経営者失格。
あけましておめでとうございます。
みなさんお正月どのように過ごしましたか?
僕はどうかというとこれは大人になったからなのか、仕事柄、年中無休の僕たちにとっては年末年始はあまり関係ないという感覚になってしまっているのか
全く日常と変わらないなという感覚で過ごしました。
とは言っても年が変わるのは自分を振り返ったり新たな目標を立てたり、計画を見直したりするきっかけにはなるもので自分もそんなことはやったりしました。
そしてそんなことがきっかけでnoteを書き出してるのだからしっかりお正月をやっているのかもしれませんね。笑
2024年を振り返ると、題の通り自分は経営者失格だったなと思います。
同業の方で僕や弊社をライバル視してくださる方もいらっしゃると思います。
どうぞ安心してください。
僕たちばかりずっと調子がいいわけでもないですし、何でもかんでもうまく行ってるわけではないですよ。
2024年も沢山のメディアに出させていただきました。
さんまさんとマツコさん、ノブコブ吉村さんにまた再会できたのも本当に嬉しかった。
沢山の有名人の方にもお会いできて沢山刺激をもらった年でした。
2024年はメディア以外にもイベントで障害のある方のコンテストを開催したり
介護が必要な方々や家族をキャンプに連れていく企画をしたり
実業団がコンテストで優勝したり
会社のコーポレートサイトをリニューアルしたりもしました。
事業所の出店も7つ。
採用も応募数で言うと1000件近くの応募をいただいた。
これだけ聞くとめちゃくちゃうまく行ってるやん!
なんだよ。結局自慢かよ。と思うかもしれませんが
これはいい部分だけ。
実際僕自身がこのいい部分だけしか見れていなくて経営者として楽観的になってしまったのだと思う。
何が起こったかと言うとこれに調子に乗っていた僕。
そして同業者であり、最大規模を展開していたある企業の問題発覚。
これにより僕は困っている人を救いたいと言う思いで
自分たちが何か力になれるのであればと手を挙げた。
実際は神戸にある大手が全てを引き取る形にはなったが、僕たちはまだオープンはしていないけど建物は建っているというところを8棟引き受けることにしたのだった。
これをやるのはかなりの攻めだった。資金もそれなりに必要だ。
正直冷静に考えれば今の規模でそれはやらないかもしれない。
しかし僕は調子に乗っていた。
前年度の決算は黒字。銀行にも事前相談をしていい回答をもらっていた。
採用の応募数も右肩上がり。
これを計画立て進めていった。
建物のオーナーさんは日々報道されるニュースを見て、早く契約を済ませて欲しいという方が多く、僕たちも建物の契約を済ませていった。
そして予想していなかった事態が起こったのだった。
徐々に引き継ぎをしていった建物のオープンも進んで行った。
毎月のようにその状況を銀行にも伝え、そろそろ資金調達をお願いしたいと伝えた。
『そろそろですね!では進めていきます。』と銀行担当者。
そこから数日銀行担当者と連絡が取れなくなった。
僕はそれに困り支店長に連絡をした。
すると支店長からは申し訳ありません!すぐに今の状況を確認してご連絡します。と。
ここまで読んでくださった方はもう予想がつくだろう。
その通り。銀行に融資実行を手のひらを返されてしまったのです。
理由としては今回の事件を見て、攻めた計画を危険と判断したとのことでした。
建物の契約も済んでいる。採用もしている。入居の利用者様も決まってきている。
計画がストップできる状況でもない中での、資金調達ミス。
資金調達は社長の最大の仕事。ここに僕はこけてしまった。
これは本当に経営者失格な出来事であると今も思っている。
正直、どうしたらいいかわからず眠れない日が続いた。
けれど、僕たちにはとても優秀なスタッフもいる。
沢山僕たちに期待をしてくださっているご利用者様もいる。
ありがたいことに協力してくれる方々が現れたり協力してくれる金融機関なども現れた。
ただまだまだもう安心。というレベルではない。
幹部たちは今自分たちの報酬を削り、削減できるものは削減をして今のコレを乗り越えようと戦ってくれている。
本当に情けない。ただなんとか乗り越える。
僕には逃げるという選択肢はないから。
幸いなことに売上が低迷しているわけでもない。
採用ができていないわけでもない。
一時的なキャッシュフローを乗り越えればというのが見えている。
ただ今回なぜ僕がこんな自分の情けない話もnoteに書こうと思ったかというと
本当に調子がいい時ほど気をつけるべきだということを記録として残しておきたかったから。
コレをたまたま見た人の何か支えになったら嬉しいなと思ったから。
資金調達をあてにしてはいけない。
しっかりと地に足をつけて、仲間を大切にし、お客様に感謝を忘れずに仕事をしていくことが大事なのだ。
2025年、コレを忘れずにしっかりと立て直しを図っていきたいと思う。
またコレをどう乗り切ったのかなども書きたいと思う。
2024年、僕は経営者失格だった。
仲間たちからの信頼も失ったのかもしれない。
2025年1からまた経営者として心を入れ替えて頑張っていこうと思う。
そして、こんな状況でも離れずに一緒に戦ってくれている仲間や友人たちには一生かけて恩返しをしたいと思っている。
みんなありがとう。