尿管結石になった話~その1~
普通何かをはじめようとする時は段取りがある。例えば今回note初投稿なんだけれど、普通なら自己紹介とかそういうものから始まって私の名前はこれで趣味はこれでこう言った人間ですってとこからスタートするのが物事の段取りとか順序的なものだと思う。
でも僕はいきなり尿管結石の話から始める。それぐらい自分にとっては衝撃的でこれは文章にして残しておかなければ!と思ったのがnoteに投稿するキッカケになったからだ。
忘れもしない2月12日明け方4時頃。
急な腹痛で目が覚めた。普通の腹痛っていう感じではなくてなんて言うのかな・・・重たい痛みがずっと続くような感覚。あーお腹痛いと思いながらしばらくゴロゴロしてたけど一向に収まることない痛み。
昔ばあちゃんにご飯を食べた後にお腹が痛くなったときは右を向いておけばいいよって教わったから素直に実行するも全然治らない。むしろ横向けば痛みが遅れてついてきて全然マシにならない。おばあちゃんの知恵的なものなんか参考にならへんやん。クソッ。と悪態をつきながら黙ってゴロゴロしてても一向に改善されずむしろ悪化する一方。
今まで孤独に痛みと向き合ってたけど多分一時間ぐらいすぎたところで限界を迎えた結果、横で呑気に寝ている奥さんを起こして共有してもらおうという考えが思い浮かんだ。でもゆすって起こす程のことでもないし自分がそれされたら絶対怒るやろうなとか考えながらわざとらしく「痛い」とか「お腹が・・・」とか言いながら体をぶつけたりしてみた。でも全然起きない。どんだけ深い眠りやねんとかツッコミを入れながら諦めずにゴロゴロしてみる。
そうしてると10分後ぐらいに目を覚ましたようで薄っすら目をあけながら(といっても極力最低限な薄っすらレベルで)開口一番
「お腹痛いん?トイレ行って来たら?」
そう言い残してまた入眠してしまった。思わず「え、それだけ?」と口にしたけど奥さんから返事はない。後々この痛みが治ったら一生イジリ続けてやろうと心に決めてまたしても孤独に痛みと向き合う。
でも正直結構限界だしそもそもなぜこんなに痛いか原因だけでもハッキリさせておかないと怖くてどうしていいか分からなくなるので「このまま眠りに落ちることが出来ればもしかしたら朝には治ってるのでは!?」というほぼゼロに近い希望を頭から消しながらスマホでネット検索してみた。
「腹痛 下腹部 鈍痛」って調べたような気がする。
そしたら一番初めに出てきたのが
「尿路結石」
という言葉。言葉自体は知ってるしそれにかかった人がどんな思いをするのかふんわりとは知ってるけど「まさか自分が」という思いと自分で言うのもなんだけども自分は割とスリムな体形で普段からあまりお酒も嗜まない方なので違うんじゃない?という思いが浮かんできた。でも検索すればするほど痛みの原因が確信に近いものに変わっていくのでちょっと笑ってしまった。
後述するのだがもし自分が尿路結石だったとしたらタイムリー過ぎて神様とかそういうものを信じたくなるような出来事もあった。
で、どうにもならない痛みと闘いながら起床時間を迎えた。あまりにもお腹が痛いもんで今日は会社を休もうかと考えたけど会社に電話して「お腹が痛いので休みます」って言ってる自分を想像したら情けなさ過ぎてそれはないなと思ったのとこの日はどうしても休めない事情があったので(しかも3連休明けだし)とりあえず出社することにしたのだった・・・
続く