no title.1

「自分を大切にしてね」と、
たくさん言って来たし、言われてきた。
でもそのことがずっとよく分からなかった。それは表面的にするすると流れていき、五感での手触りは掴めずにいた。
なんとなくそれは「正しい」表現だし、みんな使っているわけだから、それは「ありきたりな優しさの代用品」としてとても便利な一言だったのだ。そして同時にそんなフレーズにゆるゆると飲み込まれている自分自身に、見過ごせない違和感ばかりが募っていった。

あれの真意は何なのか。
正直どうでもいいのだろう。人の価値観は千差万別。世の中には、もっと「大真面目に」考えなければいけないことが山済みで、私のちっぽけな違和感など取るに足らないことなのだ。


でももし私が、「私の生きる世の中」の全てだったとしたら?


それは間違いなく、大真面目に考えなければいけないことなのだ。

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そしてまぁ、それなりに(笑)考えた結果、私にとっての答えがわかった。

「自分を大切にする」とは、「今使っているお金、時間、感情の全てを自分のために費やす」ということ。

考えてみて欲しい。
あなたが今思い悩んでいることや、お金をかけていることは、本当に「自分のため」なのだろうか。
もしかしたら絶妙な差で、「他人や社会に認めてもらうため・喜んでもらうため」に、それらのエネルギーを費やしちゃたりなんだりしているのではないだろうか?

優しくて気遣いが出来る人ほど、他者や状況の「欲求」を察しやすい。
だからそれが「人の欲求」なのか「自分の望み」なのか、分からなくなってしまう時があると思う。
でも私たちは、誰かの機嫌を取るために生まれてきたわけではない。

しみついた「癖のパターン」を変えるのは、ちょっぴり難しいかもしれないけど、日々実践してみてようと思う。
つまり、「これは私のためになっているのか?」と一々問い続けること

憂鬱な月曜日が始まる前に、私の記事を読んで「あ、水曜日くらいまでなら、なんとか息出来る気がしてきた」と思っていただけたら満足です。サポートしていただいたら、大満足です。(笑)