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自分らしく生きることを諦めないで

先日とある大手企業さん(以下A社)と打ち合わせをしていて感じたことです。

A社は今、100年に一度の大変革の必要性に迫られているとのことで、どうしたらその意識を社内全体に広めていけるかという相談を受けていました。
きっとこのような課題は、他にも多くの企業さんが抱えていて、まさに今変革に向けて奮闘しているところだと思います。

A社もすでに変革のための素晴らしいスローガンを掲げていて、社内にもどんどん呼び掛けていました。
ですが、なかなか全体の意識を変えていくことは難しいのです。

それはなぜでしょうか?

変革を促すこと自体は決して間違いではありません。むしろやらないと企業生命の危機に陥ります。
これは地球規模で考えた時も同じで、今変革を起こさなければ、遠くない未来に我々人類は地球に住むことができなくなってしまいます。

そんなことは言われなくても、誰もがわかってます。

でもね、わかっていたとしても、
ポイ捨てが辞められなかったり、
お酒やギャンブルなどで浪費してしまったり、
乱暴な運転をしてしまったり、
イライラして人を傷つけてしまったりと、
そういう人間の行動はなくならないのです。

そういう人たちに対して、それはダメだ!こうしなさい!というと、逆効果です。仮に社内で強制的に変革させるようなルールを作ったとしても、表向きは規律やルールを守っても、人はどこか誰にも見えないところで、また自分の闇を吐き出すような行動を起こしてしまうでしょう。

どれだけそれが社会的に正しかろうが、それを押し付ければ押し付けるほど、人の心は反対に動いてしまいます。
権力を使って命令したり支配することもある程度はできるでしょうが、それも長くは続かないでしょう。

結局僕らは、自分の心に余裕がなければ、他の人のことなんて考えられないのです。

『北風と太陽』がすでに教えてくれていますよね。

そう、力づくで押し付けるのではなく、
自分の心の余裕で他者を包んであげれば、一見遅いように見えて、実はスムーズに事が解決していくのです。



では、どうしたら僕らは”太陽”になっていけるのでしょうか?

『自分を生きることを諦めない』

まずは、そこからがスタートです。


弱い自分を受け止めてあげられるあなたは、強くて優しい人です。


今、苦しいですか?

社会に対して強い側面を見せている自分ではなく、なかなか人には見せられない自分の方に、是非問いかけてあげてください。

もしかしたら、そんな自分は幼少期に封じ込めて、強い自分で戦い続けてきたという人もいるでしょう。

かつての僕がまさにそのタイプでした。軸をブラさずに地道な戦略を着々と進めることにより、世間的にはどんどん勝っていくことができたので、あたかも完璧な幸せを得たかのように一時感じたこともありました。

こういう時の人は必ず、「大丈夫、苦しくなんてない。すべてが順調だ。」って感じのことを言うんですよね。
案外、物質的に成功してる人ほどこうやって言うから、人って面白いものです。

でも、強固な鎧をまとった自分が、成功してたくさんのものを得れば得るほど、鎧の中の優しい自分が、本当の自分に気づいてくれと言わんばかりに苦しみ始めます。
そして、そういう時に限って、目の前に感情を露に出す人や、平気で弱音を吐いて投げ出す人が現れたりして、それを見るととにかくイライラして、その相手を傷つけたり、遠ざけたりしてしまいます。

本当はそんなことなんてしたくないはずなのに、つい怒りが込み上げてきてしまうのです。
ユング心理学で言うところのシャドーってやつですね。

これ、本当につらいですよね。

経営者や、チームリーダー、幼い子を持つ親などによく起きることです。
もちろん僕も経験済み。

こういう時に限って、僕らは自分の正しさを強く主張し、つい相手を罰してしまったりします。
俺は正しい、お前は間違ってる。だからこうしなさい!ってね。
次第に周りにある色んなものが壊れていきますよね。

今、そんな状態に自分がなってしまっているかも?と自覚できている方(この場合、ほとんどが無自覚なので自覚できている人は超レアです!本当にすごい!)、
もしくはそういう人たちからやたら非難されることが多いと感じている方、

そう、そんなあなたこそが、”自分自身を生かし、他者をも活かしていく”まさに太陽のような存在になっていける可能性を大いに秘めています。

今、あなたはきっと、何か自分が信じることに対して諦めずに頑張り続けてくれているところだと思います。
もしかしたら、あなたが頑張ろうとしていることを反対したり、非難したり、あざ笑ったりする人がいるかもしれません。
でもね、それはあなたが自分らしく生きることを諦める理由には決してなりません。


だって、周りの人は、ただ、変わろうしているあなたの勇気を羨ましく感じているだけだから。
決してあなたを否定しているわけではなくて、変わろうとしているあなたと自分を比べて苦しんでいて、その苦しみが妬みや怒りになってあなたに向けられてしまっているだけだから。

