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自分の音楽を貫くということ
「音楽でお金を稼げるようになる」
たくさんのミュージシャンが
きっとこのように思っていると思います。
いつかは音楽だけで食べていけるようになりたい
ときっとそう思っています。
私もその一人です。
ただ、関東へ来て、
SHOWROOMやMudiaのイベントなどを
やり始めてから、
その考えに何かしらの引っかかりを
感じるようになっていました。
そして、その引っかかりが何なのか考えているうちに
"形のないものにお金を払ってもらう"
ということへの申し訳なさだということが
わかりました。
"CDを買ってもらってお金をもらう"というような
対価としてではなく
"私の未来への投資"という形で
お金をもらうということに
どうしても引っかかりを覚えていました。
そうやっていただいたものは
本当に嬉しいし、励みになるし、
もっと頑張らなくちゃ!という
気持ちになります。
ただその中に、
やはり申し訳なさが生まれていました。
そのお話を先日、
ライブでご一緒した方々に聞いていただいたとき
「それは申し訳ないと思わずにもらうべきだ」
というお言葉をいただきました。
「そのお金は、ゆっそを好きで
ゆっその曲がいいと思って
払ってくれたものだから
申し訳ないと思うのは違う」と。
ハッとしました。
私は自信がなかったのだと気付きました。
自分の曲を私は最高に好きで
めちゃくちゃいいと思っています。
だけどそれは自分だけなんじゃないかって
悩んだりしていました。
でもそれは好きだと言ってくれている人を
蔑ろにしていたことでした。
ごめんなさい。
「この曲が好き」「歌詞がいい」
「メロディーが泣ける」「声が好き」
今までも本当にたくさん
そんな言葉をもらっていたはずなのに
すぐに不安に襲われてしまう自分がいました。
ごめんなさい。
そして改めて、本当にありがとうございます。
こうして私に対して
お金を払ってくださったみなさん、
時間を割いてくださったみなさん、
本当にありがとうございます。
私の曲は
「もう少し歌詞をわかりやすくすれば...」
「尖ってるようにみせようとしてるんじゃ...」
なんていう風に思われることもしばしばあります。
だけど、やっぱり私は
ありきたりな言葉は使いたくないし
色んな視点から物事をたくさん考えたいし
何かに悩んでいても誰にも理解されない人と
同じ目線に立ちたい。
そんな歌をうたいたいんです。
そんな私を好きでいてくれて
本当にありがとうございます。
自分の音楽を貫くということは
今まで好きだと言ってくれていた人から
なんかやっぱりついていけないかも、と
言われることもきっとあるし
心無い言葉をかけられることもきっとあると思います。
だけど、
私は私の曲を自信を持って歌い続けていきたいです。
昔のグループ時代だって、
自分達のやりたい事ややりたい曲をやって
イロモノだ、この時間はトイレタイムだなんだと
言われていましたし。
それでも好きだと言ってくれる人は
確かに居たんです。ちゃんと居てくれたんです。
変わっていくことがあっても
その根本は変わらない。
やりたいことをやって
好きになってもらうこと。
一人じゃまだまだ心細いけれど
それでも自信をもつ。
自信を持って歌い続けること。
それが私の、ここからの一歩です。