【西日本豪雨】交通対応最前線ダイアリー:7月5日-前夜
7月5日(木)
明日から災害級の雨が来るかもしれないというニュースが多く流れていた.
前の週までアメリカ・マキノー島(五大湖に浮かぶ島)に出張しており,1週間職場を空けた分,とにかく仕事が溜まっていた.
そういえば,このアメリカ出張では,乗る予定の飛行機が欠航になるというトラブルに見舞われた.トラバースシティからシカゴまで移動し,その日はシカゴで宿泊する予定であったのが,シカゴ空港周辺が大雨となり,飛行機が飛べなくなってしまった.
アメリカでの長距離移動には,飛行機は欠かせない.国土の広さもあり,あちこちの都市に空港がある.そして,ある都市からある都市に移動するには,一度どこかの空港で乗り継いで移動することも多い.ただ,乗り継ぎ移動での1本目が遅れたり欠航すると,2本目の便に乗れないことになってしまう.実際に過去に,1本目の遅れのため,2本目への乗り継ぎに失敗したことが何度もある.
アメリカの航空会社は,その便が過去1ヶ月間(もっと長いかも)でどの程度遅れたり欠航したかを,統計で公開してくれている.その出張で乗ろうとした便は,欠航率も遅れる確率も非常に高く,乗るかどうかを躊躇った記憶がある.この遅れの実績情報をアメリカの航空業界が公開している点が随分と参考になるなと思った点については,後に活きることとなる.全然違う話となってしまったが,7月5日の大雨の予報を見ながら,今年はとにかく雨にやられることが多いなと思っていた.
翌日7月6日は鉄道が計画運休の可能性もあると言っている.学校は,とにかく学生に早く帰るように指示の連絡をしていた.夕方にかけて雨もどんどんひどくなった.担当しているクラスの学生が,ちゃんと学校を出たか,家に帰れそうかを見届けた.
反面,自分自身は,翌6日は広島県北への出張の準備もあり,夜遅くまで職場に残って仕事をしていた.ラジオでも「線状降水帯」とか言っている.初めて聞く言葉かも.でも,これは今まで通りの大雨ではないかも,とも直感的に感じたことを鮮明に覚えている.
当面の仕事の用意を整えて,家路についた.