配信男①
どこにでもいる普通の30代の男である。私は数年前にとある雑誌に遭遇した。それがすべての始まりだった。
右も左もわからない配信業界、ひょんなことから始めてみたw毎日毎日仕事に追われ安月給で働いていた。人よりお金は使わないほうではあるが友達?のあたりが悪くお金を少し貯めると貸してしまうそんな性格である。
手始めに某配信アプリを始まてみた。名前は伏せるがどこにでもある名前。
その配信アプリは二時間ワンセットで強制的に配信が切れるスタイルであった。始めたきっかけは興味本位もあったがお小遣いが貰えるかもしれないということが一番大きかった。
配信初日
二時間が過ぎるのはとてつもなく長かった。それもそのはず、始めたばかりの私の配信に誰も気づかないor興味が持てない。何も知らないまますべてがデフォルトであり何の工夫もしていなかった。私には仕事はあるが仕事以外の時間の8割は配信していたかもしれない。睡眠時間は除いているけどwそんな時間をかけていると人と出会うのに想像よりは時間がかからなかったがそこに行きつくまでの道のりは初心者には厳しいものだった。
私「(あ!!誰か来たっ!!!!!!)はじめまして、こんばんは」喜びと驚きにあたふたする中挨拶は出来た
リスナー様(聞き手様)「・・・・・・・」
私「もしよかったらお話しませんか?」
「・・・・・・・・・・」
俗にいう流れ星である※1
※1 流れ星はすぐに消えてしまう。リスナー(聞き手)が配信に参加したのちに何もコメントすることなく配信から出て行ってしまうこと
このやり取りが複数回、数日続くこともしばしばあった。
やっと来てくれた、、、、、からの流れ星のダメージは初心者なのでというか鈍感なのであまりなかったかもしれない(笑)のちにこれが精神的にくるものだと作者は知ることになるがその話はおいておく。
ある日のこと
私「初めましてこんばんはー」
リスナー様「初めまして^^」
じーんと来たwなんと会話してくれたのだ!どこの馬の骨ともわからぬこの私と話をしてくれる方がまだ存在していたのだ。
私「ようやく会話できたー(*'▽')」
安堵からつい口にでてしまった。しまった!こんなこと口にしたらだめなのか?訳も分からない状態。大体配信しているが何を話せばいいのかもわからんwそんなことを考えていると、どうやら相手の方は経験者?らしく余裕があるらしく私にいろいろ質問をしてきた。
リスナー様「配信始めたばっかりですかー?」
なんだこの生き物は!!!!こんなに優しい人が・・・・(´;ω;`)ウゥゥ
私「はいっっ!!!!!!!!始めたばかりなのですよろしくおねがいしますっ!!!!まだ話しましょ!!!!!!!!!!!!!!」
私は必死だったがリスナー様は優しく
リスナー様「大丈夫ですよ。時間があるから来たんですよ。」
年齢は?性別は?血液型?働いているの?とにかく思いつく限り聞きまくった。私も当然返されて答えた。たわいもない話で盛り上がり2時間はあっという間に過ぎていった。そして・・・・・・・その方は私にとって最初のフォロワーになった。
終わった後に
「配信楽しいっっっっっ!!!!!!!」
次回「配信は楽しいことばかりではない」
続きが気になる方は是非反応よろしくお願いします。毎日更新!!✊