【企業向け】Twitterフォロワー数増加3つの方法~前編~
Twitterアカウント運用を始めた企業がまず悩むのが、フォロワーが増えないということです。
この記事では、経験上多くの企業担当者が誤認されていることを「前編」で解説し、「後編」でTwitterのフォロワー増加方法についてお伝えします。
さっそくフォロワーが増えない理由についてのよくある誤解の話をします。
企業の担当者の方がフォロワーがつかない理由(お悩み)としてよく仰るのは以下の3つです。
1.商品や企業のブランド力が足りていない
2.店頭やCM、商品パッケージで十分にアピールできていない
3.アピールの方法がそもそも間違っているかもしれない
結論、多くの場合1,2は間違いで、3が原因です。
1~3について順番に解説していきます。
1.商品や企業のブランド力が足りていない
ブランド力が理由でフォロワーがつかないということはありません。
多少の有利不利はありますが、当人が懸念しているほどの差は生まれません。
ツイッターを活用している企業を見てみるとわかるのですが、ブランド力(認知度や人気)の強さとフォロワー数は比例しません。もちろん、ブランド力や商品力がフォローの後押しをすることもありますが、その影響は微々たるものです。
2.店頭やCM、商品パッケージで十分にアピールできていない
店頭やCMなどで訴求することは、フォロワーを増やすことを目的とする施策としては非効率です。
CMなどでPRすることは、アカウントの認知拡大には有効な手段です。しかし、その認知場所(テレビ)とフォローする場所(スマホ)が異なるため、実際にフォローに結び付けることが非常に難しいのです。
以前、フォロワーが増えないとお悩みのクライアントに対して、デジタル広告予算をかけることができないというお話でしたので、SNS以外の様々な面で告知をしていただいたことがあります。大きな企業様で、全国の店頭POPやホームページ内など、様々な面でアカウントの告知を行いましたが、実施後のフォロワー増加ペースは1%上昇程度でした。
店頭やCMでの訴求は、店舗が強い企業様だと店員さんのPushでフォロワーが増えたというお話も聞いたことはあります。しかし多くの企業にとっては、「増えたらいいな」くらいの気持ちで取り組む施策だと思ってください。一人でも多くのファンを獲得するチャンスであることは間違いないので、差し支えない範囲でPRされるとよいと思います。
3.アピールの方法がそもそも間違っているかもしれない
私の経験上、ほとんどの企業はこれが原因でTwitterのフォロワーが増えず、運用を諦めてしまいます。
Twitterフォロワー増加施策に最も効果があるのは、Twitter内でのアクションです。
当たり前のことですが、あなたがフォロワーにしたいと思っているターゲットは、日ごろからTwitterを使っています。そして彼らは、Twitterを眺めたいと思ったときにアプリを起動します。
この当たり前のユーザー行動こそが、前述した2の考え方の効率が悪い理由です。
2の考え方だと、Twitterユーザー4500万人以外にもツイッターアカウントをアピールしており、効率が悪いです。加えて、ツイッターを開いていないときにアカウントのことをお知らせされても、Twitterを眺める頃にはアカウントの存在を忘れてしまっています。
また、ツイート内容の改善や、ハッシュタグの活用によってフォロワー増加を目指す方も多く見受けられますが、これも非常に難しいです。
ツイッターで有名なシャープさんやタニタさんのアカウントは、ツイートの内容が大きな反響を呼び、フォロワーが増えているように見えます。彼らようなツイートを日々できれば、フォロワーが増えるきっかけとなり得るかもしれません。しかし、実際の現場を見ていただければ明らかに、これはタレントが必要であり誰もができることではありません。
また、このような”人”に依存したアカウントは、運用者の病気や退職によってアカウント運用が滞るなど、リスクが大きすぎると思います。
そのため、企業は再現性のあるツイッター運用効果最大化を目指すべきだと思います。
ここまで想定以上に長くなってしまったので、
再現性のある運用効果最大化とはなにか?ということについては「後編」で語りたいと思います。