050:【旅行記;ガーデンルート by BazBus→プレトリア】Week37
※上の写真はナイズナラグーン
Day252(Apr3)
午前中にバルトロメウ・ディアス博物館へ。ポルトガルの探検家バルトロメウ・ディアスが1488年に初めて南アフリカに上陸した地がモッセルベイ。館内には大きな船が。実際に乗り込んで船内を見ることができる。船を囲むようにして様々な資料や地図が。また当時運んだのであろう象牙や亀の甲羅なども展示してあった。モッセルベイ(Mussel =ムール貝がたくさん取れることから1601年、オランダ人の航海士にやって名付けられた)だけに、貝類や海の生き物の展示も少しあった。
13:30。バズバスに乗車。
15:00。予定より1時間ほど遅れてジョージGeorge(McDonald's Garden Route Mall)に到着。
ここからオーツホーンOudtshoorn へはシャトル(おそらくジョージ&オーツホーン間を縄張りとするタクシー)を利用しなくてはいけない。片道R650(約5000円弱)。高すぎるので、bolt(配車アプリ)で行くことに。遠すぎて(65km、約1時間)、全然つかまらない。奇跡的につかまったが、現金で払えとのこと。とりあえず乗って値段交渉。結果的にBoltを介さず、直接ドライバーに現金R500を払うことで成立。良いドライバーでした。
16:40。「Oasis Shanti backpacks 」に到着。可愛らしいキャラバンに宿泊。シャワー、トイレ、洗面所は外でした。1泊R450。ロードシェディングはあり。室内はとても綺麗でした。
その後、タウンへ夕食を食べに出かけました。Oudtshoorn はダチョウ産業で有名な町。なので、ダチョウのフィレステーキ(R180)を食べました。少し切りにくく臭みを消すためか胡椒が多めに使われていた気がします。見た目は牛肉みたいだけど、味は淡白で油っぽさも無く食べやすかったです。鶏肉より美味しいと感じました。町の中心地以外はさびれて治安が悪そうだったので、日が暮れる前に足早で帰りました。UberやBoltはこの町には走っていません。完全にタクシーが支配しているので、バックパッカーには優しくない町です笑
白人の方は多いですが、だいたい町の中心にいて、車移動という感じです。
Day253(Apr4)
午前中にSafari Ostrich Farmへ。トラクターツアーに参加。ここでは、3種類(ジンバブエブルー、ケニアレッド、南アフリカブラック)のダチョウとエミューを見ることができました。こんなにたくさんのダチョウを間近で見るのは初めてだったので、大興奮。どうやら南ア全体の約90%にあたる約10万羽がオーツホーンで飼育されているらしい。
ガイドに卵になっても割れないくらい丈夫だからと乗るように薦められましたが、かなり抵抗がありました。
ダチョウブーム全盛期(羽根を使用したファッションがブーム)は、羽根1gと金1gが同じ価値だったらしい。そのため多くのダチョウ成金が誕生し、豪華な御殿Feather Palaceが建てられたそう。現在はブームが去ったものの、ダチョウは羽根以外にも、革はカバン、財布などに、卵は食用、殻は置物やアクセサリー、肉は食用に使われるため、今でもオーツホーンの重要産業とのこと。
ちなみにオーツホーンはカンゴー洞窟も有名です。時間があれば行ったのに〜。
さて、ジョージに向かいますが、オーツホーンにはUberやboltはないので「AB タクシー」でR650をしぶしぶ。高すぎる。
14:35。予定から遅れること15分、Bazbusに乗車。割とバックパッカーがいました。割と多くの人が次の町、Wildernessウィルダネスで降りたり乗ったりしていきます。確かにビーチが美しく、小さな湖もあって、品のある町並みもあって良いところな感じがしました。
16:00。Knysna ナイズナ「Keedols Inn &Backpacks 」へ到着。ここのご主人はなんと南アと日本のハーフ。日本語も話せていました。何より僕が日本人であると知るととても喜んでいました。聞くところによると全然日本人が来ないから会えて嬉しいのだとか。なんだかこちらまで嬉しくなりました。
