尿管結石になった話~その2~
会社についてすぐに上司に「こういった事情でお腹がいたいので病院にちょっとしたら病院に行ってもいいですか?」と聞いてみたところ快くOKしてもらえたのはすごくありがたかった。これなら「お腹痛くて休みます」って言ってもOKやったんじゃない?と思ったけど(笑)
で、病院に向かったんだけどそこの病院が結構人気なところらしく、しかも連休明けだから自分が行った時間はすごく混んでた。とにかく痛みに必死に耐えつつカバンを抱きしめて瞑目する事に専念した。多分気のせいだと思うけど何かを抱きしめてお腹におしつける事で楽になった気がする(後日調べてみたら気のせいでした。むしろ痛みが増す恐れがあるのでやめたほうがいいとのこと・・・)
1時間ぐらい受付で待ってやっと診察の順番がきた。
先生から質問されていることに答えつつ診断結果を待つ。すごく明るい先生でニコニコしながら
ドクター「多分尿管結石だと思います!でも他の病気の可能性もあるので一応エコーで見てみましょう!」
私「他の病気って何か可能性あるんですか?」
ドクター「ありますよ!でもほぼほぼ尿管結石だと思うので安心してください。」
私「はい(とても痛いんですが何を安心するんだろう・・・)」
で、エコーを撮った結果・・・・・・・
ドクター「はい!分かりましたよ!やっぱり尿管結石でした!」
内心「やっぱりか」と思いつつ失礼な話尿管結石ってもっと40代後半~50代ぐらいのおじさんで大量にお酒を飲んだりタバコを吸う人がなるものだと思ってただけに基本お酒飲まない、タバコ吸わない30歳の私がなぜ発症したのか不思議に思い早く帰りたい思いを押し殺してドクターに聞いてみた。
ドクター「実はですね、尿管結石になる原因ってはっきりしていないんですよ!もちろん今仰った条件の人が発症する事もあればそうでない人がすることもありますよ!」との事だった。
対策はとにかく水をよく飲めばいいそうだ。今結石が尿管に詰まって腎臓が腫れているから痛みがあるので水を飲んで石を排出しないといけないらしく、一日2リットルの水を飲んでくださいと言われてしまった。
診察は以上で終了。その後はお金を払って病院の近くにある薬局で薬をもらった。よほど顔が辛そうだったらしく薬をもらって帰ろうとした私に
「ここで飲んでいただいても構いませんよ。痛み止めなので早く飲んだほうが気も楽だと思いますし」
と声を掛けてくれた。おぉ!なんてサービスの良い薬局なんだ!(単純)と思ってお言葉に甘えさせてもらいつつ「今度なにかあった時もこの薬局を利用しよう」と心に決めて痛み止めを飲んでその場を後にしようとした。
するとまた後ろから声を掛けられて
「今記念品でタオルを配ってるのでもしよかったらどうぞ!」と凄くいい笑顔で渡された。やっぱりさっきの誓いは一旦キャンセルすることにした。
で、会社に戻った訳なのだが尿管結石になった話~その1~で言ったどうしても会社を休めなかった事情というのが・・・
まさかの会社のホームページ用の写真撮影
しかもそれの担当っていう・・・。不運が重なるときは重なるものでカメラマンさんも来てるし引くに引けない状況になってしまった。
それからの記憶は正直あまりない。痛みを堪えながらカメラマンの「もっとこっち目線もらっていいですか」とか「ちょっと顔が固いのでもうすこし笑顔で!」とか「あーちょっと笑顔がぎこちないので自然な笑顔をお願いします」とかの要求に答えながら2時間程度撮影をこなして死ぬ思いで家に帰ったと思う。
結局毎日2リットルの水を飲むのは無理だったので頑張って一日1.5リットルぐらいの水を飲んでたら10日程度でコンペイトウみたいな石ころが出た。
せっかく出たのだから!と思って小便器から回収する決心をしたけど事を済ませたら勝手に小便器が流してしまったので回収することが出来なかった。
あれほど死ぬ思いをしたのに終わりはこんなにあっけないものかと少しむなしい思いをしたと共に自分は健康体だから特に何をしなくても大丈夫だ!という思い上がりを改めることになったとさ・・・
おわり