狭い部屋でした
アタシはそこで、馬鹿みたいな愛を
全身に受け続けました。
家族に捨てられ、売られて、
知らないおじさんに囲われた
女の子が主人公です。
偽物の愛を愛だと思い込んで精神を保ち、歌をうたうことでどうにか生きていられる、そんな子です。
こんなはずじゃなかったと
いくら思ってもいくら繰り返しても
ここからは逃れられないのです。
業務用スーパーのおとなの大盛りカレーが好きなんですけど、そのレトルトカレーをお鍋で茹でているときに、レトルトカレーの気持ちを考えてしまい、そこからできたお話です。