2020/07/18ショックかもと思ったら
血圧があまり低くなくても油断しない
ショックとは「血の巡りが悪くなって細胞が酸素不足で困ってる」ことだ。それっぽくいうと「全身の臓器灌流が低下して細胞の酸素需要が満たされない」状態だ。決して「血圧が低いこと」ではない。なので、顔色不良・めまい・頻脈・末梢冷感などで「ショックかも?」と思ったとき、「血圧がさほど低くないから」といって油断してはいけない。そのままショックとして対応を継続すべきだ。
太いルートを正中に2本とる
ショックの患者には、大量輸液、輸血、薬剤投与などが必要になることが多い。当然、最初は何をするか決まっていない。それでもとりあえずルートはとっておく。決まってからでは遅いからだ。「手背に24G」では十分な輸液・輸血はできない。20G/18Gを正中に。
エコーを準備する
ショックの原因診断は病歴×身体所見×エコーで、多くが検討可能。エコーを現場に要請しておくと、その場を動かずとも診断に至れることも多い。「RUSH, echo, shock」で色々調べてみよう。
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