その金額は、税込みですか?税抜きですか? 相手に伝わったことがすべて
税込みと税抜き、迷ったことはありませんか。
税抜き価格で納得し、レジを通したら税金が追加されると、高いと思い損した気分になります。
幹部会議で起きた重要な間違い
お客様の経営会議で大きな間違いがありました。その経理部から上がった数字をもとに、当期の利益予測をしたときです。
社長は、「売上が下がっていて、心配・・・」ということに対して、
私は、「前年と比較しても大きな違いはないから、心配ありませんよ。利益も4,000万円超えそうですし」と伝えました。
社長は、「そうなのかなー」と怪訝な顔つきをしたままです。
(社長は販売管理ソフトで確認していて、税抜き売上だけ頭に入っている状態)
ふとした経理の発言から、売上数値が税込みの金額だったことが判明しました。間違いの原因は、会計ソフトに入力するときの金額を出力すれば良いと思っていたためです。
経理担当者が変わったことで、以前は税抜き数字で話し合っていたのが当たり前だっただけに、税込み数字のデータということに気づけませんでした。
その場は、概算値で利益の修正を行い、
それでもしっかりと利益がでることを確認できたので良かったのですが、
社長が、「どおりでおかしいなーと思ったよ」と感覚の行き違いの大切さに気づかされました。
親切・丁寧なことは、支払う人にとっての総額
B型事業所のメニュー表の改定をしています。
スタッフの異動や新規採用も行ったことも含めて、社内での料金共有が大切になってきました。
特に、当期から課税事業者になったこともあり、経理としてはお客様とスタッフが話し合った金額が、税抜きか税込みか毎回聞き直していました。
どちらかと言うと、経営者は税抜きで話し、スタッフは税込みで話す傾向にありました。
「法人には、税抜き価格を伝え、プラス消費税ですと言い、
法人以外の一般の消費者なら、税込み額を伝えなさい」と会計事務所の先輩に言われたことがあります。(内心、法人にも税込みでお伝えした方が親切だと思っていたのですが・・・)
会計のプロでも迷うことがある、相手への税込み・税抜きの金額について。
スタッフには、税込み金額でお伝えするように統一したいのですが、
スタッフが作る納品書には税抜き金額での入力が求められます。
余計、混乱するような仕組みになっております。
お客様とは、税込み額で商談を進め、納品書の記入時には税抜き額で入力する。
ここの社内共有と改善がありそうなので、今後も調整していきます。
伝わったことがすべて
どんなに気をつけて、税抜きプラス消費税ですと伝えていても、
相手が税込みの額で言われたと思ったら、お支払いの時に不信感を与えてしまうものです。
ネット商品などでは、ほとんど税抜き額が記載されて、小さな文字で(税抜き)と書かれています。
気づけないから、税込みだと思っちゃいます。(そう思いたいのでしょうが)
カード決済時に、そこに気がつきます。
特に嫌なのは、「1万円以下だから良いかも」と9,800円の決済に進むと、
実際は、10,780円という税込み額が表示されるケースも、過去ありました。
めんどくさいからそのままスルーしちゃいますが、嫌な気持ちは残ります。それからは、自分はしないようにしようと決めました。
今回のトップの写真は、税抜き9,800円での金額にしよう、というアイデアが会議で出たのですが、
私の過去の体験が浮かび、税込みにしてもらいました。
経理的にも、10,000円もらって200円のお釣りを準備するのが楽という、ちょっとした意図もありますが。
まとめ
社内の会議資料・銀行との対話資料など様々な場面で、
その数字が税込みか税抜きかの違いから、大きな影響がでるものです。
支払いを求める時は、税込み価格でお伝えし、
支払う時には、税込みであることを確認した上でお支払いしたいものです。
ほんの少しの手間が、相手との関係性にもかかわってきます。
あなたの商品は、税込み価格でお伝えしてますか?
■長男&長女日記(2歳5ヶ月&0歳7ヶ月)
長男は、帰ってくるなり走って「パパー」と抱きついてくれるようになりました。今週は幸先が良さそうです。(だいたい週4日くらいはテレビに負けてます)
長女は、お風呂に入れてあげたら珍しくご機嫌斜め。ベビー用バスタブが小さいようです。そろそろ、一緒に湯船につかります。
■1日1%の成長
・始めての裏道に挑戦
・空腹時にコンビニの唐揚げを食べる(⇒腹痛につながる)