残党(歌詞)
好きな人と会うために勝負下着を選んだり
もらったピアスをつけるために
穴を開けてもらったり。
そんな幸せな時間がたしかにあった。
だけど終わりはしっかりくる。
私はあまり捨てることがうまくなくて
もらったものも、選んだ下着も、思い出も
全然捨てられない人間で
耳の穴もふさげない。
「討ち漏らされなどして残った敗者」
残党の女。
捨ててやると息巻いても
結局残しておきたくなってしまう。
敗者の女。
私は初めてをすごく大事にしていたタイプで、小さな頃から、キスも、身体を重ねることも、初めては本当に好きな人とじゃないとしないと心に決めて生きていた。
それまでもたくさん恋をしたけれど
この人と!っていう人には出会えず
この人!と思った人はクズ男だったわけで。
(それはまた違うお話)
今はもうそんな頃の気持ちは忘れてしまって
"好き"ってなんだろうなんて思ったり
この人とじゃないとなんて思わなくなって
流れで…みたいなことになったり
大人にはなってみたものの
あの頃よりもわからないことが
多くなっている気がするよ。
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