キャバクラ体験談②(エッセイ風)
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どうもラキ(キャバクラ相談室)です☝️
本日も僕がキャバクラの体験談をエッセイ風に書いていきます。
尚、今回の記事は僕の体験談であり、キャバクラについて詳しく知りたい方、キャバクラで働く女の子を落としたい方には有益な情報がないのでほかの記事を待っていてください。
また、本記事は②となっており、①をご覧でない方は下から飛んでいただくことをおすすめします。
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アルバイト初日僕は自転車でバイト先の「Z」へ向かった。
もし何かあったときのために自転車は近くの時間貸しの駐車場に止めた。
「おはようございます」
と店に入ると店長のA、副店長のB、社員のCがたばこを吹かしながら談笑していた。AはCHANELの香水の香りををまき散らし、素人目でもわかる高級なスーツに身をまとっていた。
「こっちにおいでよ」と言われBとCに改めて自己紹介をした。
Bは仕事に対してはまじめで何かと僕に対するあたりが強くマウントをとってくる人間だった。Cは女性の社員でとにかく優しく今思えば怒られたことはなかった。
後にこのBが僕をキャバクラの世界に引きずり込むことは微塵にもわからなかった。
初日はCを中心に仕事を教わり、20時から29時までみっちり仕事をした。初めての長時間革靴を履いての作業で足の裏がぱんぱんだったことも覚えている。仕事が終わって入社祝いだと24時間営業の居酒屋につれてってもらいしこたま飲み、食った覚えもある。その日は酔っ払いながらチャリンコを引きずって帰った。
“居心地が良くここで社員になるのも悪くはないな”
などとも考えていた。
バイト二日目は初日に車での送りが使えることを知り、電車でバイト先に向かった。この日はNO.1キャバ嬢のNにあえるというので心を躍らせていた。僕は20時出勤で21時にNが出勤というのでお客様の少ない時間に仕事を復習し恥をかかないように準備していた。その矢先にNが出勤してきたので
ラキ 「お疲れ様です。アルバイトのラキです。初心者ですががんばりますのでお願いします。」
と挨拶をした。
N 「、、、。」
Nは僕の自己紹介を無視してきた覚えがある。
僕はこのとき
「絶対に仕事で見返してやろう」
そう心に誓った。
仕事もいい感じに覚えてきたアルバイト開始から一週間が経ったある営業終わり、僕はスタッフと仲良く談笑していた。そこにNがドレスから私服に着替えてちょっと離れた席でたばこを吸い始めた。
僕はNの前に灰皿がないことを確認し、Nの前にどうぞといわんばかりに灰皿を置いた。次の瞬間にNが口を開いた。
N「ラキ君、ありがとうね。最近仕事も頑張っているし、女の子からも評判いいよ!ラキ君のことを評価している女の子もいっぱいいるよ!」
僕は、認められてうれしかった。しかし喜びの時間もつかの間だった。
N「でも、私から見たら全然仕事できてないし、今も灰皿持ってくるの遅かったし。気も使えない。何もよくない。」
とばっさり切られてしまった。
立場の違いもわかっていたので僕は何も反論せずにただ一言だけ
「すみません」と言った。
初めてこの仕事を辞めようと思った。