【海外オフショア投資】FTLife社ボーナスロックインオプション
いくつかFTLIfe社のRegent(リージェント)シリーズについてお伝えしましたが、オプションについては触れてきませんでした。今回、Regent Prime(リージェントプライム)、Regent Elite(リージェントエリート)のシリーズのプランが変更になり、どちらもバージョン2になりました。
Regent Insurance Plan2(リージェントインシュランスプラン)には、ボーナスロックインオプションがあるのですが、Regent Prime Ⅱ、Regent EliteⅡにも追加されたのでオプションをご紹介していきます。変更点に関してはまた別途ご紹介致します。
ボーナスロックインオプションとは
FTLife社のRegent(リージェント)シリーズは日本の保険会社の商品と比較すると解約返戻金が高い(資産が増え易い)のが特徴ですが、厳密には保証部分と非保証部分に分けられており、非保証部分は運用で変動します。また非保証部分はReversionary Bonus(リバージョナリーボーナス)とTerminal Bonus(ターミナルボーナス)の2つに分かれます。
リバージョナリーボーナスは運用に対する配当で、"いつでも"引き出しが可能です。ターミナルボーナスは"解約時"にもらえるボーナスです。どちらも年数を重ねる事で蓄積していきます。
以下がRegent Prime Ⅱで年間1万USDを2年間支払ったシミュレーションの例になります。
見て頂くとわかる通り、リバージョナリーボーナスよりもターミナルボーナスの方が比率が多く設定されており、25年後に解約する事で2万USDが71,858USDになりますが、そのうちの約10%程度がリバージョナリーボーナスになりRegentシリーズは流動性が低いのが弱点になります。
出来れば解約をせずにプラン(契約)を継続しつつ、資産を増やし、必要であれば引き出し、残りは次世代に継承していきたいという目的で購入されている方がほとんどだと思います。このプランの弱点である流動性を持たせるオプションがボーナスロックインオプションになります。
ボーナスロックインオプションは"口座"がもう1つ出来ると思ってください。この口座に移すことで自由に引き出しが可能で、一定の利率が付与されます。この口座は現行で年利4.25%です。Regentシリーズは年7%前後での運用が想定されているので利率は下がりますが、その分流動性が確保できます。
ボーナスロックインオプションには2種類ありますのでそれぞれご紹介していきます。
オートマティックロックインオプション
契約15年目以降もしくは55歳に達した時のいずれか遅い方から設定できるオプションです。契約して55歳になったとしても、契約から15年経っていなければ使えません。
総保険料(支払う予定の金額)の8%相当を毎年自動的(オートマティック)にボーナスロックイン口座に移します。リバージョナリーボーナスとターミナルボーナスを合わせた残額が全体の30%になるまでは自働でボーナスロックイン口座に移します。
ボーナスロックイン口座の2021年の現行の利率は4.25%です。日本の定期預金よりも良い!というのはベタな言い文句ですが、その通りです。現行の利率なので下がる可能性もありますが、その場合はオプションを使わずそのまま運用しましょう。
マニュアルロックインオプション
契約15年目以降で使用出来るオプションです。オートマティックオプションよりも条件は緩い様に見えますが、マニュアルと付いていますので使うタイミングは契約15年以降であればいつでも使えます。
リバージョナリーボーナスとターミナルボーナスの10%以上をボーナスロックイン口座に移せます。最大で80%まで移せますが、1回資産を移動させると次に3年後にしか移動出来なくなります。
具体的な使い方
・オートトマティックロックインオプション
早くても55歳からのオプションですので、こちらは個人年金で活用するのが良いです。今のお仕事を退職されてある程度、退職金や貯金などとバランスを考える必要がありますが、生活の補助として使えます。
将来年金に不安を抱えていて、年間約1万USDを貯蓄や投資に回せる方は若いうちに5年プランで積立をし、将来まで放置し、年金替わりにするのが良いでしょう。FTLIfeは金利上乗せや保険料上乗せのキャンペーンを3,4ヶ月に1回のペースでやっている感覚ですので、そのタイミングで購入されるのが資産形成の近道です。
・マニュアルロックインオプション
こちらのオプションは人生の節目で使えるオプションです。お子様が大学に進学する時、不動産投資の頭金に使用したい、車を購入したい、子育てや仕事が一旦落ち着いたので少し豪華な旅行に行きたい、お子様の結婚式の費用を補助してあげたいなど使い道は様々です。
オートマティックロックインオプションと違い、1回で動かせる額が大きいのが特徴です。上記の例で挙げた使い道は急に資金が必要という訳ではないと思うので、事前にある目安がついた状態でこのオプションを使用するのが良いでしょう。
まとめ
今回は、商品ではなくボーナスロックインオプションについてご紹介致しました。FTLifeのRegentシリーズは利率が良いから短期で積立や一括で前納して、資産を増やすものと雑なご説明を受けている方もいらっしゃるかもしれませんが、資金引出しのオプションがRL360のRSPやインベスターズトラストのEvolutionよりも豊富です。
RSPやEvolutionの方がシンプルで分かりやすいですが、状況に合わせて使い分けられるRegentシリーズもオススメです。25年などの長期プランが苦手な方はRegentシリーズを資産形成の1つの手段としてご検討してみてはいかがでしょうか?
Twitterの方で質問やご相談も受け付けておりますので、お気軽にご活用ください。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。