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053:【旅行記;世界遺産マプングブエ国立公園へ!】Week40

Apr24 晴れ 最高気温28℃ 最低気温16℃ 湿度53% 日の出6:16 日の入17:38

※上の写真はマプングブエの丘で撮影したもの。左はボツワナ、右はジンバブエ。この国立公園は2つの国境と接しているんですね〜。

Day273(Apr24)

 3日後から始まる連休に世界遺産マプングブエ国立公園に行くため、そこの近くにあるMopane bush lodgeを予約したんだけど、結局What’s Appが無反応(2日前)で、電話したら「メールして」って言われてメールしたけど無反応(1日前)、今日もう一度アプリじゃない一般的の電話をしてやっと返事来た。日本だったらすぐに終わることでも、ここでは予約するだけで3日かかった。すぐに対応してもらえるって、当たり前じゃなくてありがたいことなんだね。日本のホスピタリティって素晴らしいわ。

Day274(Apr25)

 スポーツ大会が今日は我が校で行われた。ホーム戦ってやつ。うちは今年全校1117名という大規模校に対し、対戦校は小規模校のため約30名と少数精鋭。つまりかなりアウェーという対戦校にとってはかなりやりづらい環境。結果的に我が校がネットボールもサッカーもかなりの点差で勝利。ただ、勝っても負けた相手を侮辱したり、歌やダンスで追い討ちをかけるようなことをしていたので、見ていて気持ちの良いものではなかった。試合の途中も相手が得点したらブーイングなどしていた。勝つために気持ちが熱くなるのは分かるが、スポーツマンシップというか、マナーが欠けているように感じる。この地域では徹底的に責めるっていうのが多い気がする。こういうのはだれが指導していくのでしょうか?それとも、みんな気にしないのかな?

しっかりユニホーム来てます!
ゴールの瞬間ものすごい勢いで駆け寄る仲間たち笑
観戦している子どもたちと影遊び!初めてのようでした

Day275(Apr26)

 麻疹の予防接種が行われました。医療機関からスタッフが来て、定期的に実施しているようです。こういうところはちゃんとしていて、素晴らしいなと思います。もちろん日本の医療関係者が見たら、いろいろとツッコミどころ満載なのでしょうが。

 それにしても、注射の順番待ちをすること子どもたちの表情が可愛かったです。やっぱり注射は嫌なようです。世界共通ですね笑

Day276(Apr27)

 本日から南アは5連休。
 初日は「Freedom day(自由の日)」。
 1994年4月27日にアパルトヘイトの撤廃後、南アフリカで初めての全人種が参加しての選挙が行われ、ネルソン・マンデラが大統領となりました。南アフリカでは初の全人種政府が成立し、アパルトヘイト体制が終焉を迎えたことを祝い、この日を国民の休日にしたのだそうです。
 というわけで、ジンバブエとボツワナの国境にある世界遺産「マプングブエ国立公園」におでかけ。今日は南ア最北の町「Musina」で1泊。赤道に近づき、標高500mと僕の地域より300m低いからか暑い(31℃)。Musina Mallという大きなモールにはMcDonald’s もありました。そして、バオバブの木もいろんなところで生えていました。

 あと、モールでは白人の人たちも結構いました。リンポポ州は住みにくく黒人が多いので、なぜここにいるのかと思ってしまいます。おそらく自動車販売店とかスーパーマーケット、農場のマネジメント関係の仕事でプレトリアやヨハネスブルクがあるハウテン州から期限付きで派遣されているのではないかと考えています。ちなみにリンポポで見かけたのはプレトリアから伸びるN1という高速道路沿いの比較的大きな都市(ポロクワネ、マカド、ムジナ)のみ。僕の村は当然見かけません。たまに経営者が様子を見にくるくらい。まだまだ南アは複雑な社会構造のようです。

Day277(Apr28)

 祝日と休日に挟まれた今日はお休み。学校のカレンダーにはSpecial school holidayと。日本の祝日法と同じような感じですかね。
 さて、ロッジのシャトル送迎は片道750ランド(約5600円)とお高めだったので、ダメ元でゲストハウスのスタッフに送迎をお願いしました。片道500ランドで送ってくれるとのこと。交渉してみるものですね。
 ムジナから約70Km、走ること約1時間、「Mopane Bush Lodge」に到着。途中にはベイトブリッジBeitbridgeの看板が。この先を行くとジンバブエとの国境か〜と思い通過しました。

 話を戻して、このロッジ実は30日までスペシャルパッケージがあり、2泊以上が条件ですが、1泊2650ランドで3食付き1日1つアクティビティが付いてきて、最上クラスのお部屋に泊まれるというお得プランでした。しかし、実際の値段は1泊2200ランドくらいになっていてラッキーでした。
 受付をしている時にスタッフから説明がありました。ところが、1日2つアクティビティができるというのです。ラッキーだと思い、4つアクティビティを申し込みました。ところが、昼食を食べている時に「1日1つでした。」と訂正にやってきました。ちょっとがっかり。チェックアウトの日もできるというので3つに。1つは追加料金でやることに。(でも、チェックアウトの時にまたまたハプニングがありました。それについてはまた後で書きます。)
 お部屋は最上クラスということもあり、プール付きでエアコンもあってきれい。なんとジェネレーターもあるのでロードシェティング(停電)の心配もなし。wifiもあって快適です。
 レストランやバーの雰囲気もよし。近くには大きなプールもあり、そこからのロケーションもまた最高。Mapesu私営保護区内にあるロッジなので、動物たちも近くにいます。宿泊している期間も水場には数種類の動物が水を飲みにやってきました。ワニも見れました。