きっとあなた自身も、誰かのことを羨ましく思ってしまって、妬ましく感じた経験がありますよね?基本的にはそれと同じです。

自分を変えようとしている時、本当に変わる決意があるんだよね?と言わんばかりに、僕らの覚悟を試すようなことがたくさん周りに起きます。

そして、ほとんどの人がその圧力に耐えられずに、自分の本当の気持ちを諦めてしまいます。

それだけ、自分を変えるというのは難しいことなのです。

だからこそ、まずは「自分を変えていきたい、でも苦しい」という自分の素直な気持ちを、あなた自身が赦してあげましょう。
信頼できる誰かに頼ってもいいのです。

そして、今一度強く決断しましょう。
『他の誰でもない自分を生きる』と。

その時、あなたは自分の心を守る勇気を持ち、人を赦せる優しさを身に付けるでしょう。


自分を生き、人を活かすコーチングスクールを立ち上げます


家族や友人、師など、あなたを心から愛し、可能性を信じてくれる人がすでに近くにいる人は、相当ラッキーだと思います。

正直なところ、僕にはそういう人がいませんでした。いや、実はいてくれたんですけど、なかなかそこに気づけませんでした。
(まぁ今思えば、その理由は僕が自分の弱さをさらけ出す勇気を持てなかっただけなのですが。。)

だから、同じような葛藤を抱いている人の力になれないかと思い、そんな場を作ることにしました。

勇気を出して自分を開き、
信頼する仲間からの視点で、新たな自分に気づいていく、
自分の未知なる可能性を信じ、仲間のことも応援し、相乗効果で成長し合い、”人としての器”を広げていく、
そんな場です。


実は、以前5年ほど運営していた「いそがい 喋りの教室」でも、すでに似たようなことをやっていて、
どうやら何年かたった今でも、卒業生の人たちが、僕のいないところでも集まっては、お互いの近況報告をして、互いに応援し合ったりしてくれているみたいなのです。

加工しないフラットな自分でいられて、それでいて、フラットな相手を尊重できる場づくり。

どうやら、もうすでに僕はやっていたようなのです。

今思えばですが、喋りの教室の参加者の方々からも、『ここに来れば、元気が出る』と、ずっと言ってもらえていましたしね。

それでも、実は僕には自信がありませんでした。
経営者や政治家やアナウンサーなどをどんどん輩出して、現実的に結果を出しても尚、自信が持てなかったのです。

だから、自分の持っている武器の中でも、明らかに世間的に見て強いものを選んで、あくまで「伝える力をスキルアップさせる教室」という体を保っていました。
人の人生をまるごと応援する教室だ!って、ストレートに勝負するのが怖かったんでしょうね、きっと。

でも、その後僕の周りにも様々試練が起き、これまで自分が纏ってきた世間的な成功を捨てざるをえないようなことがどんどん起きました。
人の才能開花を応援すると、結果的にあなた自身ももっと才能開花しなさいなと言われているようなことがたくさん起きるんですよね。
ラジオDJを辞めてからの数年の変化がとにかく凄まじかったです。まさにコーチングの真髄を体感しましたね。

それに、人に挑戦しろ~って偉そうに言っておいて、自分がしないんじゃ、なんかかっこ悪いですからね。
だから、超ビビりながらも、相当苦しみながらも、司会業など実績を上げてきた事業をどんどん捨て、限りなくシンプルな自分で勝負してきました。

そして気づきました。
やっぱ人の才能開花を応援するのが一番好きなんだな、と。


で、さらに気づきました。

もうちょっと早くから、素直に誰かに助けてもらえばよかったって(笑)

いやぁ、自分めっちゃ弱かったですわ~。


そんな僕自信の経験を活かして、
あなたの勇気ある決意と挑戦を応援していくべく、仲間同士での相互コーチングスクールを作っていく予定です。

もちろん、僕自身の応援力は数年前と比べても格段に向上していますよ!
”精神と時の部屋”並みに、一点集中で修行しましたからね。
さすがにいい加減、自信つきました!(笑)
フルオープンの僕で、あなたに向き合いますね。どうぞ楽しみにしていてください!

最後に今一度、

どうか自分らしく生きることを諦めないで。
かっこよくなくてもいいんです。自分を諦めずに一生懸命挑み続けるその姿勢こそが周りの人をも元気づけていきます。
不器用な自分を愛せた人こそが、周りの人の過ちをも許し、受け止めていってあげられる器を持てるのです。


それに、人のチャレンジを応援することで、実はかえって自分自身のことがより深く見えてくるものですよね。
ほら、学生の時に、人に勉強を教えたら、かえって自分の学びが深まったあの感覚に近いです。

きっと本来は、誰もが誰かのコーチになった方がいいんでしょうね。
本当の自分自身を知るためにも。


自分を生かし、他者を活かすコーチングスクール(名称未定)は、8月から名古屋での開校を目指して動き始めています。
是非ご期待ください!

~無工夫、平素に在れ~

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commonground39@gmail.com (礒谷宛)