夕方はウォーターフロント付近を散策。夕陽に照らされたナイズナラグーンがとてもキレイでした。「ザ・ヘッズ」と呼ばれるふたつの突き出した崖によってインド洋と分けられているので、波が立たずカヌーを楽しむ人たちも多くいました。
この町も夕暮れを過ぎるとレストラン以外人は見かけなくなります。Uberを数台見つけましたが、なぜか捕まえられませんでした。
バックパッカーズルームには僕一人だけでした。快適。ちなみにタオルは置いてません。ですが、特別に貸してくれました。わがまま言ってごめんなさい。
Day254(Apr5)
奥さんがUberで行けるからザ・ヘッズには絶対に行くべきと強く薦めてくれたので、ビューポイントへ行くことに。昨日ウォーターフロントでザ・ヘッズのクルージングツアーR600で、高すぎたので諦めていましたが、Uber兼タクシーが往復R130で行けました。本当に絶景でした。行って本当によかった。
午後からはナイズナのタウンを散策。小さくまとまっているので十分回れました。この小さな町でも白人とカラード、黒人の集まるところは分かれているような印象でした。
バズバスに乗って、ストームスリバーに行きますが、到着は19時の予定。なので、Hungry lionというアフリカを中心に?展開しているファストフード店でテイクアウト。初めてこの店を見たので、つい。
ストームスリバーに着く手前のBloukrans bridgeという橋でドライバーさんが停車し説明してくれました。アフリカで最も高い橋のバンジージャンプで有名とのこと。高さは216m。すごく高い。乗客の中にも明日トライするという人がいました。すごすぎ。
19:00。StormsriverストームスリバーのTsitsikamma backpackersに到着。ここの村はバックパッカー向けの宿がたくさん。そして、お客さんもたくさん。僕の部屋にはアメリカ人の女性、オランダ人の女性、イギリス人の男性が一緒でした。みんな優しくてコミュニケーショ能力が高い。とても楽しかったです。もっと英語が話せたらな〜。ちなみに、みんな日本に行ったことがあるらしく、なんだか嬉しかったです。やはりこのタイプの部屋は気を遣いますが、みんな慣れたものです。フロントでさ監視カメラで各部屋チェックされているので安全ではありました。
Day255(Apr6)
一緒の部屋で仲良くなった女性2人にチチカマ国立公園まで乗せて行ってくれました。(イギリスの男性は今日はゆっくりするらしい。)
ストームスリバーにかかる吊り橋(Suspension Bridge)はなかなか楽しかったです。ちょっとだけスリルを味わえました。定員25名なのに人が多くなってくるとギリギリだったので大丈夫かなって心配になりました。
ビューポイントまではなかなかのハイキングでした。完全に舐めていました。それに海沿いで湿気があり、さらに暑かったので汗が止まりませんでした。日本の夏を思い出しました。
帰りはシャトルR100(R120って言われたけど、往復で150Rってのを知っているから値下げ交渉)でストームスリバー村まで帰りました。その後、マリリンモンローやエルビスプレスリーなどの写真や音楽、ヴィンテージものの車やバイクが展示された昔のアメリカンチックなカフェでキャラメルアイスを食べてまったりしました。オーナーの趣味なのかなかなかのこだわりとアメリカ愛を感じました。
さて、このストームスリバーがガーデンルートの最終地点(最初はヘイデルバーグHeidelberg)になります。ガーデンルート中心部のモッセルベイからここまで約255km。なんだか感慨深い。
そして、今夜でバズバスともお別れ。Port Elizabethポートエリザベスに向かってラストライドでした。
世界中から来たバックパッカーと出会い、別れたと思ったら再び乗り合わせたり、とても楽しい旅でした。2人以上ならレンタカーの方が安いし便利だけど、バズバスならではの楽しみ方もありだなと思いました。
Day256(Apr7)
ポートエリザベスはとても風が強い。さすが「風の町」と言われるだけある。雰囲気については、人が少なくて、なんか寂しい感じです。治安も悪そうな感じ。ポートって名前があるくらいだから、港も大きいと思ったけど、ダーバンの方が規模がデカいです。
