エクストリーム豆まき
※この記事は以前自分が運用していたyusukekamijo.comという承認欲求の塊のようなドメインで運用していたブログから転載したものです
※内容があまりにも秀逸だったため加筆修正し転載しました
※この頃の切れ味を取り戻したい
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浜松町には増上寺があります
で、2月のメインイベントと言えば豆まきじゃないですか
で、豆まきと言えば増上寺じゃないですか
ということで初めて増上寺の豆まきに行ってきたんです@2015年2月3日
これが想像を絶するエクストリーム具合だったのでその様子を皆さんにお伝えしようと思います
※エクストリームとは極端な、極度の、過激な、危険な、過酷な、などの意味があります
まずは簡単に増上寺の豆まきシステムを説明します
増上寺には豆を撒く舞台が設営され、そこから力士や芸能人などが豆を撒いています
その様子はテレビでも度々放映されているのでみたことある方もいるのでは無いでしょうか
また、おそらく抽選で選ばれたと思われる幸運な人達も舞台から豆まきをします
そして、かなり多くの観客が押し寄せるため、10分間隔で観客はローテーションし、投げられた豆やお菓子を拾うというシステムとなっています
PM12:30
エクストリーム豆まき会場に到着
すでに人、人、人
ムスカの気分を味わう「ハッハッ、見ろ!人がゴ(略)」
PM12:40
2回目の豆まきが終わった模様(全部で4回あるらしい)
いよいよ我々の番に
PM12:45
エクストリーム豆まき開始
まずね、
あれ?普通の豆まきと違うぞ?
って思ったのは豆をまく舞台と観客との間隔
その距離軽く25メートル
女子の肩じゃ全然届かない
しかもポテトチップス系のお菓子も混ざっててどう考えても遠すぎて届かないわけです
そこで汲みとったわけです
汲み取りといったらトイレか上條じゃないですか
あ〜、これは見守るスタイルの豆まきね、って
撒いている豆を必死に前の方で取るグループと、それを暖かく見守る後ろグループ
そういう風に2つのグループに別れるタイプの豆まきだなって汲み取りました
それからは後ろから
いいぞー!とか
がんばれー!とか
そこだー!とか
いけるいける!とか
保育園の運動会に行ってるお父さんみたいな感じで微笑ましく見守ってたんです
そしたらね
ビュッ!ってね
何かが頬をかすめたんですよ
豆でした
そもそもね、撒いている豆はうす~いビニール袋に30粒くらい入ってるやつを撒いてたんですよ
でもね、頬をかすめた豆はバラけていたんですよ
何が起きているんだと思ったらね、自分高校生活は野球に捧げてましたみたいなお兄さんが豆の袋をビュンビュン投げてるんですよ
で、豆が入ってるビニール袋が軟弱すぎて取ろうと手を伸ばした瞬間はちきれて飛び散るんですよ
これは完全にビニール袋の耐久性に難がありすぎる
ビュッ(お兄さんが投げる)
バーン(袋が破れる)
キャー!(悲鳴)
ビュッ(お兄さんが投げる)
バーン(袋が破れる)
キャー!(悲鳴)
ビュッ(お兄さんが投げる)
バーン(袋が破れる)
キャー!(悲鳴)
こんな感じですよ
砲撃に次ぐ砲撃
こだまする悲鳴
あれ?豆まきってこういうルールだったっけ?
ルール変わった?
何か気がついたら僕達が鬼になってない?
何かめっちゃ狙われてない?
だとしたら鬼が多すぎる
ほぼ大半が鬼
桃太郎もびっくり
そして拡声器もった係の人が「男性は遠くの方まで投げて下さーい」って煽る煽る
豆まきのお兄さん張り切る
自分の使命は鬼退治だと勘違いし始めている
僕たち被弾する
また係の人が煽る(20秒ぶり8回目)
桃太郎を憑依させたお兄さん張り切る
俺たち被弾する
そして地は裂け、海は枯れ、あらゆる生命体が絶滅したように見えた
もうね、豆まきのお兄さん張り切りすぎ
一人で甲子園優勝する気
外野が、今日オレの所に1回しかボール飛んでこなかったぜーって言うレベル
鬼気迫る投球でノーヒットノーラン達成しそうなレベル
ヒロインに、甲子園で優勝するからとか約束しちゃったのかなーってレベル
タッチもびっくりなレベル
もしかして係の人が南ちゃん?
そんな感じで命からがら逃げてきました
鬼の気持ちが分かりました
エクストリーム豆まき in増上寺 おすすめのイベントです
みなさんも是非一度ご参加下さい
※現在はコロナの影響で開催については不明です
しーゆー!