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SNSアカウントと広告の違い
この記事は、SNSアカウントの呪縛に悩まされる担当者とその関係者に捧げる気持ちで書いてみました。
私が仕事をするなかで、SNSアカウントの運用と広告の活用を同じ目的で利用する担当者を多く見てきました。
実際に同じ目的で両者を比較すると、SNSアカウントってやってる意味あるの?という疑問にぶつかることが多くありました。なぜことごとくそのような状態になるのか、それぞれの強みと弱みを整理して考えてみました。
■SNSアカウント
強み:継続的なユーザーとの接点となる/無料で運用できる
弱み:リーチ力が弱い/運用の負荷が大きい
■SNS広告
強み:リーチ力がある/ターゲティングできる
弱み:広告として捉えられる(エンゲージメントは低い)/費用がかかる
「SNSアカウントって意味あるの?」という疑問が出てくる理由についてですが、多くの場合は「広告面」のひとつとしてSNSアカウントを考えていることが原因となっていると思います。
SNSアカウントは、弱みに記載しているようにリーチを求めるのであればコスパが悪いです。
例えば、あるキャンペーンをより多くの人に知ってもらいたいとして、広告面のひとつとしてのSNSアカウントは非常に弱い存在です。無料で告知できるとはいえ、運用の手間はかかります。そのうえ、何度投稿しても基本的には自分のフォロワーにしか情報が届きません。バズらせて拡散できる可能性があるといっても、バズる保証はありません。
一方で広告はお金を払えばその対価として着実にリーチが積み上がります。そのうえ、ターゲティングすることも可能です。シンプルに広く情報を知らせたいという目的においては、広告に勝る手段はないと思います。
では、なぜ企業はSNSアカウントを利用するのでしょうか?
答えはさまざまあると思いますが、最も大きな理由はファンを作りたいからだと思います。
ある企業では、売上の8割がリピーター(熱烈なファン)で構成されており、彼らとの関係性を深め、コミュニティを盛り上げていくかということが売上に大きく貢献するからSNSを積極的に利用していると聞きました。
更に、SNSアカウントを長く活用しているとクチコミによる新規顧客獲得や、新規顧客が商品理解を深めるきっかけになる機会も増えていきます。
公式アカウントを中心に据えたループが回ると、広告より費用対効果の高いプラットフォームが完成します。
★まとめ
SNSアカウントと広告は、全く別物なので活用目的には注意しましょう。
SNSアカウントは長い目でみて活用する必要があります。すぐに「バズらせる」とかいうのはやめましょう。