昨日と今日コーチングの基礎コースで学んだことを使って米津玄師の地球儀を読み解いてみた
3年ぶりくらいにnote書きます。こんばんは、岩下です。
今週末からTHE COACH ICPの基礎コースで学び始め、本日DAY2を受講したところです。私は基礎コース61期生とのことです。
習ったことはすぐ使えをモットーに生きておりますので、コーチングの考え方で歌詞を読んでみたらなんかおもしろそうだなと思って今回試しに取り組んでみます。
使う考え方はこちら。どこまで言っていいのかよくわからないので超簡単にしてしまいます。
コーチングでは特に直視モードと感知モードを使っていくようです。
準備はこれだけ。初見の方が見てこれで十分なのかどうかはよくわかりませんが、ちょっと遊んでみたいだけなのでそこはご容赦いただきましょう。
さぁでは歌詞を少しみてみます。全部やるとものすごい超大作になりそうなので今回取り上げるのは1か所です。
ちなみにこの曲が主題歌として使われている映画「君たちはどう生きるか」の内容を知らないままに書いております。米津玄師のインタビューとかもありそうですが全然みてませんので的外れだったらごめんなさい。
サビの一番聴いたことある人多そうなところを取り上げます。
いきましょう。なにはともあれ直視モードから。
風を受け、走り出しました。
注目ポイントは走り出したから風を感じたのではなく風を受け、走り出したという順番です(これは描写の勘違いをなくすための説明なので直視モードの範疇という理解)。曲としても聴いてみると「風」の前の大きなブレス音に気づきます。歌い方もぼそぼそとつぶやいているのではなく、割と一音一音はっきりと発音する力強い様子です。
ここですかさず感知モードへ。
「風」は向かい風、逆風な気がする。風の前のブレス音は風をそのまま表現しているのかな。走るの前に入っているブレス音やはっきりした歌い方や曲調も合わせると全体的に静かながらも強い意思や覚悟、決断の香りを感じました。
向かい風なのにわざわざ逆らって走り出した感じ。
全部書くとしたら
(強い向かい)風を受け(それでも覚悟を決めて)走り出す
そんな気がしてなりません。
逆境に立ち向かう姿がぼんやり浮かびました。
2行目に進みましょう。
また直視モードへ。
瓦礫です。超えていくみたいです。
気になるのは走る場面で障害を示す言い回しとしては茨の道とか道なき道とか、定番の言い回しがある中での瓦礫。
そして動詞が走るから超えるになったこと。
ここはこれだけでいいかなぁ。
解釈モード発動。
1行目で逆境に立ち向かう主人公の走る道には瓦礫が立ち塞がるようです。
素直に受け取れば泣きっ面にハチというやつでしょう。
困難は続きます。それでも超えていく。
実際超えられたのか、挑戦はまだこれからで結果はわからないのか。
諦めていないであろうことは伝わってきましたが、結末は曖昧です。
3行目と4行目はまとめてしまいましょう。
まずは直視モード、待っているのはあなたとか特定の人ではなく「誰か」です。待ち合わせをしているのか一方的に探しているのか、そもそも主人公が知っている人なのかすらわかりません。
感知モードへ進みます。
曲を聞いてみると「誰か」の部分には願いとも確信とも取れるような感情が乗せられている印象を受けます。「誰か」は人というよりも「希望」そのもののように私には感じられました。
こんな風に気になるところを中心に直視モード感知モードで歌詞を眺めてみたところ、全体的には曲調は穏やかで冷静で歌詞は丁寧に大切に選ばれた言葉ばかりであり、どちらかというとレクイエム(鎮魂歌)のように感じられます。BGMとして流し聴いたときのこの曲の印象はそれに近いように思います。
一方で耳を澄まして歌詞を噛み締めながら聴いてみると、いくつか言葉の端々に漏れでている意思の強さや激しい情熱を感じ取ることができます。今回は取り上げませんでしたが、たとえば「正しい願い」や「扉を今開け放つ 秘密を暴くように」あたり。
普段おとなしい控えめな人が時折見せる強い眼差しや淡々と諦めない姿が思い浮かんでくるようでした。きっと優しくて強い人。
現場からは以上です。
ご清聴ありがとうございました。
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