085:【進級or落第?運命の日/南アにとってラグビーとは?】week73
☆Dec11(南アフリカ,リンポポ州,シロアム村)
雨 最高気温25℃ 最低気温18℃ 湿度84%
日の出5:07 日の入18:37
Day503(Dec11)
久しぶりの雨。土砂降りです。夜は停電しているにもかかわらず、光が止まることなくチカチカとしている。外に出てみると音は無いけど雷が光っていた。こんなにも長時間連続的に光り続ける現象は初めて見た。南アに来てもうちょいで1年5ヶ月、まだまだ新しい発見がたくさん!
Day504(Dec12)
今日は子どもたちが成績を受け取りに来ました。進級できるか否かが決まる運命の日。他の先生たちは知っているだろうけど、僕は具体的な数は分かりません。来年の職員会議でわかるかな?
Day505(Dec13)
今年度ラスト勤務でした!子どもたちが学校に来なくなった12月からなんかとても長く感じた。勤務はいつもより早く終わるんだけどね。先生たちもそれからは年末休暇気分。普段やかましすぎるのも嫌だけど、いないといないで寂しいものです笑
普段気づかないだけで、子どもたちからエネルギーをもらっていたんだな〜って思います。
そういえば、最後の最後にコブラ騒動がありました。屋外のトイレに現れたらしい。残念ながら僕が駆けつけた時には逃げてしまっていました。それにしても、1番ビビっていた自分が言うのもなんだけど、先生たちのビビりよう半端じゃなかったな笑(そりゃあ、コブラは誰でも怖い。)
さて、帰ってくるとホストマザーから残念なお知らせ。息子のkwine が落第してしまったとのこと。来年もGrade11をリピートする。聞くところによると200人中70人程度しか進級できなかったらしい。Grade12は大学進学に関わってくるし、その学年に上がるGrade11も難易度は高いとのこと。確かに勉強内容は日本と同じ高校数学(数Ⅱ、数B)をやっていて、ただでさえ難しいのに、ほとんどの子が計算スキルや算数の基礎が身についていないから、きっとどの子も理解できずに1年を過ごしたのだろう。まさに南アの教育が生み出した結果であるし、勉強を身につけさせてこなかった教師たちの課題でもある。(Kwineはきっと勉強していたとは思うけど、僕から見たらかなり勉強時間は少ない。普段もあまりしていない。)
Day507(Dec15)
ラグビーワールドカップで南アフリカ代表『スプリングボックス』が見事大会最多4度目の優勝を果たしたことを祝して祝日になりました!(今年だけ)
改めて、おめでとう!!
ただ、学校は14日から年末休暇だからあんまり恩恵を感じなかった笑
〈南アフリカにとってのラグビー〉
南アフリカの歴史にラグビーは深く関わっています。今や人々の文化であり、国の誇りの源とも言えます。
アパルトヘイト時代、ラグビーは「白人のスポーツ」とされており、黒人等の有色人種はラグビーを嫌い、国際大会では相手チームを応援していたそうです。
そんな中、ネルソンマンデラ大統領はスプリングボックスの応援を始めました。
大統領の姿勢に、選手たちも白人だけでなく全ての人から応援される真の南アフリカ代表を目指して懸命に戦い続けました。
初出場&初開催国となった1995年ラグビーワールドカップでマンデラ大統領がキャプテンのフランソワ選手に優勝トロフィーを手渡す瞬間は、アパルトヘイトが終わり、「虹の国」としてひとつにまとまった南アフリカの象徴として今も語り継がられています。
ちなみに、その時の決勝戦の相手も今大会と同じニュージーランド。運命的な一戦を南アにいる時に見れて嬉しかった〜!
当時の様子は映画『インビクタス -負けざる者たち-』という映画に見事に描かれています。機会があれば皆さんも一度見てみてください。
Day509(Dec17)
ショッピングモールもすっかりクリスマスムードです。それに、ここ3日間はロードシェディング(計画停電)がない!最高すぎる!ただ、この1週間ずっと雨か曇。この前まで暑い暑いって文句言っていたくせに、ちょっと晴れが恋しくなってる。(洗濯物できないから。)
さて、ちょっと気になっていること。いわゆる夏になってから店頭にはミカンが消え、りんごの割合が増えた。一般的なミカンは春に花が咲き、冬に習慣するから、これは分かる。でも、りんごの旬は冬のはず。調べてみたけど、やはり収穫の最盛期は2〜4月(南アは秋に当たる)。なぜだ?
どうやらCA貯蔵庫の利用で年中提供可能らしい。なるほど。でも、ミカンには使えないのかね?
ちなみに、りんごの最大の産地は西ケープ州。そもそもりんご栽培してるんだ!って話。南アは標高の高いところは多いし、冬はちゃんと寒いし、高原の気候に似ているところも多いから栽培はできるんだろうね。なんせ南アは日本の国土の3.2倍。南アと言っても気候や植生は様々。面白い!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
See you next time!
Sharp sharp!!
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