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2023年に読んだ書籍 ベスト3

初めまして。2025年現在、某理系単科大学に在籍している大学生のYusukeと申します。この記事では「2023年に読んだ書籍のベスト3」を紹介しようと思います。

合計「72冊」


1.FULL POWER:ベンジャミン・ハーディ

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概要:

自己改革に関する書籍である。この本では、成功や成長は意志の強さや才能だけでなく、周囲の環境によって大きく影響されると主張している。ハーディは、意志力には限界があり、環境を変えることが重要だと説いている。 科学的なアプローチを用いて、人間の行動メカニズムを解明し、友人や環境が自分に与える影響について詳しく説明している。

感想:

本書は、僕が人生で初めて大きな影響を受けた自己啓発書である。特に「自分をつくるのは意思ではなく環境である」という著者のメッセージに触れたことで、僕はそれまでの環境から離れ、新しい環境を次々と求めるようになった。新しい場所に移ると、そこもやがてコンフォートゾーンとなり、成長が鈍化する。そのため、さらなる成長を求め、常に自分をより高いレベルの環境に置くことを意識するようになった。

また、「挑戦」という言葉への捉え方も変わった。人間の生存本能により、現状を変えること、すなわち挑戦することは決して簡単ではない。しかし、視点を変えれば「変わらないこと自体がリスク」であるとも考えられる。このような状況において、どう挑戦を続けるかという課題に対し、本書では「回帰不能点」という概念を提案している。これは、後戻りするよりも先に進む方が楽になる状況を作り出す方法であり、心理学の「サンクコストの呪縛」を巧みに活用したアプローチである。

著者のアドバイスは科学的根拠に基づいており、非常に納得感がある。この本を通じて、私は成長のために環境を変え続けることの大切さと、挑戦を恐れない姿勢を学んだ。

2.金持ち父さん貧乏父さん:ロバート・キヨサキ

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概要:


お金持ちになるための考え方やノウハウを教える本である。この本は、金持ち父さんと貧乏父さんという二人の父親の金銭哲学を比較しながら、資産管理や財務的自由に関する重要な概念を説明している。お金に関する教育の話から入り、独自のファイナンスリテラシーの展開、そして”生き方”といった部分まで書かれている。

感想:

本書は、僕が人生で初めてファイナンス知識の重要性を実感した書籍である。ファイナンシャルリテラシーに関する書籍の中でもベストセラーとなっている本書だが、注目すべき点は、金融知識そのものだけでなく、お金に対する「考え方」や、お金と共存していく上での「生き方」といった資本主義社会で生きるために欠かせない本質的なエッセンスが広く書かれているところにある。

僕たちの生活からお金を切り離すことはできないにもかかわらず、義務教育や高等教育の中で、僕がこれらの知識を体系的に学ぶ機会はほとんどなかった。そんな僕でも、この本は内容をしっかりと理解することができ、お金についての知識を身につける必要性を強く感じさせてくれた。ファイナンスリテラシーがゼロだった僕にとって、この一冊は、知識を得るための大きなきっかけとなった書籍である。

3.テクノロジーが予測する未来:伊藤穰一

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概要:


最新のテクノロジーが社会に与える影響を考察した書籍である。本書では、web3、メタバース、NFTという三つの主要なテーマを通じて、テクノロジーの進化が私たちの生活や働き方にどのように変化をもたらすかを考察している。 単なる技術解説にとどまらず、働き方や文化、教育など多様な社会的側面におけるテクノロジーの影響を幅広く考察しており、急速に変化する技術環境に対する理解を深めるための指針となる一冊である。

感想:

本書は、僕が「Web3」に興味を抱くきっかけとなった一冊である。Web3とは、インターネット以来の大発明と言われるBlockchain技術を基盤としたインターネットエコシステムのことである。その主要な要素として、Bitcoinをはじめとする暗号資産、デジタルデータの唯一無二性を証明できるNFT、そして新しい組織形態であるDAOが挙げられる。僕はこれらをWeb3の三大要素と考えている。

Bitcoinは2008年に開発され、その後、時を経て金融商品として注目を集めるようになった。そして、2023年に僕は本書とWeb3に出会った。この記事を書いているのは2025年であるが、2024年11月に行われたアメリカ大統領選挙で当選したトランプ氏がBitcoin肯定派であることを踏まえると、今後Web3市場がさらに拡大していく可能性は大いにある。このような未来を見据え、本書とWeb3に出会えたことは、僕にとって非常に幸運な出来事であったと感じている。

技術に詳しくなかった僕でも、理解しながら読むことができた良書である。


最後まで記事をお読み頂きありがとうございました。
僕のnoteが読者の皆さんにお役立てできますと幸いです。

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