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060:【ミッキーがやって来た!?&青年の日~ソウェト蜂起~】Week47

Jun12 (リンポポ州シロアム村)
晴れ 最高気温25℃ 最低気温11℃ 湿度69%  日の出6:37 日の入17:21

Day322(Jun12)

 以前記事にも書いたが教員の中に「ヒロシマ」と「ナガサキ」を知っている人がいた。今日なんとなくその謎が解けた気がする。今日、校長が「ネルソンマンデラが日本について話している動画を見つけたぞ。」と言ってTikTokの動画を見せてくれた。どんな場でのスピーチかは分からないが、原爆を投下したアメリカを避難するような内容であった。

Twitterより引用

 校長は「今、広島と長崎はどう言う状況なんだ?そこの人たちは大丈夫なのか?」と聞いてくれた。心配してくれるのはとても嬉しい。でも、これはもう78年前の話、もう復興しているよ!って言っておきました。SNSは一部分しか切り取らないし、日本の歴史や世界の歴史をしっかりと認識している人は少ないから誤解を招くなって思いました。

Day323(Jun13)

 新年度に提案したクラスルールの掲示。結局2枚しか進んでなかった。先生たちはやはり面倒くさいことはやらないので、アシスタントに作成を任せていました。ところが、そのアシスタントも最後までやり切れず…。当初は会議まで開きクラスルールについて話し合ってくれたのに残念だ。掲示してそのルールを先生と子どもたちで共有し徹底するところまでやらなければ意味がないのに。話し合って終わり…。
 なので、もう残りの6クラス分は自分が作成しました。1時間くらいで完成(文句を言うわけではないが、1人でこの時間でやれる作業をアシスタント数人でもやり切れない。見ていると本当に効率が悪い。)
 後は来年度、会議でしつこいくらいに説明して徹底してもらいましょう。これで「クラスを静かにさせる方法は無いのか?」って聞かれても、ない。子どものせいにする教員ばかりだけど、そうさせているのは教員だよ。でも、それはちょっとまだ言えない…。まずは教員自身がルールにこだわって指導してほしい。そうすれば子どももわかってくるはず。ルールを無視したから叱られる。できたら褒める。こちらの人は全くこれができていない。特に褒める場面はあまり見たことがない。

Day324(Jun14)

 テスト最終日です。テスト終了後は当然解放されたように騒ぎ出す。気持ちは分かる。その後に授業の時間もあるが、もう無いに等しい笑
 それに、「マポーピ」、「マポパーイ」って言って子どもたちが大はしゃぎ。最初は全く何のことかわからなかったが、ミッキーマウスのことだった。ディズニーキャラクターが明日学校へやってくるのだ。「Fun day」というイベントらしい。学校でも初めてのことだそうです。Party more Internationalというイベント会社が声をかけて来たらしい。。そもそも彼らがこの地域にやってくることなんて無いから、子どもたちはテンション上がりまくり。とてもラッキーなことです。ディズニーチャンネルは南アでも放送されているから知らない子はいない。自分もどんな感じのイベントか楽しみだ。

ミッキーの絵を描いてはしゃぐ子どもたち。
一番右は僕が描いてみた絵です笑

Day325(Jun15)

 今回のイベントは1人R30(約225円)。当然お金の払えない子は参加できないので、全校児童生徒が参加しているわけではありません。修学旅行などもこのシステムだから、家庭で差が出てしまう。何とかならないかな〜。イベント開始まで、教師とアシスタントはお金の回収と支払い証明として手の甲にスタンプを押していきます。
 さて、10時半イベント開始の予定が、イベント会社到着は11時。安定のアフリカンタイムです。道に迷っていたのだとか。確かにこの辺り学校は多いし、分かりにくいよね。しかも、フリーステート州からはるばるやって来たのだとか!
 そして、さらなるハプニング。マイクを忘れたとのこと。着ぐるみの中の人が喋っているから、もちろん声が小さい。というか、ミッキー、プーさん、タイガーの声じゃないから喋らない方がいいのでは?と思いました笑
 ただ、子どもたちは彼らが登場した時にはテンションMAX。とても楽しそうでした。ただ、明らかに着ぐるみのクオリティが低い。昔の中国パクリミッキーたちのようです。
 舞台の内容としては音楽に合わせて踊っていただけでした。とりあえず困ったら音楽流せば、みんなノリノリ。音楽で誤魔化すなって言いたくなりました笑

 その後、30分もしないうちに彼らは撤退していきました。「えっ?もう終わり?」って隣で一緒に見ていた先生もびっくりしていました笑
 続いて始まったのはカラフルな粉をひたすらかけられるというイベント。こんなのあるなんて知らなかったので、上はYシャツ、下はスーツのパンツ。汚れたくなかったので、遠くから見ていましたが、その場の雰囲気とノリ(子どもたちが引っ張る笑)には逆らえず、結局全身カラフルになりました。でも、楽しかったので良い思い出です。カラフルになった僕ら(若い男性職員と一部女性職員のみ。女性の先生の多くは汚れたくないようです笑)を見て、先生たちもみんな褒めてくれました(喜んでた?笑)。
 事前に内容が分かっていたら、汚れてもいい服で来てもっと楽しめた気がします笑

Day326(Jun16)

 本日、6月16日はYouth day(青年の日)という祝日。1976年のこの日、ヨハネスブルクの南西にあるソウェトで、アフリカーンス語を強制する授業に反対した黒人の小中高校生など約1万人のデモが行われ、これに対して警察隊が発砲し、約300人の死者を出した(ソウェト蜂起)。1994年、ネルソンマンデラ氏を中心としたアパルトヘイト撤廃運動により全人種参加による選挙が行われ、南アフリカが平和国家に生まれ変わった時に「若者(青年)の日」と名づけられ、国家祝日に制定されたのだそうです。
 この記念日は、教育のために立ち上がった多くの学生の子どもたちのことを忘れないための日。また、アフリカの子どもたちについて考える日だそうです。

 写真の記念碑はソウェト蜂起の最初の犠牲者の一人ヘクターピーターソン君(当時13歳)が撃たれ運ばれた場所に立てられています。
 ソウェトは南ア最大のタウンシップ(旧黒人居住区)で、今でも多くの人が生活しています。ヨハネスブルクからツアーもやっており、現地住民の人が案内してくれます。アパルトヘイト政策下で自分達がどのような生活を強いられていたのか世界中の人たちに知ってもらうためにガイドをしています。
 マンデラ元大統領が住んでいた家も見学可能です。

Day327(Jun17)

Jun17(ハウテン州プレトリア)
晴れ 最高気温20℃ 最低気温6℃ 湿度37%
日の出6:52 日の入17:23

 青年海外協力隊には任国外旅行制度というものがあります。1年に20日間認められています。今日からその制度を利用し、ヨーロッパ(イギリス、フランス、スペイン、イタリア)を周遊してきます。本当はアフリカを回りたかったのですが、コロナ後まだまだ受け入れを認めていない国がほとんどです。ちなみに、2023年6月現在アフリカはエジプト、チュニジア、モロッコ(2都市のみ)、ケニア(ナイロビのみ)、南ア(ケープタウンのみ)です。
 そういえば、昨日プレトリアのメンリンモールへ行きました。父の日に関する商品がありました。母の日があったので、同様に父の日も南アにあるんだなーと思いました。


それでは行って来ます!
Sharp sharp!!

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