【バルセロナ生活ラスト7日間】今ここにいることに感謝する

今日を含めバルセロナ生活も残り7日間となりました。ロックダウン期間中2か月間日本に戻ったものの8か月間生活をしたバルセロナ。

34歳で学生に戻ることを決め、大好きだった場所と仕事を離れ新しいチャレンジに踏み切ったあこがれの街。

多様性にあふれる国際的なこの街でいろんな国から来た友人と出会いました。

一緒にプロジェクトを進めるうえで、文化や性格の違いから同じラインに立つからこそ悩んだ人間関係もありましたが、結果的に素晴らしい結果を残すことができ、多くのことを学びました。

トラブルもありましたが、その度に助けてくれる人々がいて乗り越えられたこと、今この街を離れることをさみしく思えることのありがたさを噛み締めています。

最後のバルセロナ生活を楽しむ

7月は電車でクラスメイトたちとSant Pol de Marというビーチに行ったり、Costa Bravaの海岸沿いをバイクの後ろに乗せてもらい巡ったり、Sitgesという近くの海街に旅行をしたりカタルーニャ州の自然を満喫していました。

街を歩くときにはマスクの着用が必須ですがビーチでは着けずに過ごすことができます。地中海の海は広く穏やかで温かく太陽に照らされ輝いていて心を明るくしてくれます。

とにかく心からの笑顔で純粋に楽しめる時間の大切さ。

夜は浴衣を着てお散歩しました。

バルセロナ、そしてこれからは

バルセロナへ来たことで、コロナで一旦先送りしようと考えていた、ヨーロッパで人材紹介をするという希望が叶いました。

8月からドイツのデュッセルドルフに移住します。

人生とは不思議なもので新卒から東京で1年間、タイで4年間お仕事をさせていただいた会社のドイツ拠点に就職することになりました。本当に自分でもまさかなのですが、スペインの後は行ったこともなかったドイツ、しかも自分を育ててくれた会社のグループ会社へ入社させていただきます。

思い返してみると、

離婚していなかったらタイを離れていなかっただろうし、大好きだった前職の上司が退職をしていなかったら会社を辞めようと思っていなかっただろうし、そのタイミングで当時好きだった彼（しかも彼はドイツ人）が「一旦日本に帰ったらヨーロッパで仕事をするという選択はしないと思うよ」とヨーロッパでの進学を提案してくれなかったら希望は希望のままだっただろうし、バルセロナに来てバルセロナで仕事を見つけるのは難しいと実感してなかったら現実を知らず夢を語って終わっていただろうと思います。

人生というのは導かれるように縁や運命でつながっていて、精一杯の現在をできる限り最大の自分で生きていると自然と過去の自分や過去の自分とつながっていた縁が未来のベストな道へと連れて行ってくれるのかなぁと感じています。

ここ最近考えていること

最近自分で命を絶つ悲しいニュースが続いていて、日本から離れたところに住んでいる私も日々ぼーっと、生きていくことについて考える場面や自分の人生を振り返る場面があります。

私は車も自転車も乗れないし、海に行っても足がつかないくらい深いところには行こうとも思わないくらい怖がりで自分で命を絶つなんて考えもできないけど、28歳と33歳の時に（特に28歳の時）に毎日眠れず起きることがつらくてポジティブなふりして笑顔が引きつってて本当の自分がどこにあるかわからないくらい悩んで落とし穴に落ちて何も見えなくなったような気持になったことがありました。

夢を持ち、夢を叶えるために努力を惜しまず生きてきた人が自分を消したくなるなんて本当に悲しいこと。理由はだれにもわからないし、推測したり、知らなくてもいいことです。生きているといろんな人とつながり、時間や思いを共有しますが、それぞれの人生はそれぞれのひとが与えられているもので、だれかが意見や口出しをできることではないと思います。価値観や文化や考え方の違いは当然あっても、自分と他を切り離したり取捨選択しながら折り合いをつけていくしかありません。

私が人生の暗い落とし穴に落ちたときに、もう自分ややりたいことしかやらないと決めました。

期待だとか責任だとか周りの目だとかそういうことは自分が思っているよりも案外大事じゃない。責任感が強く期待に応えたく、完璧を厳しく求める性格の自分なら頑張らなくても、身体を壊してまで無理しなくても結果はついてくると信じます。

今は特にいろんな情報やひとに見せる自分と自分の中の自分とのバランスをとるのが難しいですが、とにかく心が傾き、自分がやりたいことをやりたいように精一杯やれば運命が味方してくれます。

好きなことをして時間を生きましょう。