められる要素それぞれに対して、どのような内容を書けばよいか、大まかなあたりがつく
という非常に大きなメリットがあるということです。
以降では、どのようなメリットがあるか、それぞれ見ていきたいと思います。
自身の業務や経験と紐づいた研究テーマが見つけやすくなる(1.問題意識・研究テーマ, 2.関連研究 に対応)
先行研究をいくつか読み、自分が現在就業している企業で行っている業務とのつながりを見つけることで、研究するに値するテーマを見つけやすくなります。
具体的に私が行った研究テーマの設定の仕方としては、
自身の現在の業務に近いテーマの先行研究をいくつか読み、
まだ明らかにされていない or 先行研究内で要深堀となっているテーマを
自身の研究計画書のテーマにする
というものでした。
先ほども書きましたが、私はMBAに入りたい、というところがスタートでしたので、明確に研究したいテーマが当時はありませんでした。
本来の研究計画書の目的から考えると本質的ではないことは重々承知ですが、あくまでMBA受験のためと割り切るのであればこの方法が近道でないかと個人的に感じます。
先行研究で行っている研究・調査手法を限りなく真似ることが可能(3.研究の手順・方法 に対応)
いくつかの先行研究を読むと、私が設定しようと考えているテーマではアンケート調査やインタビュー調査が研究手法として用いられていることが多いことがわかりました。
学生時代や普段の業務で、アンケート調査やインタビュー調査の経験がある方は、研究テーマさえ決まれば自ずと最適な研究手法がわかるかもしれないですが、そのような調査の経験が少ない方にとっては先行研究の調査手法は非常に参考になるかと思います!
期待される成果≒研究テーマの新奇性 をある程度担保することが可能になる(4.期待される成果 に対応)
これが意外と大きなメリットです。
というか、個人的には1番大きなメリットくらいに感じました。
私は今回のMBA受験で筑波、都立、一橋の3校の面接を受けましたが、
「そのテーマを研究すると、どういう新しい発見があるのか?」
「わざわざ時間使って、お金も払って大学院通って、そのテーマを研究する意味って何?」
と研究の新奇性について必ずと言っていいほど聞かれました。
研究テーマを先に決め、そのあとに先行研究を調べた場合、
研究テーマ候補がすでに論文として発表されている可能性があります。
実際に、私も先行研究を調べる前に研究テーマの方向性を2つほど考えていたのですが、いずれもすでに論文になっており、明らかにされていたテーマでした。ここで少し心が折れかけました。。。
(それはそれで、実務に活用できる内容だったので良かったですが)
参考文献が芋づる式に見つかる(5.参考文献 に対応)
先行研究となる論文の文末には、必ずと言っていいほど参考文献リストがあります。
募集要項を初めて見たときは、10件も⁉と思いましたが、先行研究を調べてから研究計画書を実際に作成する段階では、逆に10件じゃ足りないと感じました。
準備期間は2か月、実質稼働は丸10日程度
実際に研究計画書を提出するまでにかかった時間です。
私は、アガルートの添削サービスも受講しており、添削は2回ほど行いました。
かかった時間の内訳としては、、大体こんな感じです。
当初想定していたよりも、意外と時間かからなかったなという印象です。
私の場合、ちょうどGWにまとまった時間を取れたので、そこで一気に研究計画書を書きあげられたのが幸いでした。
また、添削などの修正を行う際に、研究テーマの大幅な変更がなかったのも大きいかもしれないです。
以上になります!
取り組み始めるまではひじょーーーに大変そうに感じる研究計画書ですが、先行研究から入ることで幾分効率的に作成を進めることができるかと思いま
す。
次回は、小論文&面接についてまとめようと思います!