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建築学生 旅の備忘録 ノルウェー編 #1 人生が変わった旅
あと数ヶ月で学生生活が終わろうとしている。大半はコロナの呪縛に苦しめられた記憶であるが、それにしてはたくさんの場所を旅できたのではないだろうか。
学生の私が見たもの、感じたことを鮮度が落ちないうちに備忘録的に残しておこうというのが主たる目的である。感動した建築から街角のふとした風景まで、写真とともに書き残しておきたい。この旅行記があなたの旅のきっかけになりますように。
旅で得たものは一生の宝になる
旅とは素晴らしいものだと思う。私はこの旅で人生が変わったと言っても過言ではない。旅を通して見たもの、感じたものは人生においてかけがえのないものとなる。このノルウェーの旅では僕が建築をやっていく上での一つの指針となる考え方に出会うことができた。
自然はみんなのもので誰のものでもない
ノルウェーで初めに感じたことは、そのおおらかさだ。まず初めに驚いたのは、この場所「オスロオペラハウス/スノヘッタ」
建築をやってる人なら、一度は見たことがあるのではないだろうか。皆さんの予想通りとてもいい建築だった。というか、とてもいい“場所“だったと行った方が正確な気がする。あれはもはや建築という枠を超えた一つの地形を作り出していた。
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ノルウェー人は自然に対して「みんなのもので誰のものでもない」という考えを持っているそうだ。隣の家の庭にりんごがなっていたとして、それを食べても問題ないそうだ。(もちろんダメな時もあると思うけど)なぜなら自然は「みんなのもの」だから。ヨーロッパの人は公共空間でくつろぐのが上手だといつも感心するのだが、ノルウェーの人は公共空間とかではなく自然への親和性がすごいと思った。だからこの建築も公共空間的(広場的)ではなく極めて、ランドスケープ的、地形的に作られているのではないかと思ったのは、考えすぎだろうか。
Oddaへ
今回の旅の目的は大きく2つあった。1つはワークショップ、もう一つはフィヨルドを見ることだ。地理の授業で習ったということもあるが、祖父が話してくれたフィヨルドクルーズでの感動をこの目で感じてみたかった。オスロから第二の都市ベルゲンへと向かい、そこから船に乗ってフィヨルドクルーズと山岳鉄道を乗り継いでオスロまで戻ってくる計画だった。その計画の最中、ある写真が私たちの目に飛び込んできた。
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「トロルの舌」だ。なんという綺麗な絶景!しかも柵とか一切ない。この絶景を見るため、私たちは最寄りの村Oddaに寄ることにした。オスロからバスで10時間かかるそうだ。私たちは、到着したその日にOdda行きのバスに乗り込んだ。
次回、#2ノルウェーの車窓から悪天候の予感
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おまけ
オスロはかっこいい建築や素敵な場所が多いんです。
建築学生が選ぶオスロのおすすめスポット5選も見てみてね。
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