雇用保険3ヶ月制限中のアルバイト 給付中断と再開
3ヶ月制限中にアルバイト
雇用保険受給までの3ヶ月制限中のアルバイトに関しての体験談です。
参考になれば幸いです。
雇用保険の中断と再開手続きをしました。
さて、退職理由が自己都合の場合、受給制限期間が設けられ雇用保険の給付開始が3ヶ月先になります。いわゆる「3ヶ月制限」です。
コアラは節約生活で2ヶ月耐えましたが生活費のほかに健康保険、国民年金、住民税、奨学金の返還とすぐに退職金が消えてしまいアルバイトを決意しました。
3ヶ月制限中のアルバイトは雇用保険の受給に関して全く問題がないので心配無用ですし、報告する必要もないようです。
肝心の仕事は知人の紹介で夏季限定のプール監視のアルバイトに決定しましたが、コアラの希望する雇用期間とズレがありました。
都合よく3ヶ月制限中に終われて、さらに時給や通勤条件などがマッチするアルバイトなど見つけられません。バイトとはいえ大人ですし、都合よく辞めるとも言えないですよね。
3ヶ月制限期間を1ヶ月超えるシーズンバイトのスケジュールでした。
3ヶ月制限期間を超えるフルタイムアルバイト
そのアルバイトの週間スケジュールは [ 月~金 週5日 / 8時半~17時 ] です。いわゆるフルタイム。
ハローワークの就職の目安は週20時間労働ですので、これでは雇用保険がもらえない!?
コアラは雇用保険初心者だったのでアルバイト開始前にハローワークへ行き、3ヶ月制限を超える件、フルタイムの件を相談しました。
結果必要な手続きは
・雇用保険の受給中断手続き
・雇用保険の再開手続き(アルバイト終了後)
ちなみに、アルバイトをしながら減額無しに雇用保険を受給するのであればコアラの場合、週3回(週20時間以下)時給800円以下という大体の目安を頂きましたが、難しいですね。
雇用保険の中断手続き
ハローワークで雇用保険の再開を前提に相談した結果、受給開始日を遅らせることができると判明しました。給付日数は変わりません。
この雇用保険の中断&再開処理はハローワークでできますがいくつか確認がありました。
「長期採用(1年以上)の見込がないかどうか」
長期採用の見込がある場合、就職したとみなされるので雇用保険がストップします。見込とはなんともグレーな表現ですがコアラの場合は2ヶ月のシーズンバイトと決まっていたので問題なく回避。
[ フルタイム(労働時間が週20時間以上)× 長期採用(1年以上)見込 ] に注意!
ちなみにフルタイムの場合、雇用主は被雇用者(コアラ)を雇用保険へ加入させる義務があります。また雇用保険受給の大前提に雇用保険へ未加入であることがあります。アルバイトの面接時に雇用保険への加入があるのか聞いたところ「ない」と言われました・・・おそらく経費削減でしょう。その点もハローワークで聞いておきました。
コアラ 「ちなみに雇用保険への加入はないと言われたのですが・・・」
雇用保険課の人 「・・・ハローワークから加入催促できますが、どうされますか?」
コアラ 「まずお聞きしますが、その場合でも受給できますよね?(怖いので何度も確認)」
雇用保険課の人 「はい。長期採用ではないのでアルバイト終了後に給付できます。」
コアラ 「では短期で雇用保険へ加入した場合のメリットはありますか?」
雇用保険課の人 「あります。2ヶ月間でも加入するとその分が積み立てれます。」
詳しく聞いたところ、今回ではなく次回退職した場合の雇用保険受給に関するメリットです。
雇用保険の受給には最低1年間の加入が条件です。
例えば将来、次の仕事が決まって就職したものの10ヶ月で退職した場合、今回の2ヶ月のアルバイト期間で雇用保険へ加入していれば加入期間が合計12ヶ月となってまた受給可能。加入していなかったら受給資格がないとなってしまいます。
悩みましたが紹介だったこともあり、無理を言うのもはばかられましたので未加入でいいですと伝えましたw
雇用保険の再開手続き
再開手続きで大事なポイントは手続きの日です。
この日で認定日が決まります。ハローワークの営業日とアルバイト終了後のスケジュールを材料に窓口の人と相談して決めましょう。
「△日にハローワークに来て手続きすれば◯日が認定日になって、△~◯日までの給付日数分が後日に振込まれます。」と教えてもらえるので見通しがつきます。
次は書類関連です。再開手続きで必要な書類をあらかじめ聞いておくのがいいでしょう。
・離職票 又は 退職証明書
離職票は発行に時間がかかるのでコアラは退職証明書をお勧めします。
ハローワークで虫喰いの退職証明書をもらえますので、アルバイト先で終了日が近くなったら書いてもらいましょう。面倒な内容はないので直ぐに書いてもらえます。
その退職証明書を持参して、前もって決めた日にハローワークで雇用保険の再開手続きです。
ここまで見通しがついていれば安心してアルバイトができると思います。
ちなみに再開手続きのハローワークカードの取得自体が求職活動実績としてカウントされます。
受給開始の1ヶ月のズレは経済的な打撃が大きいです。冒頭で都合のいい条件のアルバイトはないと書きましたがなるべく探したほうがいいでしょう。