モイモイ!フィンランド紀行(七)

ロヴァニエミという街はフィンランドの北部最大の街、だそうだ。ちょうど前回紹介したサンタクロース村を貫いて、北極線(北緯66度33分線=Arctic Circleという)が走っている。これより北が所謂「北極圏」にあたり、まぁとにかく寒いのだ。今回行ったのはそういうところです。当然、服装もそれ用の格好です。足元は氷点下30度まで耐えられる、SORELのスノーブーツ。トップスはROSSIGNOLのスキージャケット。それ以外はUNIQLOですが。

1泊2日のロヴァニエミでしたが、その1泊の晩も、市街地から30分くらいのところにある湖に、オーロラハントに行きました。モイモイ号というバスで、ガイドさんと一緒に行きます。そのガイドさんがアベラヒデノブさんにそっくりで、ひとりでニヤニヤ。着いたのが9時くらいで、この時点では見事な快晴。新海誠的夜空。ですがそこから次第に曇っていき、結局ずーっと曇ったまま。オーロラは雲の隙間にちょろっと見えただけでした。残念。。。

写真は嫁はんが撮った北斗七星。この日の晩は、これが一番綺麗だったかな。

翌日は1日ロヴァニエミ観光。ロヴァニエミ教会、ロヴァニエミ図書館を廻り、話題のカフェ「Cafe&Bar21」へ。ここではワッフルとサーモンスープを食べました。ここのサーモンスープも「ROKA」に負けないくらい美味しい。燻加減がなかなか際どくていい。これ以上するとスモーキーな感じが強くなってしつこいなぁというギリギリ手前で止めている。ブルーベリーシャーベットも美味。ワッフルはガイドブックに載っていたから食べたけど、それほどマストイートでもないから特にオススメはしません。

写真はサーモンスープです。

そのあと「TavaraTaivas」という北欧ヴィンテージ食器のお店に行きました。ここがなんというか、もうとにかくサイコーだった。まず店名に惹かれた。「TavaraTaivas」を直訳すると「モノ天国」。もうサイコーじゃないですか。ミニマリストとかクソ喰らえですよ、特に理由もないけど。モノ最高。モノ天国最高。たくさんの大好きなモノに囲まれる生活がしたい。必要最低限なんてもったいない。お店に入ってみると60年代、70年代のアラビアがゴロゴロある。相方と一緒によだれを垂らしながら選びます。手に取るとすかさず店長のおばちゃんが近づいてきて、これは何年のものだ、あれは何年のものだ、と色々説明してくれる。さすが「モノ天国」の店長だ。結局、60〜70年代のアラビアの食器と、Antti Nurmesniem デザインのフィネル社の赤いポットを購入しました。

Antti Nurmesniem さんのことは僕もあまり知らなかったのですが、フィンランド生まれのプロダクトデザイナーで、1959年に発表したこのコーヒーポットがとにかく有名なんだそうです。ヴィンテージの値段は高騰していて、日本とフィンランドの価格の違いにビックリ。これはいい買い物したなぁと思いました。

ロヴァニエミを出発する寝台特急に乗り、一路タンペレを目指します。


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