見出し画像

100:【帰国/南アフリカ日記 完!!】week87


18 Mar 2024(Pretoria,Gautain,South Africa )
晴れ 最高気温33℃ 最低気温18℃ 湿度55%    日の出6:11 日の入18:17

Day602(18 Mar)

 南アフリカ生活のラスト飯はステーキでした。南アフリカのお肉は本当に美味しい。しかも値段もお手頃。しっかりと味わっていただきました。
 JICA事務所の関係者の方々に集まっていただき、これまでの活動を振り返ったり、これからの南アフリカについて貴重な話が聞けたりして充実した時間でした。
 いよいよ明日帰国です。しかし、全く明日帰国するという実感が湧きません笑
 明後日には日本にいるというイメージが全く湧きません。なんか不思議な感覚です。本当に帰るのかな?笑

帰国直前で新札(2023年5月〜)が揃った!
左が旧、右が新

Day603(19 Mar)

 銀行口座を閉じていきたかったのですが、JICAからの振り込み等が遅れ無理でした。というわけで、銀行で話を聞くとメールで申請し、送られてきたフォームに記入すれば口座が閉じられるとのこと。また一時停止ならスマホアプリでも可能とのこと。ただ、自分は閉じて出国した方が気持ち的にもスッキリするのでそうしたかったです。どうやら委任状を書けば代行で閉じてもらえるみたいなので、事務所の方にお願いすることにします。最後までハラハラドキドキバタバタでした。
 エチオピア航空で出国します。エチオピアのアディスアベバ、韓国の仁川経由で帰国します。合計で22時間の長旅です。

空港の名前にもなっているO.R.Tamboさんの銅像?と
出国前に記念撮影!
離陸直後の南アフリカ(ヨハネスブルク)上空
寂しいな…

Day604(20 Mar)

 帰国!
 アディスアベバで現職参加のアフリカ隊員の皆さんと合流したので、久しぶりに会えて嬉しかった。訓練所以来、久しぶりに会ってみんなさらにパワーアップして逞しくなっていました!
 空港では先に到着した東南アジアの隊員や諸事情で任期短縮せざるを得なかった仲間が迎えてくれました。再会が嬉しかった。本当にたくさんのかけがえのない仲間に出会えたと思います。

 宿に荷物だけ置いて、みんなで居酒屋へ行きました。焼鳥、生卵、すき焼き、刺身…どれも美味しくて感動しました。日本って素晴らしい。
 二次会では、海外ボランティアや支援について、各々この約2年の経験を経て感じた思いや考えを語り合いました。本当に貴重で考えさせられる会になりました。

「JOCVとは種まきのようなもの」
「JOCVはいなくていいけど、いた方がいい存在」
「究極の自己満足。精一杯自分にできることをやる。でも、強要はしない。それを受容するかしないかは現地の人が決めれば良い」
などなど…。

 もっとしっかりメモしておけばいいと思った話がたくさんでした。
これからも素晴らしい仲間たちとの繋がりを大切にしたいと強く思います。


 さて、帰国すると早々に様々なことで逆カルチャーショックを受けます。ただ、これらの感覚はしっかりとメモをして覚えておきたいです。慣れてしまう前に…。異文化理解をしてきた我々ですが、慣れというのはおそろしく早く、そして自覚なくやってきます。日本を訪れる外国人への気配りや当たり前にある環境が当たり前ではないという事実をしっかりと認識していくためにも、これまで開発途上国で培った経験や生活体験はもちろん、それらの経験を踏まえて感じる逆カルチャーショックも大切な経験になると思います。
 いよいよ、あと10日後には日本の現場に戻るというのが信じられません。不安でしかない…。今までの超ホワイトな環境から、日本の働き方に戻るのか…。2年で多少は良い方向に変わっているのか?
 まぁ、やるしかないので頑張ります。日本に染まるのではなく、協力隊経験を通じて身につけたグローバルな感覚や視点や多様な考え方、広がった視野で選択・判断し自分の道を進んでいきます!

あとがき

「いつか世界を変える力になる」と勇気を出して挑戦した海外ボランティア。大変な思いもしたし、うれしかったことや楽しかったこともたくさんありました。開発途上国の人たちのためにできたことはほんの小さなことでしたが、「自分にできること」は最後まで精一杯やり切ったと自言をもって言えます。たとえ小さなことでも、それが誰かの大きな一歩を踏み出すきっかけになれたのなら、それも十分に「世界を変える力」であったと思います。現地の人たちとともに暮らした1年8か月、彼らの優しさと支えがあったからこそ最後までがんばることができました。ここでの経験は一生の宝物です。そして、この経験を少しでも社会や未来を担う子どもたちに還していきたいと思います。おしまいに、私の背中を押してくれたJICA 海外協力隊ポスターの言葉を紹介します。この先も大切にしたい勇気をくれる言葉です。
“世界を変えてきたのは、いつの時代も、たったひとりの強い想いだ。”

南アフリカ通信 最終号
※岐阜県公式HP「ぎふ国際協力大使からの便り」に掲載していただいています。もしよければご覧ください!

訓練期間も含めると丸2年間、たくさんの人に出会い、様々な貴重な経験をさせて頂きました。
海外派遣に際し関わってくださった多くの皆様、このnoteを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。


Yusuke’s Blog『南アフリカ日記 as JOCV』 
完!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?