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12/22「エッセイを紡ぎ声にのせる朗読会」に寄せて

人の書いた言葉を読み上げる仕事をしてきました。

まるで、自分が書いたように伝えるその仕事は、とてもやりがいがあります。

しかし、いわゆるプロではない人が読み上げる声に、心が震えることがあるのです。

その瑞々しさに自分が枯渇しているような錯覚を感じました。

「もし、今の自分が、自分の言葉を声にして読み上げることができたなら・・・」

そんなことを夢見ながら、書くことを中心にしようと2024年をスタートさせました。

「週に一度、noteを更新する」という目標を掲げ、仕事終わりにカフェに向かい、ただがむしゃらに言葉を綴る日々を過ごしました。23時まで営業しているカフェは本当にえらいです。

「書けない」と「書きたいものがない」を往復し、パーソナルでお願いした編集者に助けられながら、書くことを継続してきました。

ある日、「書きたいこと」と「書いてしまっていいのだろうか」の間に、またひとつ壁があることを知るのです。

インターネットの海に漂わせるには、とても勇気がいることを知ってしまいました。

その日書いた記事は、いまも下書きのままです。


あれだけ執筆中に自分の中で無数に語られた言葉は、どこに行ってしまうのでしょうか。二度と語られなってしまう言葉に、時々思いを寄せています。


12月22日(日)高円寺にて、1日だけのエッセイ朗読会を開催します。

古くからの友人、野やぎさん
Podcastで話してくれている、まーちんさん
本企画のきっかけをくれた、百合さん、
長年、一緒に舞台をつくってきた、池田祐子さん。

「書くこと」と、「声にのせること」について、一緒に考えてくれるメンバーが揃いました。

体内から抜け落ち、空に飛散していく思いと言葉を、手繰り寄せながら、いま、当日に向けてエッセイを紡ぎ、声にのせる稽古をしています。

どんな言葉が、どのように語られるのか。
ほんの少し勇気をもって踏み出した一歩を、ぜひ会場で目撃していただけたら、とても嬉しいです。

エッセイを紡ぎ 声にのせる朗読会
浮遊する星屑 -空に落ちる前の言葉-

申し込みフォーム↓
(コメントやDMでも承ります)

https://www.quartet-online.net/ticket/cashmerenote1


最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

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