ミスチル桜井さん・B'z稲葉さんの対談を見て
YouTubeでおすすめに流れてきたミスチル桜井さん・B'z稲葉さんの対談を見ました。
僕はダンスの振付をします。
また自分でそれを踊ることもあります。
作曲をし、自らもパフォーマンスをするお2人からは
きっと学ぶべきことが山ほどあるだろう。
今自分が悩んでいることのヒントがあるかもしれないと
1時間を超える動画でしたが食い入るように見ました。
喉や身体のケア・メンテナンス、ツアー中の過ごし方
本番前のルーティンなどパフォーマーとして
お互い気になっていることを質問し合っていることが大部分でした。
公演ごとにケアグッズが増えていくことや
調子が悪い時についてなど自分にも当てはまる
「めっちゃわかる〜!」ということばかり。
むしろこんな凄い方たちでもこういったことを
気にしているのかということが多くむしろ意外なほどでした。
またお2人の話しからステージに立つ際のトラブルや
不調などへの恐怖感はどこまで行っても無くならないのだなと現実を見ることにもなりました。
また「本当に良い歌とは何か?」など
パフォーマーとしての表現について語り合う場面、
そしてそれに対するテクニックについて。
僕がダンスでもずっと答えが見つからない、
意見が変わっていくことについて
それぞれの若い時からの変化、経験を通しての言葉は
とても面白かったです。
また同時にお2人も常に変化し、
答えはない非常に哲学的な問いでもあるんだと学びました。
さらに声の調子とライブの出来は比例しないなどもとても興味深かったです。
僕自身も身体がすごく軽くていっぱい動ける!という日に良いダンスができるかは必ずしも比例しません。
自分としてすごく動けた!と思っても観ている方が今の踊り良かった!と思うかは全く関係がなくすごく難しい問題です。
パフォーマーとしてのお話が大部分でしたが後半に少しだけ触れている「作詞」の書き方について僕は最も興味深いお話しでした。
〈1:02:09〉頃からになります。
作詞と振付の仕方に共通点が見えたと同時に「自分が無意識にやっていたことはこういうことだったのか!」と発見がありました。
また同時に「こんな作り方もして良いんだ!間違いはないんだ」とハッとさせられました。
僕が振付をするタイミングは大きく分けて
・ダンスレッスンの教材
・ミュージカルの振付
の主に2つです。
レッスンの教材として作るときには
〈受講者のレベル〉
〈学んでほしいこと〉
からこの動きは入れようと決めます。
〈ターン〉を練習したいから今回は入れようなど。
また体幹部を使う動きは難易度が上がるので手脚を使う動きを多めにするなどレベルに合わせて動きの方向性を決めておきます。
あとはヒップホップのようなリズムの要素を強くするか、ジャズ・バレエのようなノビ、腕や指先の美しさを動きのメインとするかこの組み合わせによって何パターンか方向性があります。
これらを音楽と合わせていきます。
僕は基本的に耳に飛び込んできたメロディー・ビート・歌詞に先ほどテーマを決めた動きを組み合わせていきます。
ですのでレッスンの振付の場合は歌詞のストーリー性や意味を深くは考慮しません。
ある程度の世界観は合わせますがハッピーな曲はハッピーですし、バラードは切なくなど曲調で大きく方向性が決まります。
ハッピーな曲調だけど実はものすごく悲しい歌でそれをあえてハッピーな曲調に乗せることで…みたいな深い展開があったとしても気にしません。
というか振付を考えながらぼんやり聞いていると気付きません。
それ以上に動きの練習のための音楽、教材の意味合いが強いということです。
直感的な音の感覚を第1に振り作りをしていきます。
一方でミュージカルの振付の場合は大きく異なります。
まずミュージカルの場合は作品全体でのストーリーがあり、楽曲はその一部分です。
そのため1曲を点ではなくまず全体の流れから見ます。
とにかく台本を読み込みます。
受験勉強の国語のようにとにかく必死に読み込み〈論理展開〉や〈構造〉を読み解きます。
S&D Projectの脚本・演出のまるさんからは「役者であんまりそういうアプローチをする人はいないよね笑」と言われます。
大体もっと感性や感情で捉えていくからあまりロジカルに行くタイプはいないと。
これは僕の大きな特徴かもしれません。
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