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084:【働く子どもたち】week72

☆Dec4(南アフリカ,リンポポ州,シロアム村)
晴れ  最高気温30℃ 最低気温16℃ 湿度47%    日の出5:05日の入18:33

Day496(Dec4)

 年末年始の長期休暇に入り、村ではお手伝いをする子どもたちの姿を多く見かけるようになりました。暑い中家族の一員として家族のために頑張る子どもたちの姿には本当に感心します。でも、彼らにとってはそれは当たり前のことなんですよね。遊びたい気持ちはあるだろうけど、文句を言わずに頑張る。素晴らしい姿です。
 ただ、勉強もそのくらいエネルギーを注いでほしい笑
 でも、コレは子どもたちのせいではなく、周りの環境、先生を含めた周りの大人たち、教育システム等が原因を生み出していると思います。自分の無力さにもどかしく思う日々です。

洗濯物を干すお隣の子ども。
服に穴が開く理由が分かる気がする…笑

Day499(Dec7)

 先輩隊員の最終報告会のため上京。年末は多くの人が首都プレトリアやヨハネスブルクへ向かう。そのため当然バスは満席。途中の休憩所まで立つことに。そこで空席のバスが待っているので乗り換えましたが、そこまで2時間悪路で揺れるバスの中で立ち続けるのはしんどかった…。ただ、これで終わりではなく、乗り換えたバスが途中で故障。新しいバスを幹線道路横の草むらで暑い中1時間ほど待ちました。到着する頃にはヘトヘトです。首都に上がるまでに今回は8時間。毎回疲れますが、今回は特に疲れました。上京するのは楽しみだけど、毎回この試練を乗り越えるのは大変です。

バスの中に売り子さんが乗り込んでくる。
アフリカあるある?

Day500(Dec8)

 今回の報告会では、先輩隊員2名の最終報告の他にJICA専門家3名の講話と年末恒例の安全対策講話がありました。
 先輩隊員の発表では2年間の経験や思いがギュッと詰まった大変素晴らしいものでした。気持ちの変化をグラフで表し思い出を語る場面は共感できる点も多く面白かったです。また、9月に帰国された先輩もそうですが、特にこの代の隊員はCovid-19 の影響をもろに受けて待機をして、ようやく派遣された方々。派遣前も派遣後も苦労がとても多かったと思います。その状況での活動だったので、先輩方の粘り強さと逞しさにただただ尊敬するばかりです。2年間本当にお疲れ様でした。
 専門家の方々の講話はそれぞれ、教育(算数教育、社会福祉(障がいのある方々や母子家庭等へのサービス)、水(無収水問題の改善)についてでした。南アが抱える問題を多方面の立場で課題解決に向けて取り組んで見える方々の話はとても興味深く勉強になりました。南アにはまだまだ専門家が見えるそうです。もっといろんな方の話を聞きたいと思いました。
 安全対策講座では年末年始にはたださえ多い犯罪率がもっと上がるとのこと。毎回犯罪場面の映像を見せてくれますが、その度に恐ろしく思います。特に今回はヨハネスブルクのCBDでの強盗場面が衝撃的。複数人で歩いていても大勢の人たちに囲まれて、首を絞めて気絶させて金品を盗む。周りの人たちは一切誰も助けず素通り。人ってあんなに簡単に気絶するもんなのか…。帰国まで本当に本当に気をつけよう…。
 さて、夕食は専門家の方を含めみんなでご飯。毎回VC(我々をサポートしてくれるスタッフ)さんのご家族が美味しい料理を振る舞ってくれるので本当に幸せです。素敵な方々でいつも楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

日本食が嬉しすぎる!
毎回ボードゲームやカードゲームを教えてくれます。
日本に帰ったら絶対買おう!学校でも楽しめそう!

Day501(Dec9)

 任地へ帰ります。プレトリア駅の横にあるボスマン駅(バス停留所)はもう何度も利用して正直慣れてきている。ただ、油断大敵。昨日の安全対策講座を受けた後なので気を引き締めています。ここは多くの人が集まる危険エリア。正直、来るべき場所ではありません。基本、バスは低所得者向けなので、富裕層の多い白人の姿はまず見かけません。
 この方法しか帰る方法がないとはいえ、我々の安全を確実に確保したいなら事務所側はすぐにでも対策を取るべきだと思う。おそらく、誰かが被害に遭わないと動かないでしょう。それでは遅いのに…。

バス内から撮ったボスマン駅の様子

ここまで読んで頂きありがとうございます。
See you next time!
Sharp sharp!!

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