午前中にドンキン保護区Donkin Reserveへ行きました。丘の上には初代英国ケープ植民地総督代理だったドンキン卿が、亡き妻のエリザベスを偲んで建てたピラミッドと灯台がありました。坂を下るとゴバン・ムベキ通りで、いわゆるダウンタウンのメインストリート。歴史的な建造物やビクトリア調時代の家屋も残っており素敵。ところが雰囲気が良くないし、治安が悪いです。
以下、僕の身に起きたこと。
ドンキン保護区にあるピラミッドを見にホテルからUberで。下車した時に人の少なさと静けさと、多くのゴミが風に巻き上げられ様子など、総合的に治安が悪そうと感じた。正直、下車するのもためらうくらい。写真を撮り終え、帰ろうとしたその時、セキュリティーと名乗るスーツを着た男性が声をかけてきた。「この地区のセキュリティーだ。この地区を歩き回るためにはパスが必要だ。ゴバン・ムベキ通りにオフィスがあるから、一緒に発券しに行こう。もちろん無料だ。」。今、思えば普通に怪しすぎる。しかし、その時ビビりまくっていた自分は、そのオフィスでもUberが呼べるという言葉に付いていってしまった(本当にバカです。)。そしてついた先はATMでした。この時点で「しまった」と思ったのですが、その時には既に仲間と思われる人5〜6人に囲まれていました。「クレジットカードを入れれば、パスが出てくるから」と言うが、そんなわけあるか!。とにかく、「現金しか持っていない」と主張し粘る。とにかくここから逃げる方法を全力で考えていた。途中から相手が何言っているかも覚えていない。すると、その男たちも口調が荒くなってくる。もうこれ以上時間はかけられないと思い、一か八かで自分を連れてきた男性に相談するように見せかけ、「発券する前にもう一度、元の場所へ行かせてくれ。たぶんカードを落とした。」とめちゃくちゃな理由を言って、その場を離れることができた。震える手でUberを呼び、同期がいるホテルへ。何とか無傷で終わりましたが、旅行するときは気をつけてほしいです。自分もついていくべきではなかったです。反省。
その後は、Summerstrandと呼ばれる地区にあるモールへ。カジノもあります。このエリアは比較的治安が良いです。あまり良い判断の仕方ではありませんが、ダウンタウンには白人の方はいませんが、このエリアにはたくさんいます。まだまだ格差はあるように感じます。
夜はIzakaya Arata新へ。値段も安くて美味しかったです。オーナーは中国人でしたが、ちゃんと日本の味でした。
Day257(Apr8)
午前中にポートエリザベスからヨハネスブルクへ。2時間弱のフライト。ポートエリザベス空港はとても小さかったです。
さて、ヨハネスブルクではお決まり、アジアンショップへ行き、韓国料理店バンチャン(この旅3度目笑)を食べ、プレトリアにある研修時代からお世話になっているゲストハウスへ。長旅を終え、なんだかホッとしました。
Day258(Apr9)
今日はイースター(春分の日以降初めての満月の後の日曜日らしい)。ゲストハウスに流れるラジオも宗教歌ばかり。朝食にはイースターバンズと呼ばれるパンが。(翌日にはイースターエッグのチョコレートも頂きました。)
午前中、同期隊員に教えてもらったハサミで切ってもらえる理髪店へ。(任地はバリカンのみ。)やはり首都はいろんな人がいるので、バリカンだけではないようです。お値段もR80(600円)とお安い。仕上がりも満足です。今後首都に上がってきた時には必ず行こうと思います。
その後、アフリカ最大のモールMall of Africaへ。デカいです。南アにあるチェーン店は全てあると言われています。
夜は「The Hussar Grill」というステーキ屋さんです。前回とても美味しかったのでまた来てしまいました。どうやら人気のお店のようです。今回もきっちりお肉の説明をしてくれました。食後にはチョコレートドリンクも付いてきます。サービスがグッドです。旅を締めくくる最高のディナーになりました。
旅行記はこれでおしまい。
来週からは再び活動(Team2)が始まります。
リフレッシュできたので、頑張れそうです!
日本もこのくらい休暇があればな〜笑
バズバスで出会ったオランダ人やドイツ人(スペイン移住者)も日本人やドイツ人は働きすぎって。だよね〜。ワークライフバランスについても考えさせられました笑
Sharp sharp!!