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Instagramの規定改正とステルスマーケティングについて

2022年7月に Meta(Instagram運営)は「ブランドコンテンツポリシー」に関する規定を改正し、「ブランドコンテンツタグ(あるいはタイアップタグ)」の設置が必要となりました。 規定改正の背景には昨今、問題となっている「ステルスマーケティング」の対策がされている背景があります。


| ステルスマーケティングとは?

ステルスマーケティング(ステマ)とは、第三者的な立場を偽装し、特定の企業や商品を宣伝と気付かれないように宣伝したり、 商品に関するクチコミの発信を発信する行為になります。
身元や宣伝が目的であることを意図的に隠して行われるため、消費者をだます側面があるとして社会的に問題となっています。

| ステマを行うリスクは?

  1. 信頼性の低下: ステルスマーケティングがあった場合、ブランドの信頼性や評判が損なわれる可能性があります。消費者は透明性と誠実さを高く評価するため、この種のマーケティング戦略は消費者との信頼関係を傷つけることがあります。

  2. 法的リスク: 一部の地域ではステルスマーケティングは法的に問題視されています。特に、広告であることを消費者に明示しない場合、法律違反となる可能性があります。

  3. ネガティブな反響: ステルスマーケティングがあった場合、消費者やメディアからネガティブな反響を引き起こす可能性があります。これはブランドの評判に長期的なダメージを与える可能性があります。

  4. エシカルな問題: ステルスマーケティングは、一部の消費者や企業にとっては倫理的に問題視される行為です。そのため、ブランドがエシカルな行動を重視する現代のビジネス環境においては、注意深く検討する必要があります。

| Meta社によるポリシー改訂

2022年6月20日、Metaは新たに米国でコミュニティフィードバックポリシーを設置し開始しました。
Instagram等でPR投稿を行なう際は、Meta社の定めたポリシーを遵守する必要がございます。
・タイアップ投稿ラベルを追加し、自社アカウントをブランドパートナーとして投稿してもらう
・実体験をありのままに投稿していただく
という形で、Meta社のポリシー遵守をお気をつけください。
遵守されていないプロモーション投稿は今後ペナルティを受ける可能性がありますので十分にご注意ください。
こちらのポリシーはMeta社が定めたものであり、Beeeが定めたものではございませんので、詳細についてご回答出来かねます。予めご了承くださいませ。
▼Meta社発表のリンク
https://www.facebook.com/business/news/keeping-reviews-authentic-trustworthy

✔規制改正の背景

こちらの施策は、いわゆるステルスマーケティングを防ぐ意味合いがございます。
ここ数年ステマは社会問題となっており、InstagramのみならずあらゆるSNSで規制が始まっています。 SNSプラットフォームとしての地位を守るため「Instagramは安全で快適に使える」アプリとして信頼を得る必要があります。
目標達成にあたり弊害となる、「ステマコンテンツ」の存在を規制するため、 この度Instagram(Meta社)は規制改正へ乗り出しました。
ステルスマーケティングの規制につきまして、日本政府でも消費者庁により2023年10月より法規制がなされます。

まとめ

Instagramのみならず、様々なSNSで問題視されている「ステマ問題」。 Meta社(Instagram運営)だけではなく、日本でも消費者庁により規制が開始されます。
認知しておらず、対策が行われなかったことにより不利益が生じないよう、確認しておきましょう。良いインフルエンサー様と出会い、ユーザーにとって良いコンテンツや投稿を提供することが重要です👍

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