 食事のレベルは高くとても美味しい。しかし、スタッフが少なかったので出てくるのは遅かったです。このスタッフの少なさが他のトラブルも引き起こしました。アクティビティの変更を強いられたのです。お客さんが割といて、10以上のアクティビティを用意しているにも関わらず、1日1人しかアクティビティ担当がいないというのはあまりにもおかし過ぎる。他のお客さんがその時間に違うアクティビティをしたいと言った場合どのように対応するのだろう。当然今回それが起きたわけですが、こちらも仕方なく時間帯を変えるなどの措置はしました。やりたいアクティビティは変えませんでした。そこは譲りません!というかそんなことが許させれてたまるか!という気持ちです。日本だったらありえない。けど、ここは南ア。こういうことがあるんですね…。よくお客さんは文句を言わないなと思います。
 気を取り直して、夕食の後は早速ナイトサファリゲームドライブに参加。夜にサファリをドライブするだけでワクワクします。しかし、寒い!上着は必要です。
 約2時間のツアーでは、インパラ、イボイノシシ、キツネ、ウサギ、ジャッカル、ウォーターバック、ゾウの新しいフン(近くにいたらしい!)、アンテロープの赤ちゃん、ワニ、シマシマとドットの模様があるタヌキみたいな動物(ガイドはシーベルトって言ってた。日本名はなんだろ?)でした。

ジャッカルを見つけた時は思わず「おぉー!!」

Day278(Apr29)

 サファリの朝は早い。おかけで、日の出を拝めました。6:30にツアー参加者は集合。今日は1番の目的の「世界遺産マプングブエ国立公園」に向かいます。途中、イランドという動物にも会いました。

マプングブエの丘
金のサイが有名です。
不思議な岩の形。何か説明してたけど聞き取れず…

 ここは、1050~1270年、ショナ王国を建てた人々の前身に当たる集団(アフリカ大陸初の王国である「マプングブエ王国」)が拠点とした地域で、当時の都市の跡があります。その遺跡としての価値と文化的景観が良好に残されているとして、2003年に世界道産に登録されました。丘の上に住んでいたのは王族や貴族階級で、一般の市民は山麓に居住していました。象牙や動物の骨を加工した製品や黄金の装飾品などの工芸品が見つかっており、高度な技術を持っていたことがうかがえます。丘の上の墓から、遺体とともに大量の金が見つかったことから、それらは王族のものである可能性が高いと推察できます。発掘物を展示している博物館があるので、後日行ってきました。とくに貴重な、最も純度の高い金の加工物であるサイの小さなフィギア(たぶんレプリカ)も見れました。本物はプレトリア大学にあるらしい。
 一方で、アラブやインド、中国から輸入されたガラス玉や磁器、あるいは象牙や金などが輸出され、それらの遺跡が残されていることから、かなり広範囲にわたる貿易を行っていた交易都市として栄えていたことが分かっています。
 海から離れた内陸にも関わらず、古くから外国と交流していたなんて驚きです。
 その後、ツアーから帰って遅めの朝食、ゆったり部屋でくつろいだりプールに入ったりしました。
 遅めのランチを済ませ、夕方からゲームドライブに出かけました。3時間のツアーで見られた動物は、キリン、シマウマ、バッファロー(子連れだったので要警戒)、アンテロープ、小学校低学年くらいの身長のでっかい鳥、鳥はたくさん見ました。

夕日にキリン!カッコいい!!
母が子を連れて遠くへ。
それまで父は我々を見つめて威嚇?
バオバブの木と夕陽!The Africaな風景。素敵。

 それと、サバンナの夕日とバオバブのコラボレーションが絶景でした。
 夕食のケバブ?シュラスコ?が断トツで美味しかった!

Day279(Apr30)

 もうラストツアーです。今日はKaoxa Rock Artを見に行きました。ここにもサン族の壁画が残されていました。約2000年前にここに住んでいたようです。近くに水場もありました。ガイド曰く、彼らは南部アフリカ全体にいた形跡があるようで、移動しながら生活していたのだとか。ケープタウンまで歩いて行ったという話も聞きましたが、ちょっと信じられません。壁画は南アに15ヶ所あると言っていましたが、しっかりと保存されているところは少ないそうです。ドラケンスバーグ山脈で見た壁画もその一つですね。

 さて、ツアーから戻りチェックアウト。ところが、料金が高い。どうやら受付の子は新人のようでオーナーがヘルプに来ていた。つまり、オーナーは我々の宿泊プランをしっかり把握していたのだ。だから、2つアクティビティを追加したようだった。確かにそれは間違いないが、我々はチェックインの時点で新人スタッフから説明を受けたし、確認もした。いろいろと交渉した結果、1番高いアクティビティだけ追加料金として解決した。ちゃんとスタッフ同士で把握しておいてほしい…。
 朝食を食べて、ドライバーを待ちます。ちゃんと来てくれました。今夜はムジナで一泊。当然夕食はマクドナルドを選択しました。明日には帰ると思うととても寂しいです。


2学期がスタートして、かなり早いタイミングの連休でした。
存分に楽しんだので、また来週から頑張ります!
Sharp sharp!!

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