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ミミズのコンポストとは。
先日、ミミズのコンポストなるものを見に、福井県の大野市へ行ってきました。
1ヶ月ほど前のこと、トンカンテラスの改修作業をしている時に、関西大学の学生が数人遊びに来てくれたのですが、その中にいたOBの方が実は大野にいて、そして趣味でミミズのコンポストをやっているという話を聞いておりました。
ぱっとその時僕の頭に浮かんだのは、3Dプリンターの材料でよく使われるPLA(ポリ乳酸)の分解が、ミミズのコンポストだとどれくらい早くなるんだろう。と思ったので、今度それは実験させてもらおう。とお願いしていたのですが、
その後、たまたま福井新聞でその彼が「ミミズのコンポストを基点に大野の地域連携・活性化を行っている」との記事が載っておりました。
その時、隣で記事を読んでいた僕の祖母(88歳)が「みみず〜!?なんじゃそれ、ばあちゃんも見に行ってみたいな〜」と呟いたのですよ。
そんなこと言われたら、連れて行きたいと思うのが僕なわけで、早速先日行ってきました。
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もともとは、2017年から始まった大野市と関西大学の連携事業の一環として、関西大学の建築系研究室が大野の空き家を拠点とした地域活動を行いはじめたのが始まりとのこと。
高齢化が進む大野市で暮らし、現地の人と交流することで見えてくる地域課題などを一緒に解決したり、単純にまちの暮らしを楽しくすることを目的に活動されています。
そして、本題のミミズのコンポスト
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この生ごみは、周辺の9軒の家庭から出る生ごみで、三浦さんの家の前に置いてあるクーラーボックスに24時間いつでも入れていい仕組みとのこと。
ゴミの回収日を待たずして生ごみを出せるのって、普通にありがたい。
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ミミズのコンポストを目の前にして、まず感じたのは「全く臭くない!」こと。
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他にも、良質な堆肥ができたり、酸素を含ませるために混ぜる必要もなかったりと、実はいいことづくめ。
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初見だと、「うわ!ミミズ〜気持ち悪〜」と、正直思ったのですが、見慣れてくるとだんだん普通になってきました。
祖母も興味津々で、いろんな質問を三浦さんに投げかけたり、生ごみを扱うこと自体を褒めていたりと、自分の価値観と今時の若者の価値観とのギャップに戸惑っている様子でした笑
家庭から排出される生ごみを回収して、ミミズの力を使って処理し、そして副産物として出来た良質な堆肥を、地域の農家さんで使ってもらって、美味しい野菜を作ってもらう。そして、それを三浦さんがご馳走になる。笑
この過程には、地域との交流があり、そしてものづくりも行っているという、まさに地域循環が生まれています。
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三浦さんは、毎月瓦版として「横町通信」を発行したり、ラジオ体操を敢行していたり、朝ご飯会を行ったりと、さまざまな方法で大野の方とコミュニケーションをとる実験をおこなっています。
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今後、プレシャスプラスチック福井としても、トンカンテラスとしても、関わり白がたくさんありそうな三浦さん。
まずは、3Dプリンター材料のPLA(ポリ乳酸)の分解速度を、①普通の土壌②普通のコンポスト③ミミズコンポストで比較する実験で、コラボしてみようと思います。
ミミズくん達が元気になる春過ぎに実験開始だな。
帰り道の車内での会話
僕「ばあちゃん、実家の畑でもミミズのコンポストやろうか?」
祖母「嫌やわ〜、ミミズ気持ち悪いわ〜、でもあの子はいい子やの〜」
数日後、
祖母「ウチの畑のコンポストを動かさなあかんな」
僕が生まれてから今までコンポストの位置が変わったことがなかったのに、いきなりコンポストを動かそうと言い出す祖母。ばあちゃんに良い刺激があったのかもしれない。
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